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MiniDeckTech:ゴルガリミッドレンジは新環境のベストデッキになれるか?

   

グランプリ名古屋に参加した皆様、お疲れさまでした。

管理人の方は予定通り「構築戦ファナティックパッケージ」を使ったサイドイベントと「日本モダン選手権」に参加。モダン選手権の方はあっさり2連敗で終わりましたが、サイドイベントのモダン・スタンダードでそこそこ高い勝率を出して50パック以上の景品を頂きました。

そうこうしている間にオンラインでは大きな動きがありました。イゼ速あたりを見ているプレイヤーは既にご存知かもしれませんが、全9回戦のオンラインPTQを抜けたトップ8のうち6人がレシピの似たゴルガリミッドレンジを使っています。

新環境になって初めて結果に偏りが出た事例と思いますが、まずはその中でも栄えある全勝リストを見てみましょう。

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ゴルガリミッドレンジ

(by Tixis 10月13日 MOPTQ優勝)

クリーチャー28
4:《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4:《マーフォークの枝渡り/Merfolk Branchwalker》
3:《探求者の従者/Seekers' Squire》
2:《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》
1:《管区の案内人/District Guide》
4:《翡翠光のレインジャー/Jadelight Ranger》
2:《ゴルガリの拾売人/Golgari Findbroker》
3:《貪欲なチュパカブラ/Ravenous Chupacabra》
4:《破滅を囁くもの/Doom Whisperer》
1:《千の目、アイゾーニ/Izoni, Thousand-Eyed》
呪文9
2:《ゴルガリの女王、ヴラスカ/Vraska, Golgari Queen》
3:《秘宝探究者、ヴラスカ/Vraska, Relic Seeker》
2:《暗殺者の戦利品/Assassin's Trophy》
2:《採取/Find》
土地23
8:《森/Forest》
4:《草むした墓/Overgrown Tomb》
7:《沼/Swamp》
4:《森林の墓地/Woodland Cemetery》
サイドボード15
3:《強迫/Duress》
1:《アルゲールの断血/Arguel's Blood Fast》
3:《渇望の時/Moment of Craving》
1:《野茂み歩き/Wildgrowth Walker》
2:《ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt》
2:《最古再誕/The Eldest Reborn》
1:《ビビアン・リード/Vivien Reid》
1:《千の目、アイゾーニ/Izoni, Thousand-Eyed》
1:《採取/Find》

ゴルガリミッドレンジと言ってもかなりレシピに幅があり、このリストは《ゴルガリの女王、ヴラスカ》や《千の目、アイゾーニ》を活かすためクリーチャー重視の構築になっています。

序盤は《ラノワールのエルフ》でマナ加速しつつ、大量の「探検」持ちでカードアドバンテージと土地の確保。《マーフォークの枝渡り》や《翡翠光のレインジャー》というカードパワーが高い緑の面々に加えて《探求者の従者》や探検を参照する《野茂み歩き》まで採用。

戦場に出た時点で仕事をしたクリーチャーが大量に並んでいる状況で輝くのがこのカード。

管理人は《ゴルガリの女王、ヴラスカ》を過小評価していました。これだけアドバンテージ損をしにくい生贄係が大量に入っているデッキでは十分ドローカードとして仕事が出来そうです。

マイナス能力である《突然の衰微》も、《アズカンタの探索》《アルゲールの断血》《火の血脈、サルカン》が使われている環境では下手なクリーチャー除去より保険にもなります。

もはや説明不要の超万能除去《暗殺者の戦利品》、クリーチャーだからこそ応用が利く《貪欲なチュパカブラ》上のリストには入っていませんが《ヴラスカの侮辱》。ゴルガリ団は除去に関してはまさに万能で、隙の無い安定した戦いが出来ます。

《採取/最終》はとんでもなく柔軟なカード。アグロ相手にはこちら側のクリーチャーを1枚だけ生き残らせるリセット、コントロール相手にはたった2マナでクリーチャー2枚を補充する《航路の作成》(強襲)並みのドローとして使えます。

メインだけでも無駄になるカードが少なく隙が無いですが、サイドボードからはさらに手札破壊やアドバンテージ源を増やしたり、逆にアグロ相手の除去を増量する選択肢も用意されています。

その中でも個人的に目についたのは《ビビアン・リード》

プラス能力を連打していれば途切れなくクリーチャーを補充してくれますし、地味にマイナス能力が環境にマッチしています。忠誠度-3で《帰化》か《垂直落下》を選べる能力ですが、実際に使われてかなりの曲者でした。

現在コントロール寄りのデッキが使っているクリーチャーは《破滅を囁く者》《夢喰い》《正義の模範、オレリア》《破滅の龍、ニコル・ボーラス》《パルン、ニヴ・ミゼット》《はじけるドレイク》と飛行だらけです。このあたりの少数のフィニッシャーに頼るデッキはこれが1枚出ているだけで勝ち手段を手札で抱え込む羽目になります。

ゴルガリミッドレンジの中ではメインから複数採用しているリストもあって、居場所を得た今から評価が上がっていくカードになるでしょう。

これから

『ラヴニカのギルド』のストーリーでは、都市の次元ラヴニカが徐々にボーラスの影響を受けていく様子が描かれることになっています。ヴラスカを通じてボーラスの影響を受けているゴルガリ団がこのまま我々のゲーム世界におけるラヴニカを支配してしまうのか?

それとも他のギルドが盛り返すのか?

まだまだ何が起こってもおかしくありません。

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