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ようやくMTGに復帰できた雑魚プレイヤーの翻訳中心ブログです。

CFBから、プラチナプロとして生活するための試算と提案を翻訳してみた。

   

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プロツアー中に行われたあの発表でマジック界は騒然。
管理人にとっても通算2番目と思われるショッキングな出来事となってしまいました。
(1番目はCaw-Bladeの氾濫です・・・その真っただ中でMTGの世界に足を踏み入れましたから。)

さて、おなじみChannel Fireballに新しく記事が投稿されました。
プロプレイヤーとして生活するとはどういう事か、生活費から数値計算をしています。
若干意訳や省略もしているので、原文もどうぞ。
「プラチナ・プレイヤーへの参加褒賞こそがプロプレイヤーを実現している」
Platinum Appearance Fees Make Pro Magic a Reality by Pascal Maynard

(翻訳開始)

★参加褒賞はプロにとって重大である

プロツアー「イニストラードを覆う影」開催中の日曜日の朝、来年度のプレミア・プレイの変更の一つが大きな反響を起こした。

これまでの数年間、プラチナ・プロはプロツアーに参加することで3,000ドルの参加褒賞(4つのプロツアーで12,000ドルだ)を獲得していた。間違いなく彼らが一年間大会に出続ける旅費を捻出できる収入だった。

ウィザーズはこれを24人の招待プレイヤーが総額500,000ドルの賞金をかけて戦う世界選手権に回そうとした。

ウィザーズは変更の理由こう説明した:「これらの変更は、プロ・プレイヤーズ・クラブの目的について多くの議論を重ねた結果にもとづくものであり、決して簡単に下した判断ではありません。「プラチナ」レベルへの参加褒賞の授与は、「マジックのプロ・プレイヤー」というライフスタイルを維持する手助けを目的に行ってきました。しかし綿密に評価を行ったところ、私たちはこのプログラムがその目的を果たせていないと判断し、参加褒賞の減額に踏み切りました。」

変更はいったん取り下げられたが、もし彼らが「今のプラチナレベルが綿密な評価の結果その目的を果たしていない」と考えているのなら、おそらく今回の変更が正しくないとしても、その考えは変わっていないだろう。

しかし、プラチナ・プロへの参加褒賞こそが「マジックのプロ・プレイヤー」を実現させている。

★なぜ世界選手権へ賞金を移すことが不利益なのか

表面上は、発表された世界選手権での賞金では15位から24位で12,000ドルが獲得できるので、プロツアーごとに3,000ドルをもらって年間で獲得できる12,000ドルと変わらないから問題ではないと思うかもしれない。

しかし、プラチナ・プロの全員が世界選手権に招待されるわけではない。2014-2015のシーズン終了時点では38人のプラチナ・プロが存在した・・・もし2017年で同じ人数のプラチナ・プロ到達者がいたとしたら、この時点でおよそ3分の1が世界選手権への参加資格を失い、彼らの収入になるはずだった計150,000ドルが失われる。

プラチナ・プロが増えすぎるのも問題となるため、そこへ到達する条件もまた厳しくなっていった。私がこの記事を書いている時点で、既に19人のプレイヤーがこの最高のレベルを確定させており、まだ年間の4分の1(訳注:3か月)も残っている。最終的におそらく28人くらいになるだろう。

非信頼性。それが問題なのだ。例えば4人のプレイヤーがプラチナ・プロを目指しているとする。彼らは世界中を飛び回り、何千ドルも消費している・・・なぜなら最低でも12,000ドルは稼ぐことが出来ると分かっているからだ。だけどもし、世界選手権の出場資格を得られなかったとしたら?

