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【翻訳】Matt Nass先生が語る鱗親和の使い方とサイドボーディング

      2018/10/06

先日アイアンワークスのガイドを公開したMatt Nassプロが、次に結果を出した《硬化した鱗》デッキ、通称鱗親和の案内もチャネルにアップしました。
(※デッキリストのサイドに《トーモッドの墓所》の漏れを追記しました。)

(原文はこちら)

How to Play Hardened Scales(Channel Fireball)

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(翻訳)

《硬化した鱗》はデッキの中心にして組むのが好きなカードの一つだ。あれは構築でプレイアブルな《倍増の季節》みたいなものさ!僕は2016年の時にこれを使ったスタンダーデッキでMarc JacobsonとChapman Simをグランプリ(以下GP)ヒューストンのトップ8に送り込み、それ以来このカードが大好きになったんだ。

最近では配信用のおもしろデッキとしてモダン版を使っているよ。人間が増えるなどメタゲームが変わってからは、このデッキは見栄えの良い配信デッキから上位のプレイアブルなデッキに代わった。Johann Finkの手でGPバルセロナ9位になり、Lauri Pispaの手でGPプラハを制した。僕もGPデトロイトのチームモダンでPispaのリストに近いものを使用し、2位でフィニッシュした。

《硬化した鱗》

クリーチャー20
4:《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
4:《電結の働き手/Arcbound Worker》
4:《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
4:《鋼の監視者/Steel Overseer》
4:《歩行バリスタ/Walking Ballista》
呪文20
4:《古きものの活性/Ancient Stirrings》
2:《活性機構/Animation Module》
1:《進化の飛躍/Evolutionary Leap》
4:《硬化した鱗/Hardened Scales》
4:《オパールのモックス/Mox Opal》
2:《ゲスの玉座/Throne of Geth》
3:《溶接の壺/Welding Jar》
土地20
2:《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4:《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
9:《森/Forest》
4:《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
1:《ペンデルヘイヴン/Pendelhaven》
サイドボード15
4:《減衰球/Damping Sphere》
2:《四肢切断/Dismember》
1:《進化の飛躍/Evolutionary Leap》
1:《ウルザの後継、カーン/Karn, Scion of Urza》
4:《自然の要求/Nature's Claim》
1:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》

可能なら《地平線の梢》2枚を《森》の代わりにプレイしたかったが、チームメイトのPaulo Vitor Damo Da Rosaが使っていた。それ以外は、このリストに満足している。他にも《英雄たちの結束》、《果てしなきもの》、《テゼレットの計略》のような試す価値のあるカードがあるけれど、僕は今のリストに自信がある。マナが回る限り《ダークスティールの城砦》と2種類の「生息地」は必須だが、《オラン・リーフの廃墟》や《ファイレクシアの核》のようなぼんやりした無色土地は基本的に好きじゃない。

《硬化した鱗》のようなデッキをプレイする事で得られる最大のアドバンテージの一つは、このデッキに対するプレイが難しい事だ。僕はグランプリで、こちらが致死(リーサル)ダメージを与えられる戦場でもその複雑さゆえに相手がタップアウトしてくれる場面が何回もあった。このデッキを隅々まで学ぶ事で、相手のミスに付け込めるようになる。

使い方のアドバイス

常に致死ダメージを与えられるか計算しよう、君自身が驚かされるかもしれない。君が与えるダメージを最大化するためのコツを書いていく。

・《墨蛾の生息地》で相手を倒すために必要なカウンターは9個だ。

・《歩行バリスタ》は《電結の荒廃者》が相手を殴ってからカウンターを受け取ることが出来る。

・《搭載歩行機械》は飛行機械トークンを少しでも多く出すために、《電結の荒廃者》で生贄に捧げる前に可能な限り接合のカウンターを受け取ろう。

・《電結の荒廃者》を《ゲスの玉座》で生贄に捧げるのが役立つ場合もある、例えば《電結の荒廃者》を自分で生贄に捧げるよりもダメージが増え、君の側に被害を出さずに《ゲスの玉座》を残すことが出来る。

・《電結の荒廃者》が2体いる時は、荒廃者をもう1体の荒廃者に捧げよう。

君がリーサルダメージを与えられるかを計算するときは、素早く行うのが重要だ。《硬化した鱗》と《電結の荒廃者》がいる時のダメージ計算のショートカットを挙げておこう。

・《搭載歩行機械》=2+乗っているカウンターの数×2

・《電結の働き手》=合計5個のカウンター(戦場に出た時に2個、動くときに3個)

・《活性機構》=支払ったマナにつきカウンター2個

僕がGPデトロイトでミスした時の場面を見て、ここまで書いたワザを実践してみよう。

https://www.twitch.tv/videos/311002405?t=35m31s
(リンク先はtwitchの該当時間)

この時、僕の手札は《オパールのモックス》と《森》だけだ。しかし、対戦相手のAntonioを厳しい位置に追い込むことが出来る。そのためのプレイを見つけられるかな?

まず、《オパールのモックス》と《溶接の壺》を《電結の荒廃者》で生贄に捧げる。次に《墨蛾の生息地》を起動し、《電結の荒廃者》を《ゲスの玉座》で生贄に捧げる。荒廃者が接合で《墨蛾の生息地》に4個のカウンターを乗せ、増殖が解決されて6/6に成長する。対戦相手の毒カウンターも増殖で3に増えているから、毒カウンターは9個になる。《ゲスの玉座》はまだ戦場にあるから、これに回答するには複数のカードが必要だ。

結果的には相手がカーンで《墨蛾の生息地》に、《自然の要求》で《ゲスの玉座》に回答出来たから、いずれにせよ僕は負けていただろう、しかし上記のようにプレイしていたら勝てる可能性がずっと高くなっていた。

《硬化した鱗》はシナジーで成り立つデッキだから、サイドボーディングは難しい。こういうデッキはいずれも、少ない方がかえって良いものだ。ここからは、主なデッキに対する僕のサイドボーディングを紹介しよう。

人間

OUT
-1 進化の飛躍
-1 溶接の壺
IN
+2 四肢切断

青白コントロール

OUT
-2 ゲスの玉座
-1 オパールのモックス
-4 鋼の監視者
IN
+1 進化の飛躍
+1 大祖始の遺産
+1 ウルザの後継、カーン
+4 自然の要求

バーン

OUT
-1 進化の飛躍
-2 ゲスの玉座
IN
+3 自然の要求

ミラー

OUT
-1 進化の飛躍
-2 活性機構
-3 溶接の壺
IN
+4 自然の要求
+2 四肢切断

バントスピリット

OUT
-1 進化の飛躍
-2 活性機構
-2 溶接の壺
IN
+2 四肢切断
+3 自然の要求

トロン

OUT
-1 進化の飛躍
-2 活性機構
-1 搭載歩行機械
IN
+4 減衰球

読んでくれてありがとう、そして君の鱗親和にも幸運を祈ってるよ。このデッキは僕が長年マジックをプレイしていて一番楽しいデッキの一つだから、君も楽しんでくれると嬉しいね。

(翻訳ここまで)

個人的にもこのデッキでPPTQのシングルエリミネーション入りを連発している知人がいて、デッキパワーは本物だと思います。ギミック満載の複雑な戦場から最適解を見つける技術が必要ですが、自信があるなら手に取ってみてはいかがでしょうか?

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