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ようやくMTGに復帰できた雑魚プレイヤーの翻訳中心ブログです。

初心者向けにドラフトの基本をまとめた公式解説を翻訳してみた

      2016/07/19

Thali's Lieutenant

原文は「イニストラードを覆う影」発売の少し前のものですが、ドラフトの紹介と本当に基本的な内容を分かりやすく解説した記事を翻訳します。管理人もドラフトはルールが分かるだけで金銭的な不安から積極的に参加した経験はなく、どんなバランスでデッキを組むべきかすら迷うレベルです。なのでこれを読んだ時に、いつか翻訳していつでも読み返せるようにしておきたいと一目惚れしました。
ドラフトの流れだけでなく、最低限意識して取るべきカード、デッキに入れるカードの比率、マナカーブまではっきりと提示してまとめた原文は、一生使える永久保存版だと思います。

※注意
特定の環境やエキスパンションの考察ではなく、ドラフト自体の紹介と一般論の話になっています。
あと情報量を抑えるためギリギリまで削って要約にしています。
原文はこちら↓
How to Booster Draft

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(翻訳)

プレリリースに行ったことがあるなら、シールドをプレイした事はあるはずです。シールドではその場で6つのパックを開封して、出てきたカードに基本地形を加えてマジックのデッキを組みます。そして同じようにしてデッキを組んだ相手と戦っていきます。
シールドはリミテッド(目の前のパックから出て来る「限られた」カードで遊ぶマジック)の一種です。リミテッドではパックを開けて、デッキを組み、ゲームを楽しむというマジックの魅力を一度に体験することが出来ます。
しかしリミテッドを本当に楽しむなら、やはりドラフトをやりましょう。ここでは、ドラフトのやり方と基本的なアドバイスをしていこうと思います。

ドラフトとは?

ドラフトでは、最初から6つのパックを開けるのではなく、おおよそ6人から8人で集まり、みんなで回しながらカードを1枚ずつ選んで手に入れます。それぞれのパックから1枚ずつ好きなカードを選ぶので、あなたはシールドよりも自分が手にするカードをある程度操作することが出来て、より面白いゲームになります。

ドラフトは生涯をかけてマジックを続ける多くのプレイヤーが最後にたどり着く場所です。自分が組みたい構築デッキを全部組んだ後、仕事や育児で忙しくてあまり参加できないとき、そんな時にデッキ無しで参加できるドラフトはよく利用されます。

ドラフトは癖になるとどんなゲームよりも面白いし何年たっても飽きません。さっそく、実際にドラフトをどうやるか見ていきましょう。

ドラフトをやってみよう!

記事の中でどうやって説明しようか悩んだけど、多くの人は僕と同じように考えるだろうと思いました。「習うより慣れろ」ですね。
なので、実際にドラフトを一緒にやってみましょう。ある程度戦術的なことも教えますけど、深入りはしません。ここではドラフトをまだやったことが無い人を対象としてます。

さて、君は6人か8人の仲間とテーブルに並んで座っています。もっと多い人数や少ない人数でも可能ですが、大抵は6人か8人になるでしょう。
そして、あなたは3個のブースターパックを渡されます。

Draft-1
(補足:原文が「イニストラードを覆う影」発売直前の時期に書かれたので、実例では「イニストラードを覆う影」で解説されています。)

全員が座ってパックを受け取ったら、皆さんはパックを1つだけ開けるように指示されます。

パックには、カードが14枚、それに基本土地(訳注:《平地》など)が1枚、トークンか宣伝用のカードが1枚入っています。基本土地とトークンは無視してください
14枚のカードのうち、10枚がコモン、3枚がアンコモン、1枚がレアか神話レアとなります。

Draft-2

多くの人がここで悩むでしょう。慣れないとこの14枚のカードに圧倒されるかもしれません。見た目ほど難しく考えなくていいですよ。

このカードの中から、あなたは好きなカードを1枚だけ選んで取り分けます。

この選んだカードはどんどん増えていきます。最終的にそこから40枚のデッキを作り出します。
リミテッドでは、60枚でも100枚でもなく、40枚のデッキを作ります。

それより「どのカードをもらえばいいの?」と思うでしょう。これはゆっくり楽しんでいくうちに分かっていきますし、踏み込んで解説すると今回の趣旨から外れていきます。
基本的にはキミが「強くてカッコいい」と思うカードを選ぶと良いです。

具体的には・・・
・デカくてド派手なレアカード
・相手側のクリーチャーを除去(訳注:破壊、追放、ダメージを与える、-X/-Xの修正、攻撃やブロックをできなくする)するカード
・攻撃やブロックをするための強そうなクリーチャー
 これらを意識して取りましょう。

今回は《殺人衝動/Murderous Compulsion》をもらいます。リミテッドで相手のクリーチャーを殺すカードは有利ですからね。

Draft-3

さて、私たちは《殺人衝動》を手に入れました。そうしたら、パックの残りのカードを左側の人に渡しましょう
そして右側の人が明けたパックを受け取ります
全員が、自分の明けたパックからカードを1枚抜いて、残りを左隣の人に渡します。

