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(まとめ)2018年のMTG流行語大賞をノミネートしてみた

   

プロツアーに参加した方も、夜通しで観戦していた方もお疲れさまでした。その少し前のことですが、毎年恒例の「流行語大賞」の候補が発表され、マジックプレイヤーの間でも流行語大賞を考える話題で盛り上がっていました。折角ですのでツイッターのタグ「#MTG流行語大賞」を見ながら候補をまとめてみました。

今年のMTGでいろいろあった思い出を振り返りながらご覧ください。出来る限り時系列に並べています。

《血編み髪のエルフ》《精神を刻むもの、ジェイス》解禁


いきなりですが管理人にとっての大賞はこちらです。今年初めはモダンプレイヤーにとって激震の時でした。一度禁止された《血編み髪のエルフ》、モダンが生まれた時から禁止になっていた《精神を刻むもの、ジェイス》が解禁され、ミッドレンジやコントロールのような比較的遅いデッキのカードパワーを底上げしました。管理人はこれを機に(コントロールを諦めて)ジャンドを組み始め、ある程度結果を出したことですっかり相棒に定着しています。

MTG2.0

モダンで開催されたプロツアー『イクサランの相克』で行弘賢選手をトップ4に送り込んだホロウワン。1ターン目から複数の4/4が並ぶ爆発力、大量ドローとランダムディスカードの《ゴブリンの知識》《燃え立つ調査》を使いこなす過去にない動きは「マジック2.0」「MTG2.0」ともはや別ゲーと言いたくなる声が。

《解放の樹》

「マスターズ25th」で25周年を記念するために各セットから最低1枚ずつのカードが入っていますが、神話レアの一つとして選ばれたのがこれ・・・再録カードだけで構成されるマスターズシリーズで恒例の「はずれ神話レア枠」として引き当てた人を奈落の底に叩き落していきました。

哲子ドライブ

『ドミナリア』発売と同時にプロプレイヤー・原根健太選手がデッキを作成した、《逃亡者、梅澤哲子》と《楕円競争車》のシナジーを軸にしたビートダウン。残念ながらメタゲームに食い込むことは出来ませんでしたが、圧倒的な語感の良さと、和風の哲子がカラデシュの車を運転する構図のシュールさで話題に。

カーン5400円

『ドミナリア』の中でも抜群の唱えやすさから注目を浴び、スタンダードだけでなくモダンでも採用されて値段が上がりに上がった《ウルザの後継、カーン》。あまりの値段にとある配信者がユーザへ不買・店側に配慮を求めたコメントが物議を醸しました。それ以降もスタンダードで採用される神話レアは、結果を出すたびに高いもので4000~5000円まで高騰する傾向が続いています。

《ゴブリンの鎖回し》

『ドミナリア』が発売してから『ラヴニカのギルド』を伴うローテーションまでの環境で圧倒的な支配力を誇った1枚のカード。そう、《ゴブリンの鎖回し》です。「甘寧一番乗り」「湘南乃風」とイラストをネタにした名前もいくつかある模様。

《死儀礼のシャーマン》・《ギタクシア派の調査》禁止

長年レガシーを支配してきた《死儀礼のシャーマン》と《ギタクシア派の調査》ですが、今年7月に禁止になってMTG界に衝撃を与えました。これによって環境を支配していたグリクシスDelverが数を減らしてコントロールに移行し、コンボデッキも《ギタクシア派の調査》でノーリスクの手札確認が出来なくなって慎重なプレイングが求められるようになっています。

大型新人

9月に開催されたグランプリ香港が終了した直後、謎のワードが急上昇しました。不快な態度で対戦相手を毎回怒らせる非常に悪質なマナーで関東では危険視されていたプレイヤーが、最終的にトップ8に残って「大型新人」と揶揄されていたようです。マジックはコミュニケーションのゲーム。勝ちを目指すにしてもお互い気持ちの良いプレイをしたいものです。

旧枠モダン

https://twitter.com/Amberbird09/status/1060753116910444545

フロンティア、オールドスクールなど、定期的にどこからともなく表れては流行するオリジナルのカジュアルフォーマット。旧枠モダンはモダンで使用可能、かつ「初出が第7版・スカージ以前」という非常に限られたカードプールでデッキを組むフォーマットですが、グランプリ名古屋ではまさかのサイドイベント採用という快挙を達成しました。

《運命のきずな》

基本セット2019のボックス特典専用カードとして収録されていた《運命のきずな》を採用したターボフォグデッキがプロツアーで活躍。さらに、Foilでカードの質が異なるため普通の《山》をプロキシとしてプレイさせられる一幕も。今後の方針に対して疑問を投げかける結果になりました。

すべての人類を破壊する。それらは再生できない。

マジックを扱った漫画は長らく途絶えていましたが、昔の環境や当時の流行を描くノスタルジー系読み切りが登場して一躍話題に。大好評で連載化が決定しました。ちなみに季刊の『コロコロアニキ』でも「切札勝舞はマジック:ザ・ギャザリングを使い続ける」というギャグ漫画が開始。分かる人には爆笑間違いなしの内容です。

#中野梓生誕祭2018

一見なんじゃこりゃと思うかもしれません。日本が誇る渡辺雄也プロは「けいおん!」のキャラ、梓(あずにゃん)ファンで超有名。プロツアー開催中の日曜日がちょうど誕生日という設定で、あずにゃんに勝利を捧げ続け日本人唯一のトップ8進出という大活躍。

3日目のシングルエリミネーションでは惜しくも初戦敗退となってしまいましたが、それも「日本時間であずにゃんの誕生日が終わり、魔法が解けていたから」という解釈が。好きなキャラのためなら限界を超えるということかも?

(最後に)

ここまで読んで頂きありがとうございます。みなさんが今年のMTG流行語大賞を選ぶならどれ?この記事で見落とした流行語はあるでしょうか?コメントに一票をお願いします!!

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