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【翻訳】モダン各デッキの難しさをみんなに聞いてみた(後編)

   

前の記事の続きです。

モダン各デッキのランキング、後編は最も難しいトップ5のデッキが登場、最後にPVのまとめも。

(原文はこちら)

Ranking the Decks of Modern From Easiest to Most Difficult to Play(Channel Fireball)

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(翻訳)

5.ストーム

みんなの評価:3.6
プロの評価:-
PVの評価:3

ストームにプロの評価が無いのは、プロの回答を集めた後で僕が調査に追加したからだ。他にもそういうデッキがある。

もし君がストームに慣れていなければ、このデッキがやる事は驚くほど複雑なように見えるだろう、なぜなら、あんな動きだからね。しかし《炎の中の過去》が印刷されてからは、ストームはやる事が一つに決まっているコンボに変化して、一度開始したら間違える可能性も無いまま先に進める。もちろん「ドロー呪文を3つ持って儀式を探せる今コンボを開始するべきか、それとも次のターンまで待つべきか?」というようなリスク判断はあるが、デッキは本当に見た目ほど複雑ではない、少なくともモダンのものは(レガシーのはずっと複雑だ)。

ストームをプレイするには、ストームでゲームをプレイしないといけない、何マッチか練習しなければ僕は絶対にストームで大会には出ない、しかし《けちな贈り物》の探し方や勝つために何をするか等、このデッキがどう動くのかを理解できればマッチごとにやる事はあまり変わらない。だから必ず練習しよう、ただし膨大な練習は要らない。

4.グリクシスシャドウ

みんなの評価:3.63
プロの評価:3.15
PVの評価:4

グリクシスシャドウはジャンドと同じ脅威や役割の判断から来る複雑さを持つが、何よりも君はライフを慎重に管理しないといけない。自分からダメージを受けるデッキは他に無く、しかし受け過ぎてもだめで、もしライフを払いすぎたら咎められるアグレッシブなデッキと対戦していたら、そのバランスを取るのはかなり大変だ。ジェスカイのようなデッキと戦うのも、やりすぎると《稲妻》で殺されるから難しい。

これはこのデッキならではの事だから(ライフを支払うメカニズムと、特定のカードが欲しくなる時もあれば急に不要になり「多ければ良い」と逆の時がある点の両方)、僕は《死の影》で大会に出るのは、このデッキでたくさんのゲームを経験していなければ絶対に勧めない。

3.ランタンコントロール

みんなの評価:4.4
プロの評価:-
PVの評価:5

ランタンコントロールは、ランタンの深い知識とこの環境の深い知識、両方が必要だ。このデッキを上手くプレイするには、そのゲームプランをどう実行するかを理解しなければならないが、同時に《真髄の針》のようなカードを使うから対戦相手が使い君を倒すことが出来る全てのカードを知り尽くさないといけない。この《稲妻》を持たせるべきか?ああ、それは次のカードがどれくらい厄介かによる、そしてもし君がこのデッキの動かし方と相手のプレイを理解していなければ、君は相手に何を持たせても良いか、何を持たせてはいけないか分からなくなる。

それ以上に、ランタンコントロールは構成上プレイが難しい、それはスタンダードでもモダンでも(ドレッジを例外として)体験したことが無いような難しさだ。細かいことを大量に、それも素早く行わないといけない、さもないとマッチを終わらせる時間が無くなってしまう。例えばもし慣れていなければ、毎回トップが変わるたびにカードを表向きにしていて、大量の警告を積み重ねるかもしれないし、もし相手にデッキトップを表向きにするよう強く伝えなければ引き分けを増やしてしまうかもしれない。

このためランタンコントロールは、物事がオートで進んでいかないから、マジックオンラインよりも対面でプレイする方が難しいデッキだ。もしこのデッキをオンラインで使い慣れていても、僕は君が大会に出る前に必ず現実で練習するように言うだろう。

2.アミュレット

みんなの評価:4.47
プロの評価:4.75
PVの評価:5

アミュレットは僕たちが慣れてきたものとは違うコンボで、一度コンボを始めたら多くの選択に迫られるから、ストームよりずっとプレイが難しいデッキだ。大量の儀式とキャントリップをプレイする事はマジックの歴史を通してよく使われてきたから、しばらく続けていたら出くわしたこともあるだろう、しかし土地のバウンスと再プレイは目新しい物だから学ぶべきことも増える。

アミュレットはコンボの「核」はいつも同じだ(タイタンを戦場に出し、速攻を付け、攻撃して、二段攻撃を付ける)、しかしいつでも《トレイリア西部》でどちらかの「契約」を探すためにコンボを中断出来る事から複雑さのレベルが跳ね上がっている。君は常に殺しに行くか、それとも追加のタイタンや《否定の契約》を保険として探すか選択する必要があり、それはゲームによって変わる。これはただ覚えれば良いものじゃない。

アミュレットは最も高いレベルの複雑さを両方兼ね備えている・・・デッキ自体が本質的に複雑で、ゲームの展開によって頻繁に変更を強いられる。このため、僕はしっかり練習しなければ絶対に大会で使わない。

1.KCI(アイアンワークス)

みんなの評価:4.59
プロの評価:4.55
PVの評価:5

最後に、KCIの登場だ・・・コミュニティの72%が5を付けて、モダンで一番難しいデッキだと考えた。個人的にはランタンとアミュレットはどちらもKCIより準備が必要だと思うが、KCIは疑いようがなく複雑なデッキだ。

