注目のマジック記事:競技プレイの制度変更を考える
今週金曜日に『ラヴニカのギルド』が発売。ローテーションが実行され全く新しい環境が始まりました。また大会スケジュールの大きな変更も発表されいろいろと意見が飛び交っています。状況確認と新環境の雰囲気を掴むための記事を久々にまとめて紹介。
(国内)
トーナメント制度の再構築
2019年のグランプリ・スケジュールおよびプロツアー予選の変更、「MagicFest」のお知らせ(ウィザーズ日本語公式)
今何が起こっているのか知りたければこちら。PPTQが無くなるのが色々な意味で大きいです。分かりやすいまとめがツイッターにありましたのでそちらを貼っておきます。
昨日色々あったので復活。1分でわかる昨日の発表。#はまNEWS pic.twitter.com/L8rAOafgQS
— はまさん@はま屋 (@ziguyan) October 4, 2018
世界中から集まったトッププロの構築祭
HareruyaWayfinder 『ラヴニカのギルド』 編まとめ(晴れる屋)
拡大を続ける晴れる屋から、恒例の新環境構築デッキ集Hareruya Wayfinderが出ました。デッキに迷ったら、この中から好きなデッキを選んでみるのも選択肢です。
環境一発目、何も分からない中で勝つにはどうする!?
今週末、スタンダードで勝ちたいあなたへ(晴れる屋)
メタゲームが存在せず誰もが思い思いの戦略を使う環境序盤はプロアクティブ(自分から攻める)なスタイルが最善かつ最多です。腕に自信があるなら、クリーチャーデッキをメタったコントロールも有効。それにしても《ドミナリアの英雄、テフェリー》は青白土地が制限された現在でも充分な支配力を持っていそうですね。
新環境を八十岡翔太プロはどう見る?
ヤソの新カードレビュー『ラヴニカのギルド』(Team Cygames)
ゴルガリの扱い
相手のスタイルをこき下ろすのはもう止めにしないか?
ファンデッカス(クローイの日記)
ファンデッカスという言葉があるらしい。要は強いデッキを使うプレイヤーをバッシングする事。個人的にもトロンに敵意を漏らしたりすることがありますが、それはそれとして環境の中で最善を尽くし、相手に対するリスペクトを失わないようにしましょう。
今回の制度変更は本当に改悪ばかりなのか?
mtgの制度変更について(クローイの日記)
鋭い記事が多いので同じDiaryNoteからもう一つ。今回の制度変更はアジアのプロプレイヤーやプロまであと一歩の強豪プレイヤーにとっては極めて不利かもしれない。しかし、世界中の一般プレイヤーにとってはどうか?貴重な予算と休日を何とかやりくりしているMTGプレイヤーから見たら?トッププロの意見だけでは見えないものが、この記事に書かれています。
(海外)
新環境では一週間早く結果を出したデッキに学べ
Competitive Standard Constructed League(ウィザーズ公式)
マジックオンラインでは紙よりも少し早く新セットがリリースされて、競技リーグを制覇したデッキが公開されます。どうしてもオリジナルデッキを自力で調整するのが苦手、コピーデッキで手軽に参加したいなら重要な情報源です。管理人は何故このことに気付かず一人でデッキに悩み続けてたんだ・・・
《秋の騎士》は人間を大きく強化する
The Up To Date Humans Guide For SCG Columbus(StarCityGames)
人間ではないですが(笑)。しかし《集合した中隊》や《民兵のラッパ手》と相性が良いのでその辺りを使うデッキでは単体で優秀。リンク先ではこれをサイドボードに仕込んだ人間デッキのリストとサイドボーディングが解説されています。
《夢喰い》はラヴニカ版《奔流の機械巨人》?
Dream Eater is the New Torrential Gearhulk(Channel Fireball)
瞬唱で唱えられるフィニッシャーですが、単体でカードアドバンテージにはならず、《稲妻の一撃》で簡単に落ちてしまうタフネス。しかし2つ上で紹介したMOのリストでは採用されているため、過小評価されている可能性はありそうです。色やギルドごとで分けたら6マナの選択肢は決して多くはないのも理由かも。
一番売れたラヴニカの新カードは?
Top 10 Cards Sold September 24-30, 2018(TCGPlayer)
一週間おきに売れたカードの上位10種類を紹介するシリーズ。多くの事前予約に混ざって、ローテーション落ちした意外なカードがランクイン。
これは一体・・・?
(ツイッターより)
ニコル姫。 pic.twitter.com/5pRVysZiiS
— めでぃおん (@medion02) September 24, 2018
クッパ姫にキングテレサ姫、むちゃくちゃ流行りましたね。
This point is so wtf...next PT in "asia" will be brisbane in december..wow.... well if wotc want to have only american players, they are doing great...should print only english cards. pic.twitter.com/GqRGIka2Zw
— Jérémy Dezani (@JDezani) October 4, 2018
「この部分は一体何なんだ・・・次の"アジア"のプロツアーは12月のブリスベンか・・・ああ、もしウィザーズがアメリカ人のプレイヤーしか要らないっていうのなら彼らは上手くやってるよ・・・もう英語のカードだけ印刷すればいいさ。」
Please tell me when I can get perfect information for the season
It is only thing I want— shuhei nakamura (@Nakashu_) October 4, 2018
「シーズン中の完全な情報はいつになったら公開されるのか教えてください。欲しいのはそれだけです。」
PPTQはその制度上、疲弊してもううんざりだって人もいたと思う。でも、うんざりするほどのイベント数もなくGP等に参加しづらい地方民にとっては、遠征して先々の人達とmtgを楽しんで飲んだりして、プチGPのような感覚で楽しめる良い機会だったし、mtgへの大きなモチベーションだった。
— のその (@nosonosaaan) October 4, 2018
これなんですよね。福岡、大阪、名古屋など付近で生活してきた管理人はまだしも、他の地域に住んでる方々は大きな大会が開かれにくくなって競技プレイへのアクセスが難しくなります。
晴れプロ辞めました。
悩んだけど、諸々の不一致により決断。どこかに移ったりする訳ではなく、以後は無所属になります。
今後は原根健太一個人として応援いただければ幸いです。— Kenta Harane (@jsp_magic) October 5, 2018
晴れる屋プロ、意外と出入り激しい気もする。
今日はここまで。
そろそろ予約したカードが届く頃ですので、ようやく管理人も新環境に参加できます。またGP名古屋では「構築戦ファナティックパッケージ」と「日本モダン選手権」に予約出来ましたので、サイドイベントを遊び倒す予定です。
早く《暗殺者の戦利品》を唱えたい・・・