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【翻訳】EDH(統率者)を低予算で組むコツと《血の魔女、リゾルダ》デッキ

   

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SCGで長く初心者・低予算向けの統率者コンテンツを配信しているErik Tierman氏の記事を翻訳しました。統率者を始めてみたい方、お金をかけたくないプレイヤーへ。

原文はこちら
Commander Budget Tips! By Erik Tierman

(翻訳開始)

少ない予算でデッキを組むのは大変だ。《魔力の墓所》は高いし、《師範の占い独楽》でも二人で外食にいく程度の値段がかかる。使えるお金に限りがあるプレイヤーはどうしたらいいだろうか?財布のひもを締めて低予算の世界に来よう!

多くの人が信じているほど、お金をかけずにデッキを組むのは難しくない。たとえそれが人気のカードを手放すことを意味してもだ。緑は特にマナ加速がいくらでも代替できるから低予算では強い。しかし今回の低予算を目指す話では、マナ要員として頼らないように緑は使わない事にする。

お金をかけずに統率者を組む道は主に二つある。Pauper化と、金額に制限をかけることだ。Pauperはコモンのカードしか使えないフォーマットだ。Pauper版統率者はアンコモンのクリーチャーが統率者としてコモンを率いる。初期ライフなどルールにいくつか変更はあるが、銀色・金色、オレンジ、紫のレアリティは使えない以外は基本的に同じだ。

デッキを組むもう一つの道は、金額に制限をかけて、デッキのコストがそれ以下になるようにチェックすることだ。キミがそれを基準に選択して、余裕が出来たらデッキを修正して行けばいい。別の記事でPauper統率者は扱うから、今回は「予算に制限をかける」という方で話を進めていこう。

★予算を決めよう

まず自分がかけられる金額を決めよう。統率者を決めるのが最初ではない!デッキを考える前に、自分がデッキを組むのにどれだけの制限があるかを把握しないといけない。僕が今まで見たよくある制限はデッキ一つに50ドル、75ドル、100ドル、200ドルだ。この金額は原則基本土地は抜いている。大抵の人は山のように持っているし、店がタダで提供してくれるケースもある。オススメのやり方はまず自分が出せる金額を決めてデッキを組んでから、一か月ごとにカードを買い足して行く事だ。もしキミが5ドルしか出せないというのなら、君はどうしても《師範の占い独楽》が欲しい場合数か月待って、《水晶球》を代わりに入れて、貯金するんだ。

キミがデッキを構築する場合、君は必ず予算を考えないといけない。50ドルでデッキを組む場合、全てのカードの平均価格は0.5ドル以下だ。5ドルのカードを入れることも出来るが、そうすると残りのカードは全部0.25ドル未満にして埋め合わせることになる。

★統率者を選ぶ

自分の予算が決まったら、今度は統率者を選ぶ時だ、統率者は予算に入れても良い(特に一からカードを手に入れて始める場合はそうするべきだ)し、適当な統率者を選んで予算内でデッキを組んでも良い。どちらもメリットがあるが、キミが《ゲトの裏切り者、カリタス》や《Angus Mackenzie》を統率者にしたら、なんでそんな統率者なのかと聞かれるかもしれない。だが、恐れる必要は無い。キミのデッキをプレイして見せよう。高額ではないが統率者として可能性を秘めているカードはいくらでもある。例えば・・・
《点火するものデアリガズ》
《概念の群れ》
《エフラヴァのジェディット・オジャネン》
《メリーキ・リ・ベリット》
《奪い取り屋、サーダ・アデール》

この記事では《血の魔女、リゾルダ》を選んだ。これは正確ではない、数か月前に投票企画でリゾルダを組んだんだ。このデッキが気に入ったから残していたんだ。リゾルダは0.59ドルと安く、マナコストも軽めでドローエンジンになれる。統率者でドローエンジンを担えるカードは大好きだ。カードを引くだけでなく、リゾルダは戦闘以外でダメージを与えることもできる。もし対戦相手のライフが無くなりかけていたら、そのプレイヤーが建て直す前に止めを刺すこともできる。

CardLyzordaJ

リゾルダもメリットばかりではない。能力を起動するにはちょっと頑張らないといけない。まずはマナだ。2マナ余らせるのは難しくはない。しかし、クリーチャーを毎ターン生け贄に捧げていたらすぐに余裕が無くなっていくはずだ。また、生け贄に捧げるクリーチャーに関しても彼女はちょっとワガママだ。黒いクリーチャーでカードを引き赤いクリーチャーで2ダメージを与える。黒赤のクリーチャーは両方を誘発するが、無色のクリーチャーは何も起こさない。

この能力を意識した構築が必要で、デッキには大量のクリーチャーか少なくともトークンを入れる必要がある。本題からは外れるが、もし予算に制限が無ければデッキに入るカードもある、例えば1枚20ドルもかかる《恐血鬼》だ。

