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【翻訳】奇跡コントロールを禁止するな!同じCFBから反論記事、現る。

   

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奇跡を禁止するべきだという記事が登場してから、翻訳してみたところ信じられない数の反応がありました。今度は禁止反対側の記事が登場。果たしてレガシー環境はどうなるのか?

Don’t Ban Miracles by Brian DeMars

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翻訳

レガシーで奇跡コントロールが強力なデッキと言う事になった。

《渦巻く知識》、《思案》、《師範の占い独楽》、ライブラリー操作を全部プレイしたら強力だと誰が予測しただろうか?

先週Andrea Mengucciが、2つの大会で結果を残した奇跡コントロールを禁止するように訴えてる記事を書いた。今日は、奇跡コントロールは自由にするべきだと言う観点で書く。僕は「絶対に禁止するな」と言っているわけではない、しかし次の禁止改定まで奇跡コントロールを残すべき理由がある。

★奇跡はそんなに支配的なのか?

禁止を考える上で最初に考えるべき最も重要な事は、そのデッキが環境を支配しているかだ。Andreaの記事では以下の表を使ってマネーフィニッシュを達成したデッキの占有率を示した。

BanMiracle

トップの奇跡コントロールは25%をわずかに超えて飛び抜けてる。28.1%と12.5%の差は不安に見えるかもしれない。

CardDelverOfSecretsJ

しかしあらゆる種類のDelverアグロコントロール(グリクシス、ティムール、青赤、スゥルタイ)を一つにまとめたら、Delverはメタゲームの25.2%に跳ね上がる。マネーフィニッシュ枠内のメタで4分の1だ。トップ8もDelverが4人で奇跡コントロールは5人だ。

「青のデルバー・パッケージ」をサポートするそれぞれの色やカードが持つ戦略的な優位と欠点は尊重するが、それらを考慮しても、こいつらは結局スパゲティのソースが違う程度でしかない・・・材料を色々考えるけど、結局は同じスパゲティだ。

スパゲティ色々

もし奇跡コントロールがメタゲームを支配しているから禁止したいと言うなら、Delverを禁止することも考えないといけない。Delverと奇跡コントロールはトップ64で同じ4分の1くらいのシェアを誇る。

君が何を考えているのかは知ってる。

CardBrainstormJ

どうせ実現しないから考えても無駄だよ。

奇跡コントロールは優勝していないんだから、奇跡コントロール自体「禁止するかしないか」議論するのも無駄だ。この前の週のどちらのトーナメントも《渦巻く知識》を4積みしたコンボデッキ、感染とストームが優勝している。

《渦巻く知識》は永遠にレガシーの安全地帯にいるから、それよりもなぜ独楽が禁止されてほしいと皆に思われているか考えよう。

★先生、だめ...お願い......やめて......もう我慢できないよぉ!

真面目に考えようか。君が「奇跡コントロールを禁止しろ」と言う時、君が本当に考えているのは《師範の占い独楽》を禁止することだ。《渦巻く知識》は聖域とされ、《終末》や《相殺》を禁止するのはあまり合理的とは言えない。

CardSenseisDiviningTopJ

みんなが禁止するべきだと言い続ける理由をいくつか検討してみよう。

1.時間を浪費して試合が長引く

《師範の占い独楽》は試合時間がかかり過ぎることを最大の理由として、モダンで禁止するとDCIは言った。他の事を全部検討して、それでもトーナメントのプレイに支障があると言うなら、禁止する理由にはなり得る。

《三なる宝球》は「楽しくない」からヴィンテージで制限されている。みんなが受け入れられないと考え、トーナメントを楽しくない物にするという理由でカードが禁止されたり制限されたりする前例はあるのだ。

しかし無駄な時間を過ごさせるという意味で考えるなら、《師範の占い独楽》はフェッチランドに比べたら大したことは無い

他にもっと時間を無駄使いさせているカードがある以上《師範の占い独楽》が「時間を無駄遣いする」という議論は信用できない。

2.引き分けは準備不足への罰である

引き分けになる事は、奇跡コントロールをきちんと理解せずに使っていれば本当にデメリットになる。Andreaはこう書いた。

プレイ時間も問題だ。奇跡コントロールは「本当に準備していないと全部引き分けになる」と必ず言われる。達人プレイヤーなら素早くプレイできるが、もしあなたの友達が奇跡コントロールをトーナメントで初めて使うと言ったら?無理なのだ。早くプレイ出来ないだけでなく、対戦相手までもが、奇跡側が並みのスピードではなく超スピードでプレイ出来ないために不本意な引き分けに陥るという問題を引き起こすからだ。

じゃあ、どうしたらいいか?