KCIを難しくする要素は3つある:

1.ループを特定するために、目に見えにくいルールの知識が必要だ。これは一度越えたら終わるハードルだから、一番簡単なところだ。ループを覚えたらそれで良い・・・毎回それを使えばよい。
2.サイドボードのカードに対してプレイするのがとても困難だ。このデッキは《根絶》や《外科的摘出》のようなカードにも勝てるが、大抵は代償がつきものだ。つまり、君はこれらをケアしてプレイする価値がある時はいつか、それをどうしたら最も上手くやれるのかを常に判別する必要がある。もしKCIを1年間使い続けた人と1週間しか使っていない人を見比べたら、どちらもコンボのやり方は同じでも、《外科的摘出》を握ったデッキ相手にどうプレイするかを比べたら、大きな違いが出て来ると思う。
3.メカニズムが密集したデッキでもある。大量の誘発型能力、ドロー、再利用、異なる色のマナの管理があって、もしデッキの経験が無ければ圧倒されるだろう。ランタンコントロールのように、たとえ君がデッキをオンラインでプレイしていても、大会に出る前には必ず現実のゲームで練習するべきだ。

さて、これがコミュニティの評価に基づくモダンデッキの難しさ、最終的なランキングだ:

18.バーン 1.69
17.トロン 1.83
16.スケープシフト 2.09
15.ホロウワン 2.5
14.人間 2.61
13.スピリット 2.69
12.青赤フェニックス 2.82
11.ジャンド/アブザン 2.92
10.親和 2.98
9.ドレッジ 3.27
8.ジェスカイ 3.33
7.青白 3.35
6.硬化した鱗 3.37
5.ストーム 3.6
4.グリクシスシャドウ 3.63
3.ランタンコントロール 4.4
2.アミュレット 4.47
1.アイアンワークス 4.59

いくらかの傾向が見えてきた。まず、コミュニティは全体的にゲームの定義を変更することを過小評価しているようだ。僕はどんなデッキでも一番難しい事はプランの変更だと思う・・・もし個々のゲームで起こっている事を評価して君の戦術を決めないといけないなら、複雑さが大きく跳ね上がる。一般的に、トロンやスケープシフトのようなデッキは常に同じことをしたらよいから簡単だが、グリクシスシャドウのようなデッキは常に再検討を要求するから難しいと僕は考えている。アミュレットはKCIよりも再検討が多いからKCIよりも難しいと思う。

同じ理由から、親和や《硬化した鱗》のようなデッキはとても難しく、ストームのようなデッキはそこまでじゃないと思う。いちどストームの「やる事」と一般的な動きを覚えたら、毎回同じコンセプトで動くが、親和や《硬化した鱗》は選択肢が浮かび上がるたびに考えないといけない。ストームは方程式を解くために公式を使うようなものだが、《硬化した鱗》は毎回公式を解明するようなものだ

全体として、モダンはスタンダードよりも難しいフォーマットだと思う。これは多くのモダンデッキが独特で他にはない課題を突き付ける(ドレッジ、KCI、死の影)からと、それらがより複雑だからだ。スタンダードのコントロールやミッドレンジデッキは手札のマナカーブに従う事が多いが、モダンでは何もかも1マナや2マナでプレイ出来るため、常に様々なプレイングのやり方がある。

まとめるため、デッキをこう分類しよう:

バーントロンスケープシフトはほとんど練習も経験も要らないデッキだ。バーンは完璧にプレイするのは難しいが勝つために完璧なプレイが必須ではない。
ホロウワンドレッジは難しくないが、メカニズムを見逃さないためにいくらか練習が必要だ。
スピリット青赤フェニックスは複雑だが、環境やデッキ自体の具体的な知識は必要ではない、だから君が良いプレイヤーなら手に取っても良い。
人間ジャンドアブザンは環境の知識がちょっと必要だ。ジャンドとアブザンは高い敷居を持っているが、デッキのポテンシャルを最大限に引き出せなくても十分だ。
ジェスカイ青白はプレイが極端に複雑ではなく、コントロールに精通しているならプレイは出来るだろう。もし君がこれからコントロールを始めたいなら、入門編としても優れている。
ストームはいくらか練習さえしたら、見た目ほど複雑じゃない。コンボデッキの良い入門になる。
グリクシスシャドウは環境に対する知識は大量に必要ではないが、ライフの扱いが独特だから他のデッキと性質が違う。たとえ君が経験豊富なプレイヤーでも、大会で使う前には練習が必要だろう。
《硬化した鱗》親和は非常に難しいデッキだ。3ターン目に《墨蛾の生息地》で毒殺する時もあるから簡単に見えるが、実際はとても複雑なデッキで、僕はしっかり使い込んでから大会に持ち込むことを勧める。
アミュレットKCI、そしてランタンコントロールはそれぞれに特殊な部分がある非常に複雑なでっきだ。大会に出る前にたくさんプレイするだけではなく、マジックオンラインじゃなくて現実でもプレイして置くことを推奨する、なぜなら経験のあるプレイヤーでも圧倒されるからだ。

レガシー編でまた会おう!

(翻訳ここまで)

このシリーズで難しいと書かれていても、絶対に使うべきじゃないとは限りません。興味があるデッキがあったらチャレンジして良いと思います。もしかしたら、意外と合っているかもしれません。

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