★コストに見合うかを考えよ

一部のカードが高いのには理由がある。《魔力の墓所》はエターナルマスターズの発売でいくらか安くはなるだろうが未だ低予算向けのカードではない。《太陽の指輪》は2.50ドルしかせず、大抵は問題無いカードだし自分自身に《稲妻》を撃つことも無い。しかし《太陽の指輪》でさえも予算によっては考えないといけない。2.50ドルと言う事は1枚0.50ドル制限だと5枚分になる。これを1枚買ったら9枚のカードは0.25ドルに抑えないといけなくなり、それに《太陽の指輪》を加えると10枚で5ドルに収まる。

統率者には数セントで買える強力なカードが山のようになるから《太陽の指輪》を加えるのはあまり問題ではない。では、《統率の塔》はどうか?2015年版では1.99ドル、2011年や2013年の者なら2.49ドル程度だ。だいたい5ドル分のカードの価値をそこに回すならいいだろう。しかし、それ1枚を買うという事は9枚くらいは元々入れられた金額の半分の価値のカードを入れるという意味だ。基本地形はほとんどタダみたいなものだが、カードのコストを削減するという意味では基本地形はあまり意味は無い。

《太陽の指輪》や《統率の塔》を使うなと言う事ではない。キミが買おうとしてるカードが本当にそれだけの金額に見合っているのかを一度考えて欲しいという事だ。2ドルのカードを6枚ほど入れるのは統率者ではそこまで難しくないし、大抵のプレイヤーはそれらのカードを投げ売りしてくれるカードの山を持っている。しかし君が予算を考えてデッキを組むなら、その最後の2ドルでデッキを完成するか、あるいは予算不足になって45~48枚の土地でデッキを埋める羽目になる。

★カードの値段は変動する

《終止》はかつてものすごく安かった。しかしモダンの需要で3ドル程度まで値段が上がってしまった。こういった変動はトーナメントの影響で起こる。別にそれでパニックになる必要は無いが、もしトーナメントの直後にカードを買うなら、値段が上がっていないことを一度確かめておこう。

予算が上がっていくなら、この変動はあまり問題じゃなくなる。予算が200ドルの統率者デッキに大きな影響を与えるのは禁止リストの変更だ。しかし一度デッキが完成したら、いちいち禁止リストを調べる必要はない。

だが、有利になることもある。禁止があるとカードの価値は下がる。また、安売りや他言語のカードこそが真の宝石になる。僕はカードの状態はニアミントを維持しているが、使用済みのカードを買えば数ドルは節約できる。英語以外のカードは英語のカードよりも安くなることが多い(訳注:日本では逆になることが多いです。日本語以外の方が基本的に安くなります)。スマホとWi-Fiのおかげで(君が英語ネイティブだとして)英語以外のカードも使いやすくなった。名前さえ分かればカードのデータベースやGoogleでオラクルを調べることが出来る。そして節約できる。

必ずオラクルのテキストは確保しよう。自分がカードを完全に分かっていると思わない事だ。カードを使う前に必ずカードを読もう。ジャッジでさえ常にオラクルを読む。必ずやってほしい。トラブルや不正を防ぐためだ。

★《血の魔女、リゾルダ》

このデッキは基本土地を抜いてギリギリ49.53ドルという予算内に収まっている。リゾルダは楽しみ、リターンを得るためにクリーチャーを生け贄に捧げないといけない。このデッキは理想的には回れば《包囲攻撃の司令官》や《モグの戦争司令官》のようなカードを墓地から行き来してダメージを与えつつトークンを生み出し、または《ファイレクシアの憤怒鬼》や《湿地の飛び回り》を使い回してカードを大量に引くシナジーエンジンのように動く。

必須のパーツはトークン生成回収パーツ、そしてマナだ。選択肢は無限にあるから、君のデッキでどの部分を強くするかは君次第だ。トークンは特に攻撃、ブロック、そしてリゾルダからアドバンテージを得るたためのクリーチャーを供給するから重要になる。

回収パーツはゲームプランを継続させるために必要だ。《屍賊の死のマント》はこのデッキでは5ドル分を要求する1.99ドルのカードになる。《悲哀を持つもの》はちょうどいい低価格の選択肢で、《無惨な収穫》と《中断された埋葬》は確実にクリーチャーを回収させてくれる。

CardDeathmantleJ

軽いクリーチャーをループし続けるのはかなりマナが要求されるから、マナは必須パーツにしている。《モグの戦争司令官》は2マナ、リゾルダで生け贄に捧げてダメージを飛ばすのに2マナ、《中断された埋葬》をバイバックで唱えると5マナかかる。1ターンに9マナかけて1/1トークンと多少のダメージを与えるのはきつい。《包囲攻撃の司令官》はもっといい選択肢だが、単体で5マナもかかる。マナ・アーティファクトと土地を置き続けることが重要だ。

