Gathered!

ようやくMTGに復帰できた雑魚プレイヤーの翻訳中心ブログです。

【翻訳】SCGコロンバスの結果から分かった異界月スタンダード(後編)

   

BannerLilianaThelastHope

前編はこちら。あくまで大会1回の結果だけの推測なので、今後いくらでもメタは変わる事はご注意ください。

元記事はMTG Goldfishからです。
Eldritch Moon Week 1: What We Learned by Saffron Olive

スポンサーリンク




(翻訳)

★リリアナは異界月で最も過小評価されたカードだった

CardLilianaLastHopeJ

《最後の望み、リリアナ》を巡る話はギセラと正反対だった。彼女が公開された時、反響は悪くがっかりしているものだったが、実際にふたを開けてみると《最後の望み、リリアナ》はあちこちで使われていた。彼女は墓地を肥やす力に優れ、少なくとも3マナの《グレイブディガー》であることから特別な昂揚デッキでプレイされているようだが、もっと驚くべきことに彼女は墓地に特化したデッキ以外でも白黒天使コントロールやAli Aintraziのスゥルタイコントロールでも使われている。

スゥルタイコントロール

(SCGコロンバス2位)
クリーチャー14枚
2:《棲み家の防御者/Den Protector》
4:《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy》
4:《森の代言者/Sylvan Advocate》
1:《巨森の予見者、ニッサ/Nissa, Vastwood Seer》
1:《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》
1:《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》
1:《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》

呪文20枚
2:《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》
1:《闇の掌握/Grasp of Darkness》
1:《究極の価格/Ultimate Price》
2:《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
1:《殺害/Murder》
2:《ジェイスの誓い/Oath of Jace》
1:《リリアナの誓い/Oath of Liliana》
2:《破滅の道/Ruinous Path》
2:《面晶体の記録庫/Hedron Archive》
4:《衰滅/Languish》
1:《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited》
1:《研究室の捜索/Scour the Laboratory》

土地26枚
3:《詰まった河口/Choked Estuary》
4:《進化する未開地/Evolving Wilds》
3:《森/Forest》
4:《風切る泥沼/Hissing Quagmire》
2:《島/Island》
2:《伐採地の滝/Lumbering Falls》
4:《窪み渓谷/Sunken Hollow》
4:《沼/Swamp》

サイドボード15枚
2:《死の重み/Dead Weight》
2:《ラムホルトの平和主義者/Lambholt Pacifist》
1:《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
1:《苦い真理/Painful Truths》
2:《知恵の拝借/Pick the Brain》
2:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
3:《即時却下/Summary Dismissal》
1:《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》
1:《龍王シルムガル/Dragonlord Silumgar》

基本的にコントロールであり墓地を利用したシナジーを持ち、黒が入っているデッキであれば、少なくとも2枚は《最後の望み、リリアナ》を採用しており、特化した昂揚デッキでは4枚積まれていた。なので、リリアナは当初見られていたよりもずっと強力で、今後のスタンダードで大きな存在になって行くようだ。皮肉にも、バントデッキに支配されたスタンダードにおいて高く評価されていた《実地研究者、タミヨウ》はほとんど出てこなかった(サイドボードに少数入っているくらいだ)。

★異界月の部族デッキ

異界月のリリースに当たり最も注目された疑問の一つは「イニストラードの部族は戦えるようになったのか?」だ。スポイラーの中で吸血鬼、ゾンビ、スピリットは強力な新しいカードを手に入れたが、デッキとしてトップメタに食い込むのに十分だったのだろうか?

CardSpellQuellerJ

まずは良いニュースから始めよう。スピリットはこれまでの結果からTier1に入る可能性があるようだ。前述のように、最初の週で2位の使用率はこのアーキタイプの強さを示すサインだ。問題は一番良いスピリットデッキはどのようなものかだ。私が最初に試みたのはテンポ路線で、2マナの瞬速クリーチャーをカウンターでバックアップするプランだったが、一番成功したスピリットの構築はJeff Hooglandの、《大天使アヴァシン》を4枚、メインデッキに2枚の《次元の激高》を《無私の霊魂》とのコンボで《疫病風》にするというものだ。残念ながらJeffはTop8にならず「バントだけの3か月を楽しんでくれよ」と言う感じのツイートをしたらしく、自らのデッキの強さを信じていないみたいだ。それを込みで考えても、スタンダードには強力なスピリットデッキが存在し、現出と同じように正確な構築は未だ発見されていないのだ。嬉しい事にスピリットはフェアリーに似たところのあるデッキで、プロのチームがプロツアー「異界月」に持ち込みたがるタイプのデッキだから、より調整された基準となるスピリットデッキがあと数週間もしたら見られるはずだ。

