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【翻訳】黒緑昂揚&エムラコントロールガイド(サイドプラン付き)

   

BannerLilianaThelastHope

プロツアーはバント以外が大きく改善され、現出、昂揚のほか、優勝が白黒コントロールと新しいデッキ尽くしで、ここ最近の閉塞感が一気に吹き飛びましたね。
TCG Playerから、貴重なサイドボーディングの解説が付いた、黒緑昂揚のデッキテクを紹介。

若干省略や意訳もしています。原文はこちら↓
B/G Delirium Guide by Craig Wescoe

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(翻訳)

今週は、黒緑昂揚の解説をしよう。数名のチームメイトと私がプロツアーでプレイするデッキだ。

★緑黒昂揚
(Christopher Fennel プロツアー「異界月」スタンダード7勝3敗)

クリーチャー16
1:《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
4:《残忍な剥ぎ取り/Grim Flayer》
1:《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》
2:《精神壊しの悪魔/Mindwrack Demon》
4:《森の代言者/Sylvan Advocate》
3:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
1:《森林の怒声吠え/Woodland Bellower》
呪文21
3:《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
1:《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》
4:《闇の掌握/Grasp of Darkness》
2:《殺害/Murder》
4:《ニッサの誓い/Oath of Nissa》
2:《破滅の道/Ruinous Path》
4:《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》
1:《究極の価格/Ultimate Price》
土地23
4:《進化する未開地/Evolving Wilds》
5:《森/Forest》
4:《風切る泥沼/Hissing Quagmire》
4:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
6:《沼/Swamp》
サイドボード15
1:《強迫/Duress》
1:《光り葉の選別者/Gilt-Leaf Winnower》
1:《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》
2:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
4:《衰滅/Languish》
1:《破滅の道/Ruinous Path》
3:《精神背信/Transgress the Mind》

このデッキは対戦相手にプレッシャーを与えながら昂揚を達成していくことを前提としている。昂揚が達成されたら、幾つかのカードが一気に強化される。《ウルヴェンワルド横断》は《エラダムリーの呼び声》になる。《残忍な剥ぎ取り》はサイズが2倍になる。《墓後家蜘蛛、イシュカナ》は子供を産む、そして《約束された終末、エムラクール》が近づく。

「異界月」が公開されるまで、黒緑昂揚は達成するためのカードも達成後のリターンをもたらすカードも良いものが無かった。しかし新しいセットで変わったんだ。《残忍な剥ぎ取り》は昂揚を達成しつつ達成後も活躍する2マナ域だ。こいつの攻撃を通していくのが序盤のゲームプランで、軽い除去を大量に入れている理由だ。《最後の望み、リリアナ》も戦闘を突破するための手段になる。
CardLilianaLastHopeJ

リリアナは2ターン目《残忍な剥ぎ取り》の後に唱える一番のカードだ。ブロッカーを小さくすることでブロックが意味をなさなくなる。-2/-1効果は対戦相手のターンも残るから、返しの攻撃からもほとんど安全で、また繰り返し能力を使うことが出来る。もし対戦相手がさらにブロッカーを出したら、除去を使えばいい。

《精神壊しの悪魔》も昂揚を助けるカードだ。《残忍な剥ぎ取り》が1枚で昂揚を達成しつつ昂揚後に覚醒するように、僅か4マナで墓地に4枚カードを送る4/5飛行はコストが軽すぎるカードだ。この悪魔のボディは《衰滅》や《闇の掌握》すら耐えて、飛行で《呪文捕らえ》や《大天使アヴァシン》、エムラクール以外の全ての飛行クリーチャーをブロックする。もちろん攻撃したらデカい打点だ。

《不屈の追跡者》はマナカーブを整えつつ除去から建て直し、カードアドバンテージで相手を抜ける脅威だ。《森林の怒声吠え》はゲーム後半で同じ役割を務める。バントカンパニーや他のミッドレンジに対して《ウルヴェンワルド横断》で引っ張るだけの価値がある。4/5の《森の代言者》をターン6に見つけるのは《衰滅》を使うデッキに対してお気に入りの動きだ、どちらも《衰滅》を耐えてくれるからね。

《墓後家蜘蛛、イシュカナ》も《ウルヴェンワルド横断》でチューターする縦横な選択肢だ、特にクリーチャーやフライヤーが大量に並ぶデッキ相手に。実際に能力を起動することは滅多に無いが、7マナで4点のライフを失わせる選択肢はたまに考えられる。

CardPromisedEndJ

ゲーム終盤のフィニッシャーはエムラクールだ。クリーチャーが十分入っているから、エムラクールを唱えた後相手の盤面を壊滅させることが可能だ。相手のクリーチャーを自分のクリーチャーにアタックさせ、除去を相手自身のクリーチャーに撃たせ、プレインズウォーカーにこちらが有利になるような選択をさせ、ライブラリーからサーチするカードを全部何も見つからなかったことにする。エムラクールを食らった後のドローステップは、マジック史上最も恐ろしいドローだろう。

