Gathered!

無名の黒好きプレイヤーによるMTG記事の翻訳中心ブログです。ほとんどモダン。

【翻訳】レガシーで青黒《死の影》回し方とサイドボーディング案内

   

今やモダン環境にすっかり定着した《死の影》が、チーム構築戦のプロツアーで活躍して《死儀礼のシャーマン》禁止後のレガシーにも進出しました。デッキの全容を、殿堂プレイヤーでもあるChannel Fireball「総帥」Luis Scott-Vargas氏が解説!

(意訳や省略も含みます。原文はこちら)

Blue-Black Death’s Shadow Deck Guide(Channel Fireball)

スポンサーリンク




(翻訳)

先週末に我々がプレイしたデッキは、私がここ何回かのプロツアーで使った中で最高のデッキだ。青黒《死の影》デッキはパワフルで、速く、素晴らしいマッチアップが多く、悪いマッチアップでも僅差で良いマッチアップは一方的だった。それは素晴らしい事で、我々の結果はかなり良かった。

サンプルレシピ 青黒《死の影》

クリーチャー14
4:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4:《死の影/Death's Shadow》
4:《通りの悪霊/Street Wraith》
2:《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
土地18
4:《不毛の大地/Wasteland》
3:《湿った墓/Watery Grave》
2:《Underground Sea》
2:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
2:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
1:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
1:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
呪文28
4:《渦まく知識/Brainstorm》
3:《思案/Ponder》
1:《定業/Preordain》
2:《致命的な一押し/Fatal Push》
2:《殺し/Snuff Out》
2:《頑固な否認/Stubborn Denial》
4:《目くらまし/Daze》
4:《意志の力/Force of Will》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《再活性/Reanimate》
サイドボード15
3:《夜の戦慄/Dread of Night》
2:《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
2:《ゲスの玉座/Throne of Geth》
1:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1:《悪魔の布告/Diabolic Edict》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
3:《外科的摘出/Surgical Extraction》
2:《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》

このデッキのゲームプランはシンプルだ:素早いクリーチャーで相手にプレッシャーをかけて、同時に《不毛の大地》、《思考囲い》、カウンターで妨害する。君は素早くクロックを刻み相手のゲームプラン成立を止める方法が大量にある、なのでこれはクラシックなアグロコントロールデッキとなり、レガシーでは基本的に「Delver」デッキとして数えられる。

我々はこういう形に落ち着いた、というのもレガシー環境がとても広大であり、直線的なデッキと戦うのが難しいために、能動的なデッキが必要だったからだ。私はグリクシスコントロールも試したけど、コンボとのマッチアップであらゆる角度で異なるコンボデッキが攻めてくるために困難だった、なので早いうちから我々は攻める側になると決めていた。

Death & Taxesも素晴らしいデッキだけど、もし私が《渦巻く知識》をデッキに入れて無ければチームメイトに殺されていただろう、そして私は4枚のメルカディアンマスクス版Foilを持っていて開放する時を待っていた。

Oliver TomajkoがSCGのチームイベントでグリクシスシャドウを使っているのをBKが発見してから、我々はこのリストに取り組み始めた。このデッキは我々が目指していた方向性にあっていたが、もし行き詰ったら青赤緑かグリクシスDelverに戻ることも分かっていた。

BK(Andrew Baekstrom)についての余談だ:BKは新鋭のプラチナプロで明らかに過小評価されている。Matt Nassと違い本当の意味で過小評価だ、特にデッキ調整については。彼は素質があり、彼がデッキを構築するアプローチは好ましく、この青黒死の影デッキで大きく貢献した。彼がこの部分を3回は読んでどこで騙されているのか調べようとするだろうが、そんなことは一つもない。もしそんな事があると思われたら私はいくらか侮辱されているように感じるだろう。

我々が《死の影》で最初にやったのはタッチカラーを切って2枚目の《Underground Sea》を加えた事だ。青黒でまとめるという事は《虚空の杯》に対して不便な回答しか持てない(これは後で説明する)が、青と黒マナしか要らないのでナベースが大きく改善されるのだ。これは《思案》や《渦巻く知識》を使うデッキにとっては特に需要だ、なぜなら3色デッキよりも土地2枚で止まっても構わなくなり、さらに《不毛の大地》に耐性が付く。