CardThaliasLieutenantJ

一方で、残りの部族は残念な週末をすごしたようだ。白赤人間は今だデッキとして存在するが、「イニストラードを覆う影」の時の20%から6%まで落ち込んでしまった。ただしこれは環境の全体像を正確に示すものではない、なぜなら数人のプレイヤーはSCGコロンバスで成功しているし、低マナ域に寄せることがバントカンパニーに勝つための最善の手段の一つであるという議論もあるため、これは一時的な低下にすぎず、この夏の間白赤人間がトップメタに近い位置に残る可能性は高い

CardulrichJ

狼男は何もしなかったが、よっぽど楽観的なファンを除いて誰もトーナメントに狼男が出て来るなんて考えもしていなかったので、これは驚く事でも何でもない。もしこの「二つのイニストラードブロック」から学ぶことがあったとすれば、変身するメカニズム、少なくとも狼男型(唱えた呪文の数を参照する)は、一部の《高原の狩りの達人》のようなパワーカードを除いてトーナメントで使う価値は全くないということだ。

CardStromkirkCondemnedJ

最も残念だったのは吸血鬼とゾンビで、SCGコロンバスの二日目には1つも登場しなかった。これは次の二つのうちどちらかを意味すると考えられる:トーナメントで誰もプレイしていなかった、あるいは単純にバントカンパニーやスピリットその他強力なデッキの数々に対抗する力が無かった。誰かが正しいデッキを見つけて部族デッキがスタンダードに出て来る希望はあるが、私は無理だと言う恐れがある。しかし、吸血鬼とゾンビデッキが日本の週末で成功をしており、それが今週のInstant Deck Teck(MTG Goldfishの簡易デッキ解説動画)で紹介される予定だ。もし楽しい部族デッキを求めてるなら、目を離さないでくれよ!

★面白かったデッキトップ3

ベスト64のうち29がバント(45%)で、10がスピリット(15%)、残りが既存のデッキ中心のメタで、今回のコロンバスでは新しいデッキやエキサイティングな動きが欠けたように見えるかもしれないが、嬉しい事にそうではない。いくつかのクールで、ユニークな新しいデッキが登場している。これが私のお気に入りだ!

★緑黒昂揚

CardGrimFlayerJ

(20位 Todd Stevens)
クリーチャー20枚
3:《節くれ木のドライアド/Gnarlwood Dryad》
3:《棲み家の防御者/Den Protector》
4:《残忍な剥ぎ取り/Grim Flayer》
3:《森の代言者/Sylvan Advocate》
4:《死霧の猛禽/Deathmist Raptor》
2:《精神壊しの悪魔/Mindwrack Demon》
1:《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》

呪文16枚
4:《死の重み/Dead Weight》
4:《闇の掌握/Grasp of Darkness》
4:《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
4:《破滅の道/Ruinous Path》

土地24枚
2:《進化する未開地/Evolving Wilds》
6:《森/Forest》
4:《風切る泥沼/Hissing Quagmire》
4:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
8:《沼/Swamp》

サイドボード15枚
3:《空への斉射/Aerial Volley》
2:《強迫/Duress》
1:《棲み家の防御者/Den Protector》
4:《精神背信/Transgress the Mind》
2:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》
1:《衰滅/Languish》
2:《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》

★青赤現出

CardElderDeepFiend

(64位 Levi Gaines)
クリーチャー23枚
4:《ヴリンの神童、ジェイス/Jace, Vryn's Prodigy》
4:《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner》
4:《作り変えるもの/Matter Reshaper》
2:《巡礼者の目/Pilgrim's Eye》
3:《現実を砕くもの/Reality Smasher》
2:《不憫なグリフ/Wretched Gryff》
4:《老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend》

呪文12枚
4:《次元の歪曲/Spatial Contortion》
3:《苦しめる声/Tormenting Voice》
4:《コジレックの帰還/Kozilek's Return》
1:《タイタンの存在/Titan's Presence》

土地25枚
2:《戦場の鍛冶場/Battlefield Forge》
6:《島/Island》
2:《山/Mountain》
4:《ウギンの聖域/Sanctum of Ugin》
4:《シヴの浅瀬/Shivan Reef》
4:《さまよう噴気孔/Wandering Fumarole》
3:《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》