《残忍な剥ぎ取り》と《森の代言者》はゲーム全体で相手にプレッシャーをかけ続けるタッグチームだ。それぞれが条件を満たせば2マナでパワー4の脅威になり、序盤は《灰色熊》として仕事をしてくれる。アグロデッキに対してもすぐに流れを変えてくれるよ。

除去はメタゲームに合わせて慎重に選択した。《闇の掌握》はどんな序盤のクリーチャーにも強く《大天使アヴァシン》、《ゲトの裏切り者、カリタス》、《呪文捕らえ》そのた幅広い脅威に対処してくれる。たった2マナのカードでもあるから、もちろん4枚フル投入だ。それ以外はマッチアップに合わせた異なる回答を散らした。《破滅の道》は3マナソーサリーと微妙だがバントカンパニーに対して使う他、緑白トークンに対してはデッキ内で最も強力な《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》を処理できる唯一の除去だから一番欲しいカードになる。

《殺害》は《破滅の道》と反対で、バントカンパニーに対しては《呪文捕らえ》だろうが4/5の《森の代言者》だろうがインスタントスピードで殺す最強の除去だが、緑白トークンに対しては《闇の掌握》や《究極の価格》が1マナ軽くて同じことが出来るしプレインズウォーカーも殺せないから最悪の除去だ。マッチアップに応じてサイドボードでこれらの除去を調整する。手札破壊はメインデッキで1枚もプレイしていないが、マッチアップによっては除去を抜いて相手が脅威を叩き付ける前に排除するために手札破壊をサイドインする。

CardTraverseJ

このデッキのエンジンは《ニッサの誓い》と《ウルヴェンワルド横断》だ。どちらも引きをスムーズにして序盤に必要な土地を確保し、後半にはクリーチャーを持ってくる。まるで《思案》や《吸血の教示者》をプレイしているようだ。《ウルヴェンワルド横断》でクリーチャーをサーチし《最後の望み、リリアナ》で回収することで、このデッキはどんなクリーチャーでも安定して複数回使うことが出来る。これがシルバーバレットの効果を大きく引き上げることになる。

★サイドボードガイド

対白単人間
OUT
1約束された終末、エムラクール
1森林の怒声吠え
1灯の再覚醒、オブ=ニクシリス
2残忍な剥ぎ取り
3伏ルの追跡者
IN
4衰滅
1死の重み
1光り葉の選別者
1ゲトの裏切り者、カリタス

このマッチアップは《衰滅》を解決することが全てだ。無くても勝つことはあるが、《衰滅》が解決したら一気に目の前が開けて来る。《墓後家蜘蛛、イシュカナ》は2番目に良いカードだ。大群のクリーチャーや《グリフの加護》から守ってくれる。それらの2つのボム以外は、ただ可能な限り効率よくブロックし、除去して後半の強いカードでゲームを勝てるようにライフを維持するだけだ。

対バントカンパニー
OUT
1灯の再覚醒、オブ=ニクシリス
2破滅の道
1ニッサの誓い
1ウルヴェンワルド横断
2最後の望み、リリアナ(後手の時)
2残忍な剥ぎ取り(後手の時)
IN
1墓後家蜘蛛、イシュカナ
3精神背信
1光り葉の選別者
4衰滅(後手の時)

先手なら、《残忍な剥ぎ取り》を狙いたい。ターン2《残忍な剥ぎ取り》から《最後の望み、リリアナ》という流れが決まればバントカンパニーが挽回するのは困難だ。後手ならちょっとややこしくなる。《最後の望み、リリアナ》が《呪文捕らえ》で追放されても、除去を残しておけば問題無い。我々は先手の時は攻撃的なテンポデッキとして動き、後手ではコントロールデッキとして動く。《残忍な剥ぎ取り》のプランは後手だと攻撃する前に《反射魔導士》の的になるから上手く行かない、だから代わりに《衰滅》ルートを狙っていく。

対白緑トークン
OUT
1灯の再覚醒、オブ=ニクシリス
1究極の価格
1森林の怒声吠え
1闇の掌握
1ニッサの誓い
1最後の望み、リリアナ
1ウルヴェンワルド横断
1殺害
IN
1破滅の道
1墓後家蜘蛛、イシュカナ
1棲み家の防御者
2精神背信
1強迫
2ゲトの裏切り者、カリタス

《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》が最強のカードだ。あらゆる手段を使ってあのプレインズウォーカーを排除せよ。そのカードを除けば、マッチアップはこちらの遊離だ。リリアナはニッサの植物トークンや《搭載歩行機械》の飛行機械トークンを毎ターン潰してくれる。こちらの2マナ域と《精神壊しの悪魔》がプレインズウォーカーを狙ってくれる。《精神壊しの悪魔》と《残忍な剥ぎ取り》がトランプルを持っているおかげでチャンプブロックされることも無い。サイド後は能動的に相手の脅威を取り除くため手札破壊を入れている。