次の飛躍は大きかった。Wrapter(彼のデッキ構築の腕前は説明するまでもない)が《再活性》を加えたのだ(訳注:Wrapter=Josh Utter-Leyton)。いつでも動くわけじゃないしライフを支払うから2枚で完璧な枚数だ、しかし本当にこのデッキを次のレベルへと押し上げた。「普通」の使い方は《通りの悪霊》をリアニメイトすることで、これで1ターン目から《稲妻》《致命的なひと押し》に耐性があり《悪意の大梟》を沼渡りでかわす3/4が手に入り、さらに2ターン目に《死の影》をプレイできるほどライフを支払える。

二次的な使い方はさらに気持ちいい。
相手に《思考囲い》を使ってから《再活性》を使うと、相手が愚かにもプレイしようとしていた巨大クリーチャーを奪うのだ。私は複数回《別館の大長》を戦場に出した、それは素晴らしかったよ。死んでしまった《死の影》や《秘密を掘り下げる者》を再利用するために《再活性》を使うこともよくある。

《ゲスの玉座》は最後の刺激的なテクで、あまりにも刺激的で複数の人が《ゲスの評決》の間違いだと考えたくらいだ。違う。《ゲスの玉座》は狙って入れた、《虚空の杯》を1から2に増殖するためにあるんだ。これで我々の1マナ域が解放され、多くの《虚空の杯》X=1デッキがプレイする相手の2マナ域はロックされる。非常に狭い、しかし我々は、例えばバウンスのような影響が小さすぎる何かよりも、強力で対象が狭いものを求めたんだ。

回し方のコツ

相手がビートダウンと分かっていなければ、積極的に《湿った墓》をフェッチする事。このデッキの狙いは2~3ターン目に《死の影》をプレイする事だから、ためらうな。

・もし最初の手札に《秘密を掘り下げる者》があれば、先にプレイするのがほとんどいつでも正しい。一度戦場に《秘密を掘り下げる者》が出たら、《思考囲い》と《不毛の大地》はさらに強力になる、だからプレッシャーを展開する事から始めるのが最善なんだ。
・《通りの悪霊》を1ターン目に《再活性》するのが最高のスタートだから、相手が早いコンボだと分かっているのでない限り、そうしよう。
・相手の《瞬唱の魔道士》を《再活性》してその効果で《再活性》を唱えるのは良い動きだ。
・《目くらまし》で《湿った墓》を回収したら《死の影》が成長するから、時にはそれだけのために《目くらまし》を使う場合もある(自分の呪文に対してもだ)。
・もし戦闘になりそうだと思ったら、《通りの悪霊》を構えておけば《死の影》の本当のサイズを隠すことが出来る。
・自分のライフを減らすため、相手のクリーチャーを破壊する前に1、2回殴らせることもある。

このデッキはゲームを素早く終わらせることを目指す。君はカードアドバンテージを得たりゲームをコントロールするのではない。君は両方のプレイヤーのライフを1にし、それから相手のライフを0にする。そういうわけで、このデッキはアグレッシブで相手にプレッシャーをかける事を意識したプレイが求められる。《死の影》のようなカードを使えばつまづく場合もあり、君は《死の影》が戦場を支配するのに十分なサイズを持ちつつ君自身が1回の攻撃で死ないように勝ちと負けのバランスを取っていく必要がある。

サイドボーディング

対青赤緑Delver

OUT
-1《頑固な否認》
IN
+1《悪魔の布告》

もし相手が《タルモゴイフ》ではなく《わめき騒ぐマンドリル》を採用していたら、《致命的なひと押し》を切って《虚無の呪文爆弾》を入れても良い。

ここではゲームの展開は戦場に乗り込めるかにかかっており、どちらのプレイヤーも素早くリソースを交換しにかかるから、《意志の力》と《目くらまし》が欲しい。《行き詰まり》と《不毛の大地》によって君のマナが圧力をかけられるから、何かを着地させるためにピッチスペルが必要だ。良いニュースは、それが出来たら君のクリーチャーのほうが大きいから、息切れしなければ大半のゲームは勝てる事だ。

