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『基本セット2019』個人的注目カードランキング・反省編

   

『ラヴニカのギルド』スポイラーシーズンが始まりました。毎回この時期は自分でもプロプレイヤーの真似をして環境予測を兼ねた新カード評価の記事を書いています。今回は、『基本セット2019』で注目したカードがその後どうなったかを追いかけてみましょう。

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スタンダード

5位:破滅の龍、ニコル・ボーラス


正解。4マナで高いコストパフォーマンスを持ちマナフラッドを受ける事が出来るフィニッシャーとして、グリクシスミッドレンジに採用。安定してリストが流れ続けています。グリクシスと言う色は取りあえずディミーアとイゼットが『ラヴニカのギルド』に存在するためローテーション後でもミッドレンジやコントロールが組みやすい色で、ボーラス様もまだ活躍を続けられるパワーカードだと思います。

4位:工匠の達人、テゼレット


不正解。単純なコントロールのアドバンテージ源として考えた場合は、同じ5マナでもフルタップで唱えやすい《ドミナリアの英雄、テフェリー》に軍配が上がります。青黒コントロールがほぼテフェリーのためだけに白をタッチするようなデッキすら見かけました。アーティファクトを主役にしたデッキの場合は環境に存在した《削剝》、それをいくらでも採用できる赤黒のデッキが流行りすぎていたために非常に厳しい立ち位置になってしまいました。次のラヴニカ環境でも、カラデシュのアーティファクト群が落ちてしまうので専用デッキは前以上に作りづらくなりそう。

3位:墓地の司令官


正解・・・?ゾンビは基本セット発売と同時にスタンダードに復帰するため自分で組んでから、2か月の間使っていました。その間確かにメタゲームの一角としてそこそこ存在感があって、StarCityGamesのイベントでは入賞することもありました。管理人自身も小さなFNMでは優勝したことがあります。しかしこのデッキには致命的な弱点があり、ミッドレンジに寄せて調整された赤黒に絶望的に弱いのです。というのも、ロードが2体以上いないと《ゴブリンの鎖回し》や《再燃するフェニックス》を突破できないのです。しかもこちらの大事なカードは細かく除去されてしまう。思ったより環境に恵まれませんでした。

2位:レオニンの戦導者


不正解。《刃砦の英雄》を彷彿とさせる性能で期待していましたが、そもそも白いクリーチャーデッキがそこまで多くなく、あっても白黒騎士や天使デッキ、《王神の贈り物》のような採用されそうでされないデッキでした。単体で見ても唱えた返しにヴラスカに侮辱されたり、チャンドラの反逆の狼煙にされたり、相手に栄光をもたらしたり、チュパカブラの餌になったりと活躍は厳しかったでしょう。この環境は、場に出た瞬間に仕事をせず除去耐性を持たない4マナ以上のクリーチャーは本当に辛かったようです。

1位:サルカンの封印破り


正解。緑単という相性の良いデッキが存在し、黒で《屑鉄場のたかり屋》をタッチする代わりにこちらを使って調整した緑タッチ赤のデッキが登場。トップメタではありませんが安定してスタンダードリーグの5-0リストに出ているようで、少なくともTier2くらいの位置にはいます。残念ながら『ラヴニカのギルド』でグルールが出て来ないので、同じデッキをすぐに組むためのマナベースが厳しくなってしまいます。しかしデッキの作り甲斐があるカードの一つで、また忘れたころに出てくるのではないでしょうか。

モダン

3位:霧の呼び手


不正解。マーフォークデッキの1マナ域として採用できるか?と踏んでいましたが、《呪い捕らえ》のほうに軍配が上がるリストが多いみたいです。それでも僅かながら採用されるリストが存在しているようです。墓地利用デッキの他に《集合した中隊》《召喚の調べ》を多用するデッキが流行るようなら、検討しても良さそうです。

2位:悔恨する僧侶


正解。《漁る軟泥》に近い殴れる墓地対策という位置付けで注目していました。それでも単体では他のデッキに対して2マナ2/1飛行止まりとグッドスタッフ的な採用が出来る性能ではありません。しかし《至高の幻影》と一緒にバントスピリットに採用されて、グランプリでトップ8に残るレベルの大活躍。このデッキなら8枚のロードで打点を底上げして、墓地を使わないデッキに対しても部族アタッカーとして運用に値します。

1位:高山の月


正解。印刷直後からモダンで採用するリストが次々出てきました。個人的にも苦手のウルザトロン・タイタンシフト対策として早速ジャンドに4枚投入して活躍してもらっています。もっともクロックが同時に確保できないとウルザトロンに逆転する事は出来ないので相性が改善されたとは言い難いですが、タイタンシフトには負けなくなりました。このカードが登場して以降はKCIやブリッジヴァインのような新しい高速デッキの誕生も絡み、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》は完全にモダン環境から締め出されたと感じています。

見逃したカード達

蔦草牝馬


やはり呪禁は強かった・・・除去に強いアタッカーで緑のデッキ常連になりました。除去に頼るデッキでは場に出してしまえば致命的に厳しい相手です。タフネスが低いため殴れない状況もありますが、高いパワーと除去耐性が《不屈の神ロナス》や《原初の飢え、ガルタ》を動かすためのパーツとして優秀だったのも追い風でしょう。

火の血脈、サルカン


プレインズウォーカーとして見た場合ピンポイント過ぎてカードパワーが読めませんでしたが、モダンやレガシーで赤いプリズンデッキの勝ち手段として、各種ドラゴンと共に採用されて結果を残しています。

民兵のラッパ手


モダン中心にマジックをしている身としては一番使われてから衝撃を受けたカードで、デッキを調整すれば非常に安定したアドバンテージをもたらすカードです。5色人間やカウンターカンパニーで採用されてデッキの息切れを防いでいます。

練達飛行機械職人、サイ


スタンダードのコンボデッキ、青単ストームのパーツとして採用されました。大量にアーティファクトを唱える動きが飛行機械トークンに置き換わるので勝ち手段として優秀です。1/4というサイズも絶妙で時間稼ぎに最適。

運命のきずな


まさか、ボックスプロモ専用カードがデッキに4枚積まれてプロツアーで暴れるとは、なかなか予想できなかったと思います。これと大量の《濃霧》系で時間を稼いでプレインズウォーカーの能力を活かすターボネクサスが大波乱を巻き起こしました。

最後に

毎回の事ですが、この記事に書いてある内容は基本セット2019が発売されてから直後の3カ月の結果しか反映されていません。『ラヴニカのギルド』が発売され、『カラデシュ』ブロックと『アモンケット』ブロックがスタンダードから退場した新しい環境になれば、活躍するカードもしないカードも変わって行きます。

それでは、『ラヴニカのギルド』でフルスポイラーが出たらまた似たような予想を作る予定です。それまで、好みのギルドとカードが見つかりますように。

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 - スタンダード, モダン