対白黒天使
OUT
2闇の掌握
2最後の望み、リリアナ
1ウルヴェンワルド横断
1ニッサの誓い
IN
3精神背信
1棲み家の防御者
1光り葉の選別者
1灯の再覚醒、オブ=ニクシリス

このマッチアップはただカードを引き相手のクリーチャーを全て潰す消耗戦だ。そして同じことを相手もやって来る。こちらは有効な手札破壊と相手の大型クリーチャーを殺す手段で優れている。《最後の望み、リリアナ》は悪くないが-2/-1を活用するには相手のサイズが大きすぎる。

対ゴーグルバーン
OUT
2殺害
1究極の価格
4闇の掌握
IN
3精神背信
1強迫
1棲み家の防御者
1墓後家蜘蛛、イシュカナ

このデッキリストの大半は《ゴブリンの闇住まい》と《騒乱の歓楽者》しかクリーチャーを使わないから、継続して削っていきたい。破滅の道はクリーチャーすべてと《炎呼び、チャンドラ》を殺せるので残しておきたいが、それ以外のほとんどの除去は抜くことが出来る。代わりに《紅蓮術師のゴーグル》やデッキの他のカードを潰せる手札破壊を入れたい。

対コントロール
OUT
1究極の価格
3闇の掌握
1ニッサの誓い
1精神壊しの悪魔
1ウルヴェンワルド横断
IN
3精神背信
1強迫
1棲み家の防御者
1破滅の道
1光り葉の選別者

エスパー、スゥルタイ、それ以外のコントロールには、除去を削って手札破壊を入れる。《棲み家の防御者》は《ウルヴェンワルド横断》で探して《最後の望み、リリアナ》で使い回す、どんな状況にも対応できるカードだ。

対赤緑ランプ
OUI
1墓後家蜘蛛、イシュカナ
2最後の望み、リリアナ
4闇の掌握
1究極の価格
IN
2ゲトの裏切り者、カリタス
3精神背信
1棲み家の防御者
1強迫
1破滅の道

このマッチアップは、単純に何の役にも立たない酷いカードをサイドアウトしたい。幸運にも代わりの強力なカードはある。もしこのデッキ(それから次のデッキ)を徹底的日咲く死体なら、《知恵の拝借》か《無限の抹消》のどちらかを入れよう。ただし《精神背信》のほうがより汎用性に優れる選択肢だ。

対ドレッジ
OUT
1究極の価格
2精神壊しの悪魔
1墓後家蜘蛛、イシュカナ
1森林の怒声吠え
1闇の掌握
1森
IN
3精神背信
2ゲトの裏切り者、カリタス
1棲み家の防御者
1破滅の道

このデッキは伸びてきている。《ゲトの裏切り者、カリタス》がこの相手には効果的だ。とにかく最速でカリタスを5/6まで育てて《コジレックの帰還》フラッシュバックの範囲から逃がしてあげたら、相手のクリーチャーが追放されてゾンビになるのを眺めていよう。《精神背信》もこのマッチアップに良い。

対黒緑昂揚
OUT
4闇の掌握
1精神壊しの悪魔
1ニッサの誓い
1ウルヴェンワルド横断
1残忍な剥ぎ取り(後手)
IN
1光り葉の選別者
1破滅の道
3精神背信
1強迫
1棲み家の防御者
1墓後家蜘蛛、イシュカナ(後手)

この形を使っているかよりコントロール寄りな形を使っているかに関係なく、手札破壊と終盤用にボードアドバンテージとカードアドバンテージを得られるクリーチャーが欲しい。相手が《残忍な剥ぎ取り》を使っているなら《闇の掌握》を残したくなるかもしれない。そうでなければ切ろう。

対白青スピリット
OUT
2破滅の道
1灯の再覚醒、オブ=ニクシリス
1森林の怒声吠え
2不屈の追跡者
1究極の価格
1ウルヴェンワルド横断
1ニッサの誓い
IN
4衰滅
1墓後家蜘蛛、イシュカナ
1死の重み
3精神背信

このマッチアップは後手だとトリッキーになるが、それでも《衰滅》を解決できるかどうかが焦点だ。《呪文捕らえ》に突っ込んでも、それに対処するプランを頭に入れておこう。《精神背信》は《呪文捕らえ》を抜き取れるが《意志の激突》や《否認》は対処できない。《強迫》は《意思の激突》や《否認》を潰すが《呪文捕らえ》は無理だ。どちらも《オジュタイの命令》は手札から取り除ける。もし《否認》と《意志の激突》を見たら、《強迫》もサイドインしよう。そうでなければ少なくとも《呪文捕らえ》を落とせる《精神背信》だけを入れよう。こうすれば《衰滅》を解決する道が開けてくる。

最後に《平地》が入ってないデッキを登録したプロツアーがいつだったか思い出せない、しかし私は自分たちのプレイテストの中で一番良かったデッキを使うと誓っていて、このデッキが我々にとって一番良い仕上がりだった。

(翻訳終了)

Craig Wescoeは無類の白好きとしてメインデッキのマリガンでメタられるぐらい知られています。

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