対グリクシスコントロール

OUT(先手)
-2《殺し》
-2《致命的なひと押し》
-1《意志の力》
IN(先手)
+2《最後の望み、リリアナ》
+1《悪魔の布告》
+2《トーラックへの賛歌》
OUT(後手)
-2《殺し》
-2《致命的なひと押し》
-1《目くらまし》
IN(後手)
+2《最後の望み、リリアナ》
+1《悪魔の布告》
+2《トーラックへの賛歌》

後手で《意志の力》が欲しいか《目くらまし》が欲しいかは微妙だ、最初は《意志の力》を抜いていたが、私はジェイスや《コラガンの命令》のような影響力の大きい呪文と戦うために《意志の力》を好むようになった。私たちの中には《意志の力》をさらに削って《致命的なひと押し》を残す人もいたが、私はそれだと《悪意の大梟》と戦うのには有効ではないと知った。

対Death & Taxes

OUT
-4《意志の力》
-2《再活性》
-2《頑固な否認》
IN
+3《夜の戦慄》
+2《最後の望み、リリアナ》
+1《悪魔の布告》
⁺2《トーラックへの賛歌》

《意志の力》は《霊気の薬瓶》と《魂の洞窟》に対して残念過ぎる一方で《目くらまし》はそこかしこで重いカードを捕らえてくれる。《頑固な否認》は《剣を鋤に》や《流刑への道》に対する必要悪だ。

対リアニメイト

OUT
-2《致命的なひと押し》
-2《殺し》
-2《不毛の大地》
-1《死の影》
IN
+1《虚無の呪文爆弾》
+1《悪魔の布告》
+2《トーラックへの賛歌》
+3《外科的摘出》

リアニメイトは大量の《沼》をプレイしているから《不毛の大地》は効果的でない、そして君は脅威を削って妨害を全部入れることが出来る。これは君にとって最高のマッチアップで、サイドボード前も後も非常に有利だ。

対Sneak and Show

OUT
-2《致命的なひと押し》
-1《死の影》
IN
+1《悪魔の布告》
+2《トーラックへの賛歌》

《秘儀の職工》をケアしないといけないから、除去呪文は3枚残す。また《狡猾な願い》《直感》版に対しては、除去を削って《外科的摘出》を入れたい(《直感》を正真正銘打ち消してくれる)。

対ミラー

OUT
-1《頑固な否認》
-2《殺し》
IN
+2《最後の望み、リリアナ》
+1《悪魔の布告》

このマッチアップはテストしたことが無いが、私は《目くらまし》は問題なく、マッチアップは《意志の力》が必要になるくらい速くなると思う。

対エルドラージ

OUT
-2《頑固な否認》
-1《致命的なひと押し》
-1《定業》
IN
+2《ゲスの玉座》
+1《仕組まれた爆薬》
+1《悪魔の布告》

《致命的なひと押し》を削るのは嬉しくないが、《虚空の杯》には回答が3枚は必要で、《意志の力》も《目くらまし》も全部欲しい。《致命的なひと押し》の方が《悪魔の布告》よりも強い可能性はあるが、《現実を砕くもの》と《終末を招くもの》を止められないのは辛い。

対奇跡

OUT
-2《再活性》
-2《致命的なひと押し》
-2《殺し》
IN
+3《夜の戦慄》
+1《虚無の呪文爆弾》
+2《トーラックへの賛歌》

《再活性》はクリーチャーが無く追放効果を使う相手に弱い、また《夜の戦慄》は《僧院の導師》と戦う助けになる。

対赤単プリズン

OUT
-2《致命的なひと押し》
-2《殺し》
-1《定業》
IN
+2《ゲスの玉座》
+1《仕組まれた爆薬》
+2《トーラックへの賛歌》

このマッチアップは背筋が凍るようだ、私はプロツアーでこっぴどく負けた。とは言え、もし《目くらまし》と《意志の力》を大量に引いたら確かに勝てる。

近いうちに大会のレポートを上げる予定だが、先にデッキガイドを上げておきたかった。もし聞きたいことがあればコメントかツイッター(@lsv)で教えてくれ!

(翻訳ここまで)

記事とは関係ありませんが、《Force of Will》を日本語で《意志の力》とだけ書くとレガシー勢の方は違和感ないでしょうか?

関連

 - レガシー