私たちの目の前には13枚のカードがあります。(右の人が1枚を取りましたからね!)
今度はこの13枚のカードから1枚を手に取ります。

Draft-4

今度はレアで見た目も良さそうな《サリアの副官/Thalia’s Lieutenant》を手に取り、残りの12枚を左隣の人に渡しましょう。
今、私たちのカードプール(デッキを作ることが出来るカード)はこうなっています↓

Draft-5

再び、右隣の人から3つ目のパックが渡されました。同じように、1枚のカードをもらって残りを左の人に送ります。

Draft-6

ここでは《腐臭ネズミ/Rancid Rats》をいただいてパックの残りを左の人に渡します。
私たちが手に入れたカードプールはこうなります。

Draft-7

こうして、カードが無くなるまで(1枚もらって残りを渡す、という作業を)続けます。
1つ目のパックが無くなった時、私たちのカードプールはこんな感じになっています。

Draft-8

最初に開けたパックのカードが全部ドラフトされたら、自分が手に入れたカードをちょっと確認してから2つ目のパックを開けよう。
同じことを繰り返します。パックを開けて、1枚だけもらって、残りを回します。ただし、2つ目のパックでは右の人に残りを渡します。
これをパックのカードが全部なくなるまで繰り返します。そうしたら、次は3つ目のパックを開封します。今度は左の人に回しましょう。

流れをつかんだら自然に出来るようになります。
3つのパックが全部みんなに行き渡ったら、もらったカードから40枚のデッキを構築しましょう。

ドラフトのデッキはどう組めばいい?

基本的な守ってほしいルールがいくつかあります。

40枚ちょうど。それ以上は入れない。強いデッキを作るために強いカードだけを入れます。そのために必ず40枚を維持し、41枚以上は入れないでください。
土地は原則として17枚入れるが、18枚か16枚になる場合もあります。しかしそれは稀で、17枚を入れておけばうまくいきます。どうしても不安なら減らすよりは増やした方が良いです。
(補足として、基本土地はお店で何枚でも貸してもらえますから、ドラフトでパックから取る必要はありません。)
・そうすると土地以外で23枚のカードを入れます。クリーチャー、ソーサリー、インスタント、エンチャント、アーティファクト、その他ということになります。23枚をデッキに入れて、残りの全てがリミテッドでのサイドボードになります。
・デッキには15枚から18枚のクリーチャーを入れることを推奨します。クリーチャーはリミテッドで最も重要なカードタイプです。リミテッドの99%はクリーチャーの戦闘で決着がつきます。
2色で戦うことを推奨します、そして2色までにしましょう。その方がより堅実で動かしやすいデッキになります。経験を積んだら3勝目を「タッチする」(1、2枚だけ入れる)のもアリですが、大抵はメリットよりも問題の方が大きくなります。

マジックに触れていれば「マナカーブ」という単語を耳にするでしょう。マナカーブはドラフトでも重要な概念です。マナカーブは、デッキに入れる呪文とそれを唱えるためのマナ・コストを参照します。少しカードを見ていれば気づくと思いますが、強いカードほど唱えるためのマナ・コストは高くなります。

「高くて強いカードをデッキに入れまくればいいんじゃないの?」と思うかもしれません。ですが、もしコストが高いカードばかりだとゲームの序盤に何も出来なくなり、あなたは巨大で強力な呪文を唱える前に死んでしまいます。そうならないためにマナカーブを意識しましょう。

良いマナカーブは概ね4~6枚の2マナクリーチャー、6~7枚の3マナクリーチャー、3~4枚の4マナクリーチャー、2~3枚の5マナクリーチャー、1~2枚の6マナ以上のクリーチャーになります。1マナのクリーチャーを使うこともありますが少ないでしょう。7マナから上になるとあまり唱える余裕はありません。
もう一つ、ドラフトでは同じカードを何枚でも使うことが出来ます、たとえ4枚以上でも。

土地に関しては多くの場合、9枚と8枚の組み合わせになります。もし青と白でプレイするのであれば、9枚の《島》と8枚の《平地》で合計17枚の土地です。場合によっては10枚と7枚の組み合わせになることもあります。

これで全部です。このガイドラインに従っていけば、これから知識を高めていく前の戦術的な基礎が出来上がっているはずです。

さあ、ドラフトをやってみよう!

ドラフトは見た目以上に楽しく、ゲームにおけるあらゆる経験が凝縮されています。一度試せば、必ずまたやりたいと思うと自信をもって言えます。やればやるほど、どのカードを取り、デッキをどう組み立て、クリーチャーでどうやって戦うか、新たな発見が次々と湧き上がってくるでしょう。
心配しなくても、この記事のガイドラインに沿っていけば上手くやれます。

あとは、パックを開けた時に良いレアを引くだけだね!

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