年間12,000ドルがどれほどの影響力を持つか見てみよう。

★プロプレイヤーの収入とは

仮にとあるプロプレイヤーがいて、マジックに関連しない収入が一切無いとしよう。これは全員ではないし、一部のプロはフルタイムの仕事を持っている。しかし分かりやすい例えということで見て欲しい。

グランプリとプロツアーでの年間賞金を算出するため、少なくとも3年間プラチナの地位を確保し続けた3人のプラチナプロ(Owen Turtenwald, Reid Duke, 渡邉裕也)と1度しか到達していない3人(Josh McClain, Jason Chung, and Ari Lax)をサンプルとして選んだ。彼らの成果を足して6で割り、平均を出した。グランプリでのトップ8未満の賞金はアクセスが限られているので推測とするので了承してほしい。

・グランプリ賞金 年間6,000ドル
・プロツアー賞金 年間13,000ドル
・ウェブサイトへのコンテンツ提供による収入 年間20,000ドル
・スポンサー収入 年間5,000ドル

コンテンツを発信することはプロプレイヤーの生活のカギになる。普通のオフィスや店員として働くより時間を消費せずに、トーナメントの移動や準備に時間を使える。

20,000ドルは私がウェブサイトへの投稿の頻度や報酬を聞き取って作成した完全な推定になる。しかしながらプラチナ・プロの平均を十分表していると思う。

5,000ドルはウェブサイトによって出場するだけで報酬が入る場合もあれば結果で順位が変動する場合もあるのでやはり推定になる。実際の平均と合っているか確証はないが、ベストは尽くした。

合計:年間44,000ドル

★プロプレイヤーの支出とは

仮にプロプレイヤーが最もシンプルな生活を送っているとする。子供がいない、車も無い、それ以外の特別な支出も無い。

私も全員が普段どれほどの金額を使っているのか把握できないので、私自身の昨年の支出を使ってみる。(私自身あちこちのグランプリに参加したので参考になると思う。)

・飛行機、ホテル、タクシー代 年間5,000ドル
・住宅費、インターネット代、電話代 年間2,000ドル
・移動中の食費 年間1,500ドル
・大会参加費 年間1,000ドル(13個のグランプリに出た場合)

私の飛行機代はアメリカに比べると高いが、アジアのプロプレイヤーを考慮に入れると間違っていないと思う。住宅費等は地域によって異なるが低い方だ。主要な街に住んでいるプラチナ・プロなら年間4,000~5,000ドルになる可能性もある。

合計:年間9,500ドル

★マジックのプロで生活できるの?

これで合計34,500ドル(翻訳時点で約367万円)を税金、衣服、家具、食料、カード、その他あらゆる生活必需品に回すことになる。決して多くは無い。

生活できなくはない。私は個人的に1年半ほどゴールド・レベルだった時期があるが、マジックのプレイとそれに関連する仕事(Channel FireballとDecked Drafterへの記事提供)で生活していた。しかし妻と子供を養い、自宅を維持していくいくことは出来なかっただろう。だからプラチナ・プロに与えられる大会参加褒賞金を目指す必要が生まれる。30,000ドルはマクドナルドで働いたら得られる給料、40,000ドルは教師の初任給だ。

ウィザーズは単純な12,000ドルだけではマジックのプレイヤーから「本当のプロプレイヤー」を生み出すことが出来ないと考えているだろう、しかし現実にはプラチナ・プロがその生活を維持するにはちょうど必要な金額なのだ・・・つまり「趣味」の領域から「全生活を捧げるもの」に変えるラインに達しているわけだ。12,000ドルは多くないと思えるが、家とオムツを買える金額を貯めるには十分なのだ。

それぞれの国の税金や生活費が分からないので、全員がそれぞれの国で厳密にマジックだけで生活するかを測定することは出来ないが、イメージは掴めたと思う。

★世界選手権への提言

世界選手権にはプラチナ・プロ全員、そしてプラチナ・プロだけを招待し、15位から最下位でも最低12,000ドルは貰えるようにすると良い。

このやり方には欠陥もある。もし不規則な人数の該当者がいたら?ウィザーズの予算にもよるがもし30人の招待選手が出たら採算が合わなくなるかもしれない。だが予想より少ない人数になることも考えられるから、年を重ねていけば安定してくるはずだ。

もしウィザーズがこれ以上プロ・プレイヤーに投資したくないというのであれば、これが一番適した賞金の渡し方だと思うし、欠陥(大きな影響はないが)についても良い解決策を見つけてられるはずだ。

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