《屍賊の死のマント》:1.99ドル
《モグの戦争司令官》:0.49ドル
相手のカード3枚分の値段のデッキで相手を倒す:プライスレス

★サンプルレシピ《血の魔女リゾルダ》

土地 37枚
10 《山/Mountain》
15 《沼/Swamp》
1 《アクームの隠れ家/Akoum Refuge》
1 《血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves》
1 《統率の塔/Command Tower》
1 《溶鉄の金屑場/Molten Slagheap》
1 《亡骸のぬかるみ/Mortuary Mire》
1 《ラクドスの肉儀場/Rakdos Carnarium》
1 《ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate》
1 《断ち割る尖塔/Rupture Spire》
1 《汚れた峰/Tainted Peak》
1 《鮮烈な岩山/Vivid Crag》
1 《鮮烈な湿地/Vivid Marsh》
1 《ねじれ地帯/Warped Landscape》

クリーチャー

1 《アッシェンムーアの抉り出し/Ashenmoor Gouger》
1 《血に染まりし勇者/Bloodsoaked Champion》
1 《骨砕き/Bone Shredder》
1 《マラキールの解体者/Butcher of Malakir》
1 《死致の執政/Deathbringer Regent》
1 《死を運ぶソクター/Deathbringer Thoctar》
1 《深火の精霊/Deepfire Elemental》
1 《アスフォデルの灰色商人/Gray Merchant of Asphodel》
1 《風切るイグアナール/Hissing Iguanar》
1 《鋳塊かじり/Ingot Chewer》
1 《魔力炉の燃えがら/Manaforge Cinder》
1 《湿地の飛び回り/Marsh Flitter》
1 《無慈悲な処刑人/Merciless Executioner》
1 《モグの戦争司令官/Mogg War Marshal》
1 《溶鉄の火の鳥/Molten Firebird》
1 《残忍なレッドキャップ/Murderous Redcap》
1 《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber》
1 《蛇術師/Ophiomancer》
1 《ファイレクシアの憤怒鬼/Phyrexian Rager》
1 《ギックスの僧侶/Priest of Gix》
1 《ウラブラスクの僧侶/Priest of Urabrask》
1 《ラクドスの痰吐き/Rakdos Ickspitter》
1 《深淵からの魂刈り/Reaper from the Abyss》
1 《組み直しの骸骨/Reassembling Skeleton》
1 《陰鬱の始源体/Sepulchral Primordial》
1 《よろめく死体/Shambling Remains》
1 《包囲攻撃の司令官/Siege-Gang Commander》
1 《スカルガンの火の鳥/Skarrgan Firebird》
1 《煤の焚きつけ屋/Sootstoke Kindler》
1 《覚醒舞い/Wakedancer》
1 《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch》
1 《悲哀を持つもの/Woebearer》
1 《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》
1 《決断の元型/Archetype of Finality》

呪文 28枚
1 《天球儀/Armillary Sphere》
1 《統率者の宝球/Commander's Sphere》
1 《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》
1 《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
1 《面晶体の記録庫/Hedron Archive》
1 《精神石/Mind Stone》
1 《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1 《屍賊の死のマント/Nim Deathmantle》
1 《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
1 《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
1 《予見者のランタン/Seer's Lantern》
1 《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
1 《太陽の指輪/Sol Ring》
1 《脈火の境界石/Veinfire Borderpost》
1 《摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone》
1 《炉の式典/Furnace Celebration》
1 《荒れ狂う嵐の儀式/Rite of the Raging Storm》
1 《無残な収穫/Grim Harvest》
1 《突然の俗化/Sudden Spoiling》
1 《エレボスの鞭/Whip of Erebos》
1 《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
1 《命運の核心/Crux of Fate》
1 《魔性の教示者/Diabolic Tutor》
1 《中断された埋葬/Disturbed Burial》
1 《金箔付け/Gild》
1 《奈落の統治/Reign of the Pit》
1 《吸肉/Syphon Flesh》
1 《汚損破/Vandalblast》

一時は《アシュノッドの供犠台》で《ギックスの僧侶》や《ウラブラスクの僧侶》を《屍賊の死のマント》の能力でループさせ、無限マナを得るプランもあった。無限マナとデッキの全てが手札にあれば勝つのは簡単だ。しかしそうなるとこのデッキで自分を守れない。なので今のようなシナジー重視の構築に寄せることにした。

もしこのデッキにより金額をかけるなら、《硫黄の滝》や《燻る湿地》のような二色土地を加える。マナを修正したら、次はエンジンになるカードに金をかける。《恐血鬼》は75ドルや100ドルのデッキに収めるには厳しいが、《冥界の裏切り者》はちょっと高い程度の予算なら入手可能だ。もしスペースと予算に余裕があるなら、《墓穴までの契約》や《エレボスの指図》でコントロールを加速できる。

CardDictateOfErebosJ

★まとめ

予算を決めてデッキを組むのは資金が限られているときに統率者を始めるのに最適だ。金額を決めるのが重要だ。またデッキのキーカード数枚がデッキ全体の平均価格を圧迫して、安いカードでバランスを取らないといけない事を覚えておこう。そこを押さえておけば、安価なデッキを組むのは簡単だ。

キミは安さを意識して組んだデッキを持っている?その統率者とかけた金額は?ほかに節約するやり方はあるかな?

(翻訳終了)

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