練習して時間内にプレイできないなら、奇跡コントロールを使うな。

《スフィンクスの啓示》とエスパードラゴンはプレイングが遅ければこれまでも不本意な引き分けを起こしてきた。コントロールをプレイしていてゲームが長引けば、引き分けが起こるのは自然現象であり、奇跡も例外ではない。

経験の浅いプレイヤーが扱うには難しいというのは疑いない事実だ。素晴らしいデッキが高い経験値を要求して、結果を残すのに練習が必要なのは良い事だ。

最後に、「対戦相手も不本意な引き分けに陥る」という問題があるなら、こうすれば和解できる。「あなたのプレイングが遅くて経験が浅いために引き分けになりそうなら、投了しよう。」逆に奇跡コントロールが相手の場合、ゲームに勝つ可能性が極めて薄いなら投了するのも悪くない。もし相手の《相殺》、《精神を刻むもの、ジェイス》、《師範の占い独楽》が戦場に揃った状態でマッチが引き分けになったとしたら、奇跡コントロール側と同じくらい、あなたにも原因がある

経験の浅いプレイヤーが使いこなせないと言う理由でカードを禁止するのには反対だ。特にレガシーのような、プレイヤーの大半が膨大なマジックとフォーマットの知識を持つ環境では。

★新たなメタゲームに挑め!

現実的に《師範の占い独楽》は狂ったカードだ。時には僕自身もレガシーで禁止した方がいいと言った事もある。

僕が今回は《師範の占い独楽》を擁護する記事を書こうと決めた一番の理由は、今後1年の間にマジックは大きなレガシーの変動を起こすと思うからだ。

CardThoughtKnotSeerJ

特に、エルドラージがレガシーを侵略したのは大きなターニングポイントだ。エルドラージが本物で、その可能性を発揮しているとしたら、今の奇跡コントロール(あるいは独楽)が含まれているメタゲームの健全さを維持する重要な存在になっているはずだ。

一般的には、エルドラージは奇跡コントロールに対して相性が良い。僕自身も実際にGPコロンバスで2回負けた。基本的にこのデッキの何もかもがが奇跡コントロールにとって厄介だ。

《無のロッド》、《魂の洞窟》、《虚空の杯》、こいつらすべてが青主体のコントロールデッキにとって痛手だ。エルドラージが環境にどれほどの影響を及ぼしているか、独楽を禁止する前に、少なくともあと1回後の禁止改定アナウンスまで待って様子を見るべきだ。

エルドラージについてはもう一つ補足しておく。直前の大会でエルドラージが好成績を残さなかったことだ。エルドラージはマネーフィニッシュの範囲内では乏しい結果に終わったが、二日目に進出したデッキの中では高い占有率を誇っている。つまりこの戦略は力を持っているが、プレイヤーが他のデッキの使い手に追い付くまでに時間がかかると考えられる。

プレイヤーは奇跡コントロールとDelverを何年も何年も調整して練習し続けてきた。エルドラージはまだわずかな時間しか存在していない。プレイヤーが習熟しデッキが成熟して追い付けば、その比率も大きく向上するだろう。

DCIが奇跡コントロールに禁止を入れるか判断する前にそれだけの時間を与えてくれることを願う。

僕はレガシーで奇跡コントロールをプレイするのが楽しい。このフォーマットで一番強いデッキなのは認める。それでも、フォーマットに良い影響を与えている存在だ。特に、このデッキが大量の基本土地を許容するおかげで《不毛の大地》デッキを抑えている所が素晴らしい。奇跡コントロールが無ければ「《不毛の大地》+《もみ消し》=レガシー」になる危険がある。

また、僕はコントロールデッキが化石になりつつある中で、奇跡が強いコントロールとして存在しているのも嬉しい。モダンには純粋なコントロールは存在しない。ヴィンテージはプリズン対コンボの環境だ。エターナルフォーマットでコントロールが存在するのは極めて独特な現象なんだ。

人々が独楽を禁止しようとする理由は尊重できる(適切な理由も存在する)。しかしどれも、「まずはエルドラージを含む夏にどうなるかを見てから判断するべきだ」という僕の考えを変えるほど共感できない。

(翻訳終了)

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