サイドボード15枚
2:《意思の激突/Clash of Wills》
1:《払拭/Dispel》
3:《引き裂く流弾/Rending Volley》
2:《否認/Negate》
2:《焙り焼き/Roast》
3:《光輝の炎/Radiant Flames》
1:《タイタンの存在/Titan's Presence》
1:《即時却下/Summary Dismissal》

★バーン

CardIncendiaryFlowJ

(59位 Max McVety)
クリーチャー16枚
4:《傲慢な新生子/Insolent Neonate》
4:《ケラル砦の修道院長/Abbot of Keral Keep》
4:《熱錬金術師/Thermo-Alchemist》
4:《雷破の執政/Thunderbreak Regent》

呪文22枚
4:《焦熱の衝動/Fiery Impulse》
4:《龍詞の咆哮/Draconic Roar》
4:《焼夷流/Incendiary Flow》
4:《集団的抵抗/Collective Defiance》
2:《極上の炎技/Exquisite Firecraft》
4:《癇しゃく/Fiery Temper》

土地22枚
2:《ガイアー岬の療養所/Geier Reach Sanitarium》
20:《山/Mountain》

サイドボード15枚
1:《山/Mountain》
2:《引き裂く流弾/Rending Volley》
3:《カラデシュの火、チャンドラ/Chandra, Fire of Kaladesh》
2:《極上の炎技/Exquisite Firecraft》
4:《稲妻織り/Weaver of Lightning》
3:《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》

★最もプレイされた異界月のカード

以下のリストはトップ64の中で最もメインデッキに使われたカードだ。参考のために、カードの最大値は256枚(全てのデッキが4枚採用していた場合)になる。

《呪文捕らえ/Spell Queller》 127
《無私の霊魂/Selfless Spirit》 58
《霊廟の放浪者/Mausoleum Wanderer》 40
《異端聖戦士、サリア/Thalia, Heretic Cathar》 37
《ネベルガストの伝令/Nebelgast Herald》 31
《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》 18
《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher》 16
《老いたる深海鬼/Elder Deep-Fiend》 14
《邪悪の使者/Foul Emissary》 8
《焼夷流/Incendiary Flow》 8
《非実体化/Unsubstantiate》 7
《集団的抵抗/Collective Defiance》 7
《膨らんだ意識曲げ/Distended Mindbender》 6
《折れた刃、ギセラ/Gisela, the Broken Blade》 5
《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》 4
《残忍な剥ぎ取り/Grim Flayer》 4
《ハンウィアー守備隊/Hanweir Garrison》 4
《流電砲撃/Galvanic Bombardment》 4
《棚卸し/Take Inventory》 4
《熱錬金術師/Thermo-Alchemist》 4

・まず、《呪文捕らえ》が、ベスト64のうち50%のデッキで4枚投入された今回のイベントで一番の勝者だ。なぜここまで支配することができたのだろうか?スピリットデッキだけでなく、バントカンパニーでも4枚積みされていたからだろう。
・《無私の霊魂》は《呪文捕らえ》と同じデッキに入ったことで大差の2位になった。同様にバントカンパニーでも使われたケースがある。
上位にある残りのスピリットは、スピリットデッキで使われていた。スピリットデッキはどれも《霊廟の放浪者》、を4枚使っていたが、一部は《ネベルガストの伝令》を減らしていた。
・《異端聖戦士、サリア》は白赤人間だけでなく、バントカンパニーのうち半分のリストに採用され5位につけた。大半のデッキは2枚採用かゼロだった。
・バントカラーのデッキが黒の入ったデッキよりも多い環境で、《最後の望み、リリアナ》がプレインズウォーカーでは《実地研究者、タミヨウ》を破ったのは面白い。
・残念な結果に終わったのは《折れた刃、ギセラ》(5枚)と《残忍な剥ぎ取り》(4枚)だ。

★まとめ

いずれにせよ、今日はここまでだ。異界月がリリースされてから最初の週末はどうだったかな?吸血鬼とゾンビに望みはあるのか、もはや夢は終わったのか?プロツアーが環境に変化をもたらすのか、それともバントカンパニーが残りの2か月を支配して終わるのか?使用率で予想外なところはあったかな?君はこれからのゲームデーやFNMでどのデッキを使う?ぜひコメントを残してくれ!

(翻訳終了)

なお管理人が発売前に出した異界月に対する評価予測見事に的外れだった模様

関連

 - スタンダード , , , , ,