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無名の黒好きプレイヤーによるMTG記事の翻訳中心ブログです。ほとんどモダン。

『ラヴニカのギルド』個人的活躍カード予想ランキング

      2018/09/26

新しいセットの発売に向けて環境を整理したり予測する練習として続けている、恒例の注目カード予想です。スタンダードとモダンに分けてカードをピックアップしました。

その前に、項目を一つ追加、初動から値段や評価が下がると思う、いわゆる「overrated=過大評価」カードを追加で予想。

値下がりが予想されるカード

《イゼット副長、ラル》

青赤で5マナのプレインズウォーカー。これ自体は十分に強力なカードで、特に-3能力は唱えるころにはほぼ「対象のクリーチャー1体を破壊する」同然です。しかし流石に《ドミナリアの英雄、テフェリー》の唱えやすさは段違いで、これを使うぐらいなら白をタッチしてでもテフェリーの方が使われるのでは?という印象。今のスタンダードにも、テフェリーと置物破壊だけのために白をタッチした青黒コントロールが存在します。

《ゴルガリの女王、ヴラスカ》

こちらもプレインズウォーカー枠。プラス能力のパーマネントを生贄に捧げるというリスクを要求するところが難しい。トークンなどを大量生産するようなデッキでなければ機能するのは難しいでしょう。しかしこの環境は《ゴブリンの鎖回し》もあれば《轟音のクラリオン》のような全体除去も意外と優秀。相性の良いデッキは組みづらいままと思っています。

スタンダード

5位:《敬慕されるロクソドン》

召集に使ったクリーチャーに+1/+1カウンターをばらまき、上手くクリーチャーを展開してから唱えたら強力なボードを作れます。例えば最初の2ターンに1/1を2体並べて、3ターン目にこれを唱えたら2/2が2体と4/4が並ぶ・・・かなりすごい動きだと思います。

4位《軍勢の切先、タージク》

管理人は最初、教導を低く評価していました。場に出して殴り出すまで効果は無く、他のクリーチャーが除去されたりすると単体では意味がありません。しかしこれはパワー3と速攻ですぐに殴りに行けるので、他に適当なパワー2がいれば打点を底上げして攻撃できます。ボロスアグロの中核になるカードです。《ゴブリンの戦親分》とどちらを入れるか迷っていますが、本体性能の高さは多色もあってこちらが上です。

3位:《遁走する蒸気族》

次のターンに赤の呪文を唱えたら2/2、2つ唱えたら3/3で攻撃できる赤いデッキの安定した2マナ域。さらにカウンターを吐き出してマナ加速も出来てしまう。シンプルに赤やボロスカラーのアグロやバーンでも良し、ドラゴンなどの重いカードを使うデッキも組めそうです。

2位:《破滅を囁くもの》

カードアドバンテージこそ取れませんが、サイズなどが素晴らしく、ライフを支払うだけで諜報を行い必要なカードを探したり出来るデーモン。管理人は思いつきませんが、マナを払わないとなれば何かしら悪用出来そうな予感がします。
また《スカラベの神》や《奔流の機械巨人》、《栄光をもたらすもの》に頼ってきたミッドレンジプレイヤーにとっては、実績のある5マナ以上のカードが軒並みローテーション落ちして、同レベルのカードが残っていないことも無視できない要素です。

1位:《生皮収集家》&《無効皮のフェロックス》

1位は迷いに迷ってセットにしました。《生皮収集家》は『ラヴニカへの回帰』ブロックに登場した《実験体》とそっくりですが、除去耐性が無くなった代わりに他のクリーチャーが死亡した時にもパワーアップする可能性があります。《ラノワールのエルフ》と共に緑のアグロデッキでブン回りをもたらす強力な1マナ域です。

《無効皮のフェロックス》はデッキ構築に制限がかかりますが恐ろしいスペックを誇るクリーチャー。2マナ追加で払えば解除できるとは言え、6/6に呪禁が4マナで付いてくる、言いかえれば《霜のタイタン》が4マナで出てくるような感じです。

どちらも緑単のアグロを大幅に強化するとともに、環境の速度を定義する存在になると思います。

モダン

3位:《危険因子》

4点のダメージを受けるか、唱えたプレイヤーが3枚ドローするかを対戦相手に選ばせるインスタント。普通ならただの本体4点火力で終わってしまうカードですが、次のターンに安定してもう1回唱えられたら、どうしますか・・・?引いたカードで即座にライフを削ってこれるバーンで悪さをしそうな1枚。

2位:《秋の騎士》

4/3か、アーティファクト・エンチャント破壊か、4点ライフゲインから好きなものを選べる。《集合した中隊》や《民兵のラッパ手》でめくれても対象内で美味しい。非常に汎用性が高いので、カウンターカンパニーやアブザンでメインやサイドに積まれると思います。上の《危険因子》を使えそうなバーンデッキに対するアンチカードにもなりそうです。

1位:《暗殺者の戦利品》

白状します・・・1枚4000円で4枚予約しました。いくら強力だと言ってもありとあらゆるデッキが使うカードじゃないですし、値段は確実に落ち着くと思います。しかし、モダンでジャンド・アブザンを好んで使う管理人としては夢のようなカード。
2マナであらゆるパーマネントに対応し、さらにウルザランドが3枚揃う前に基本土地に変えることも出来る!
ミッドレンジにとってはサイドボーディングを行ってもなお天敵で、メタゲームから外れる原因になっていたウルザトロン。それをメインから対策できるのはあまりにも大きな変化です。

最後に

ここで書いてあることはあくまで一プレイヤーの評価で順位も割と適当だったりします。みなさんはどのカードが気になりますか?ここまで書いてあることで「それは違うだろ」と思ったことはありますか?ぜひコメントを!

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 - スタンダード, モダン