MiniDeckTech:ラクドスPの歌姫プロデュース大作戦!
フハハハハハ!ようこそ、我がラクドス教団の劇場へ!
察するに、そこらへんに転がっている普通のミッドレンジやらフェアデッキやらでは満足できなくなって、ここまで足を運んだようじゃな。ここなら文字通り血沸き肉躍るショーで、必ずや貴様らの新しい扉を開いてみせようじゃないか。
吾輩こそはこの劇場の支配人にしてラクドス教団のギルドマスター。ラクドスP、またはプロデューサーと呼ぶがいい。
・・・こらそこ、今「お前は何を言っているんだ?」という顔をしていただろう?
少し冷静になって思い出してみよ。貴様らもカードショップの大会でマジックをプレイしていたら見かけるじゃろう?フリフリの派手な衣装を着た歌って踊る女の子のちょっと恥ずかしいスリーブやプレイマットを!!もしかしなくてもこの中に使っている人もいるかもしれんな。
なんでも、プロデューサーになって好きな女の子をアイドルとして育てたりシャンシャンするゲームとやらが、マジックプレイヤーの間で流行っているそうじゃないか?そこで吾輩はひらめいた。ラヴニカ中の市民に娯楽を提供するのが我がラクドス教団の使命。であればアイドルというのも取り入れてみなければならんとな。
それではお披露目しよう、ラクドス教団のショーに相応しいアイドル、《災いの歌姫、ジュディス》ちゃんじゃ!!
ラクドスらしいアグロデッキ向けにプロデュースしてある。クリーチャー全体のパワーを上げる爆発力、そしてトークン以外のクリーチャーが死亡したらダメージを飛ばす能力は今までもあるにはあったが、クリーチャーにも飛ばせるのはほとんどいない。なかなか画期的な能力だと思わんかね?
もちろん彼女だけではない、曲もバックダンサー達もしっかり用意しているぞ。これがそのデッキじゃ。
ラクドス・アリストクラッツ
(Ihavethefire、2月7日 MO競技リーグ5-0)
クリーチャー32
4:《火刃の芸術家/Fireblade Artist》
4:《脚光の悪鬼/Footlight Fiend》
2:《墓地の司令官/Graveyard Marshal》
4:《どぶ骨/Gutterbones》
4:《災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva》
4:《真夜中の死神/Midnight Reaper》
4:《忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Gods》
3:《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》
3:《リックス・マーディの歓楽者/Rix Maadi Reveler》
呪文5
4:《批判家刺殺/Skewer the Critics》
1:《炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained》
土地23
4:《血の墓所/Blood Crypt》
4:《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
5:《山/Mountain》
10:《沼/Swamp》
サイドボード15
2:《炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained》
4:《ドリルビット/Drill Bit》
1:《陰惨な生類/Gruesome Menagerie》
3:《溶岩コイル/Lava Coil》
2:《渇望の時/Moment of Craving》
3:《恐怖の劇場/Theater of Horrors》
(赤字は『ラヴニカの献身』で追加されたカード)
アリストクラッツというデッキの元祖は『イニストラード』と『ラヴニカへの回帰』の時代にあった《カルテルの貴種》と《ファルケンラスの貴種》という2種類のAristocratから付けられたデッキじゃ。
このデッキが誕生して以来、おもch・・・クリーチャーを生け贄に捧げてシナジーを作るデッキはアリストクラッツと呼ばれるようになったわけじゃな。
このデッキでクリーチャーを生け贄に捧げるカードはこいつじゃ。
クリーチャーを2体生け贄に捧げると、相手はライフとクリーチャーを減らし、こちらはドロー、さらにマナが出て動けるというなかなか面白いカードじゃな。上手く生け贄を用意して何回も起動出来たら相手の盤面は壊滅ということになる。
