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個人的プレリリース初心者向けガイド・『ラヴニカのギルド』向け再編版

      2018/10/02

『ラヴニカのギルド』の発売日が近づいていますが、その前にプレリリースが迫っています。プレリリースは新製品を先行で体験できる特別なお祭り。しかし普通のゲームとは違いシールドと言う特殊なルール。シールドは、「その場で6つのパックを購入してアドリブで40枚のデッキを組む」という慣れてないと難しいリミテッドフォーマットになります。

プレリリースやシールドについての案内は公式にも準備されていますが、この記事の目的は考える事を極力シンプルにまとめて、いざ自分自身がプレリリースのシールドで迷わないようにする事です。以前同じ目的で記事を書いた際に頂いたコメントをもとにもう一度リメイクしたものになります。

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シールドで「使える」カードは何か?

ある程度MTGをやっているなら、どこかの記事で「プレイアブル」という事を聞いたことがあるかもしれません。プレイアブル、英語で「playable」とは「使う事が出来る」という意味です。

マジックのカードは色々な能力や効果があります。中にはあまりにも弱すぎるカード、強い場面が限られ過ぎているカードというものもあり、それは残念ながらそのルールで「プレイアブルでない=使い物にならない」という烙印を押されます。

リミテッドで何よりも大事なのはそういうカードをデッキに入れてしまわない事です。そして、好きなようにカードを選べる構築とはその基準も全く違います。

正確なカードの強さを評価するのは難しくても、最低限「使える」カードの基準だけでも覚えておくと、スムーズにデッキを選んだり色を決めたりできます。

基本はクリーチャーと除去

シールドやドラフトの基本は戦場でのクリーチャー同士の殴り合い。いや、押し合いという感じでしょうか?

相手を攻撃して倒すクリーチャー、ブロックするためのクリーチャーを、相手に押し負けないように毎ターン並べて行けるかの勝負です。相手より強い戦力が戦場に整ったら、相手プレイヤーを攻撃して倒せるようになります。

クリーチャー以外で、クリーチャーと同列かそれ以上に評価されるのが、使った瞬間に相手のクリーチャーを倒すことが出来る除去カードです。黒によくある「破壊する」カードもあれば、白や赤にはクリーチャーにダメージを与えるカード、白や青には相手のクリーチャーに貼って動けなくするオーラもあります。緑は限られていますが《捕食》のような格闘を行うカードが代表的です。

2マナから6マナのカードで戦おう

その中でも実際に使われるコスト帯があり、それは2マナ~6マナです。1マナカードのほとんどは弱すぎてすぐにカード1枚の戦力として頼りなくなります。7マナ以上になると土地がそこまで並ばなくて唱える余裕がありません。土地が7枚も並ぶようならむしろ他のカードが足りなくて負けているはずです。

ただし1マナでも例外的に強いカードがあります。今回の『ラヴニカのギルド』では《死の重み》がその筆頭。タフネス2の飛行クリーチャーなどを除去することが出来れば勝敗の分かれ目になります。

もう1枚は《雇われた毒殺者》。1マナ1/1ながら接死を持っているので、飛行や先制攻撃などを持っていない限りどんな格上のクリーチャーでもブロックしただけで破壊してしまいます

他にも例外があるかも知れませんが、中でもとりあえず入れたいレベルで目立つのはこの2種類です。

オーラ・装備品・コンバットトリックについて

他の人に聞いても評価が分かれるのがクリーチャーを強化するタイプのカード。

オーラ・装備品は対処されなければ一気に勝負を決めてしまう力があります。ただしオーラは付けたクリーチャーが除去されると一緒に消えてしまうのでリスクの高いカードです。一時的にクリーチャーを強化する「コンバットトリック」系のカードは、ブロックに合わせて使えばいきなり格下が格上のクリーチャーを破壊したりも出来ます。

これらの「強化」系カードはクリーチャーがいなければ仕事をしないので、入れ過ぎに注意したいところ。

そこで一つの整理法として、これらの装備品・コンバットトリックをマナカーブの6マナ枠に組み込むという方法を考えました。序盤に引きたくないカードをデッキに入れすぎないように、リミッターを設定しています。

ギルドを選ぼう

シールドのデッキ構築では40枚ちょうど、うち土地17枚がセオリーです。そして環境によりますが基本は2色です。たとえタッチでも3色にする場合は基本土地の色が合わないリスクの方が多いので手を出せません。

『ラヴニカのギルド』でのプレリリースでは「ギルドパック」から選ぶ形式になっています。例えばボロス軍(赤白)が好きならボロスのパックを選ぶと、一つだけボロス関連のカードが優先される特殊なパックが混ざっています。これを活かして基本的には選んだギルドの色の2色のみでデッキを組むことになります。

好きなギルドが分からなければ、ギルド診断を見てみましょう!

守るデッキか攻めるデッキかを意識しよう

普通の構築マジックでもアグロ、コントロールみたいなデッキの方向性があります。シールドやドラフトでもデッキの組み方に違いがあり、それぞれに向いているカードと向いていないカードがあります。

コントロール:シールドデッキの大半はこれになります。守りに徹して死なないように盤面を維持しながら、カードアドバンテージを積み重ねたり強力なレアで勝負を決めに行きます。
アグロ:積極的に攻撃して、相手より先にライフを攻めます。強いレアを引けなかった時はゲームが長引くほど不利になりますのでこちらを意識して組みます。今回はギルド全体が攻め重視であるボロス軍を選んだ時もアグロを狙うことが多いでしょう。

デッキで評価の分かれるカード

カードによってはアグロやコントロールのどちらかのみに向いている場合があります。極端な例を見てみましょう。

自分から先に攻めるアグロデッキだったら決定打になるかもしれない強力な除去です。逆に守りに入って長期戦で勝利を狙うコントロールデッキの場合は、何の役にも立たないかもしれないカード。

タフネスに偏った防衛持ちのようなクリーチャーは、ゲームを長引かせて勝負するコントロールデッキではプレイアブルですが、相手より先に攻めに回りたいアグロデッキには向いていません。

最後に、もう一度説明書を読み直そう

(画像は公式サイトから引用)

以前はどうだったか覚えていませんが、今のプレリリースではこんな感じの取扱説明書が付いてきます。長すぎず短すぎず丁寧に作られているので、もう一度組んだデッキを、特にマナカーブがこの範囲内に収まっているか、読みながらチェックしましょう。

実際、これが全く頭に入っていない状態で参加した『UNSTABLE』のドラフトデッキはもう見せるのも恥ずかしい悲惨なマナカーブでした。正直あれで良く1勝できたもんだと思っています。

何だかんだで、この通りに綺麗に組むことがデッキはちゃんと動けて、失敗するデッキは大抵どこか足りていません。

まとめ:プレリリースを楽しもう

思ったより長くなったので、最後に短くまとめます。

・2~6マナのクリーチャーと除去でデッキを組む。
・オーラ、装備品、コンバットトリックは6マナ域扱い。入れすぎ注意。
・この条件で取説通りのマナカーブを目指す。
・2色を選びタッチはしない。
・自分のデッキがコントロールかアグロかを意識してカードを選ぼう。
・取説だ。取説を何度でも読んでマナカーブを見直せ。

プレリリースはいつものデッキを持っていくマジックと違う事が多くて戸惑うかもしれません。

しかしガチンコの戦いというよりは、あくまでお祭り、見本市、お試し会、と言う感じの気軽なものです。普通はあり得ませんがイベントの途中でデッキの中身を変えることもオッケーです。

この記事がいつかプレリリースに参加する誰かの助けになることを祈っています。

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