このカードと特に相性が良いのが《どぶ骨》じゃ。1マナパワー2のアタッカーとしても強力じゃが、《忘れられた神々の僧侶》で生け贄に捧げた後、すぐに出てきたマナで少なくとも1体は戻すことが出来る。2体揃ったら毎ターン相手はクリーチャーを生け贄に捧げ、こちらは何回でもカードを引き続けるというわけじゃな。
ジュディスちゃんがいればさらにダメージを上乗せできるが、《真夜中の死神》がいたらドローがオマケについてくる。
《忘れられた神々の僧侶》で《どぶ骨》を生け贄に捧げて、相手はボロボロ、吾輩たちは《どぶ骨》を回収しつつダメージを飛ばして次の生け贄を大量にドロー。何枚もカードが噛み合えば噛み合うほど気持ち良くなれるはずじゃ。
サイドボード
上手く回れば気持ち良いデッキじゃが、弱点もあるにはある。
まず黒いアグロデッキ全般に言える弱点じゃが、とにかく《ゴブリンの鎖回し》に弱くなっておる。実のところ戦場に出た時の1点はどうでも良い。このデッキのタフネス1は死んでナンボじゃからな。
それよりも3/3先制攻撃という壁が厳しいんじゃ。こちらのクリーチャーはどれも線が細いし、ジュディスちゃんでもタフネスは上がらんからのう。万が一2体並んでしまったら完全に殴れなくなってしまう。
必ず除去は1枚握っておくことじゃ。《批判家刺殺》や《溶岩コイル》はもちろん、最悪《脚光の悪鬼》かジュディスちゃんの能力で1点を与えてから《渇望の時》で仕留めることも考えておくべきかの。
それから、このデッキはコントロールや《運命のきずな》デッキを相手にしたら腐るカードが意外と多い。《忘れられた神々の僧侶》も相手にクリーチャーがいなければ、2体生け贄に捧げて1枚カードを引くだけで残念な感じじゃ。《貪欲なチュパカブラ》は4マナも払ってただの2/2じゃ話にもならん。
代わりに活躍するのは《ドリルビット》。
普通に使っても《強要》とまずまずの手札破壊じゃが、相手を殴ってから使えばなんと1マナで唱えられる。ライフを失う事も無いから《思考囲い》もびっくりじゃ。
相手がコントロール等であれば、これで相手のカウンターを落としてから《恐怖の劇場》や《炎鎖のアングラス》を着地させて、リソースに差をつけていくプランになるじゃろうな。
ざっと紹介はこんな感じだが、いかがだったかな?・・・何、これでもまだ刺激が足りないだと!?
これはまたずいぶんとイカれた奴が来たものじゃ。ならばオルゾフ教団と手を組むとしようか。白を加えたら《追われる証人》や死後を持つクリーチャーのような生け贄に捧げる玩具も増えるし、《英雄的援軍》で派手に突っ込んでも良い。1つレシピを置いて終わるとしよう。
トップメタをコピーするのも悪い事とは言わんが、たまには自分だけのアイドルデッキをプロデュースして育ててみるのも悪くないぞ。
マルドゥアリストクラッツ
(jakedurshimer、1月21日 MO競技リーグ5-0)
クリーチャー30
4:《脚光の悪鬼/Footlight Fiend》
4:《どぶ骨/Gutterbones》
4:《第1管区の勇士/Hero of Precinct One》
4:《無慈悲な司教/Pitiless Pontiff》
4:《忘れられた神々の僧侶/Priest of Forgotten Gods》
4:《災いの歌姫、ジュディス/Judith, the Scourge Diva》
3:《真夜中の死神/Midnight Reaper》
3:《薄暮薔薇、エレンダ/Elenda, the Dusk Rose》
呪文6
2:《屈辱/Mortify》
3:《興行/Carnival》
1:《恐怖の劇場/Theater of Horrors》
土地24
4:《血の墓所/Blood Crypt》
4:《断崖の避難所/Clifftop Retreat》
1:《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
4:《神無き祭殿/Godless Shrine》
4:《孤立した礼拝堂/Isolated Chapel》
4:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
3:《沼/Swamp》
サイドボード15
3:《溶岩コイル/Lava Coil》
4:《ドリルビット/Drill Bit》
1:《真夜中の死神/Midnight Reaper》
2:《疫病造り師/Plaguecrafter》
1:《恐怖の劇場/Theater of Horrors》
2:《炎鎖のアングラス/Angrath, the Flame-Chained》
2:《天上の赦免/Ethereal Absolution》