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プレリリースシールドの個人的な初心者向けガイドライン

      2018/07/10

基本セット2019のリリースが間近に迫ってきましたね。

ここ最近モダンだけをやっていた時期が長くてプレリリースも敬遠していたのですが、久しぶりに参加してきました。

結果から言うと2回参加して青黒で3-0・白黒(Round3だけ白赤に変更)で1-2、合計4勝2敗とまずまずの成績。何よりお祭り感と何が起こるか分からないドキドキ感が楽しくて、また次回も行きたくなっています。

しかし、事実上右も左も分からない状態でのシールドと言うのは、あまりにも不安でした。なので次回以降に向けてその時の手ごたえや気付いた事を残したいと思って、自分向けのプレリリース入門という形でまとめます。

プレリリースのガイドは公式サイトにもありますが、この記事の目的は自分なりにそれを補足しつつ、どんなカードでどうやってデッキを組むかについて思考をもう少しシンプルにする事を目指します。

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シールドで「使える」カードは何か?

ある程度MTGをやっているなら、どこかの記事で「プレイアブル」という事を聞いたことがあるかもしれません。プレイアブル、英語で「playable」とは「使う事が出来る」という意味です。

マジックのカードは色々な能力や効果があります。中にはあまりにも弱すぎるカード、強い場面が限られ過ぎているカードというものもあり、それは残念ながらそのルールで「プレイアブルでない=使い物にならない」という烙印を押されます。

リミテッドで何よりも大事なのはそういうカードをデッキに入れてしまわない事です。そして、好きなようにカードを選べる構築とはその基準も全く違います。

例えば今回、基本セット2019のプレリリースで管理人が引いた神話レア↓

《火の血脈、サルカン》は構築デッキにドラゴンが大量に入っていれば強力ですが、それ以外ではただ毎ターン1枚引いて1枚捨てるだけの重い《苦しめる声》っぽい効果止まりです。リミテッドでは「とても使えない」性能で、LSVもそのような評価をしています。

こんな感じで、正確なカードの強さを評価するのは難しくても、最低限「使える」カードの基準だけでも覚えておくと、スムーズにデッキを選んだり色を決めたりできます。

基本はクリーチャーと除去

シールドやドラフトの基本は戦場でのクリーチャー同士の殴り合い。いや、押し合いという感じでしょうか?

相手を攻撃して倒すクリーチャー、ブロックするためのクリーチャーを、相手に押し負けないように毎ターン並べて行けるかの勝負です。相手より強い戦力が戦場に整ったら、相手プレイヤーを攻撃して倒せるようになります。

クリーチャー以外で、クリーチャーと同列かそれ以上に評価されるのが、使った瞬間に相手のクリーチャーを倒すことが出来る除去カードです。特に《殺害》のような除去は相手の1番強いカードを倒せるので温存したいですが、最悪マナカーブ通りに使ってテンポ負けを防げるのでそのコストのクリーチャー1枚分として数えることが出来ます。

青の場合は《本質の散乱》のようなカウンターも除去1枚分として扱えます。まあ《本質の散乱》以外はちょっと重くて構えにくいですが。

その中でも実際に使われるコスト帯があり、それは2マナ~6マナです。1マナは弱すぎてすぐにカード1枚の戦力として頼りなくなります。7マナ以上になると土地がそこまで並ばなくて唱える余裕がありません。並ぶようならむしろマナフラッドで負けているはず。

ただし1マナでも例外的に強いカードがあります。《ラノワールのエルフ》、《戦墓のグール》、《ショック》は普通に強いです。確実に1マナ分以上の力を持っています。

これが必ず正解ではありませんが、リミテッドにおける「最低限プレイアブル」なカードはここまで書いたようなクリーチャーと除去で、それ以外はデッキに入れないようにすると単純に使いやすく安定したデッキに仕上がります。

オーラ・装備品・コンバットトリックについて

他の人に聞いても評価が分かれるのがクリーチャーを強化するタイプのカード。

その中でも、オーラだけは試してみたけどやっぱり駄目でした。数回殴れても最終的に除去を撃たれてクリーチャーごと破壊されます。そうなったらカード2枚分とそのマナを殺されて大損

原則としてオーラは「プレイアブルではない=使えない」と思っています。例外は《騎士の勇気》や《冥府の傷跡》のようなクリーチャーごと消えてもフォローが効くものです。

クリーチャーが死んでも付け替えらえる装備品、インスタントであるコンバットトリックはそこそこですが、それでも1枚で完結せず、クリーチャーが足りないところに強化手段だけを引いて止まるというリスクがあります。正直入れすぎは出来ません。

そこで一つの整理法として、これらの装備品・コンバットトリックをマナカーブの6マナ枠に組み込むという方法を考えました。序盤に引きたくないカードをデッキに入れすぎないように、リミッターを設定しています。

それでも、出来ればクリーチャーと除去だけでデッキを組みたいですね。

色の選び方

シールドのデッキ構築では40枚ちょうど、うち土地17枚がセオリーです。そして環境によりますが基本は2色です。たとえタッチでも3色にする場合は基本土地の色が合わないリスクの方が多いので手を出せません。

ちなみに『基本セット2019』は神話レア以外の多色カードがいつもより少なく、1枚で勝てる重いカードのほとんどがダブルシンボルなので、3色目を取るのは難しい印象です。

さて、色の選び方ですが、基準は先ほど整理した「使えるカード」の枚数が最も多い2色です。その中でもカードを突っ込んで23枚に届き、かつ綺麗なマナカーブを描ける2色を取ります。「使えるカード」が少なすぎる、少なくとも10枚未満の色はその時点で切ります

1枚だけ強いレアがあると迷う事も多いですが、それでもデッキ全体のマナカーブが整っている事を最優先にします。

最後に、もう一度説明書を読み直そう

(画像は公式サイトから引用)

以前はどうだったか覚えていませんが、今のプレリリースではこんな感じの取扱説明書が付いてきます。長すぎず短すぎず丁寧に作られているので、もう一度組んだデッキを、特にマナカーブがこの範囲内に収まっているか、読みながらチェックしましょう。

実際、これが頭に入っていない状態で参加した『UNSTABLE』のドラフトデッキはもう見せるのも恥ずかしい悲惨なマナカーブでした。正直あれで良く1勝できたもんだと思っています。

何だかんだで、この通りに綺麗に組むことがデッキはちゃんと動けて、失敗するデッキは大抵どこか足りていません。

最後に:プレリリースを楽しもう

思ったより長くなったので、最後に短くまとめます。

・2~6マナのクリーチャーと除去でデッキを組む。
・コンバットトリックと装備品は6マナ域扱い。
・オーラは無視する。
・この条件でセオリー通りのマナカーブを目指す。
・それが出来る2色を選びタッチはしない。
・取説だ。取説を何度でも読んでマナカーブを見直せ。

プレリリースはいつものデッキを持っていくマジックと違う事が多くて戸惑うかもしれません。

しかしガチンコの戦いというよりは、あくまでお祭り、見本市、お試し会、と言う感じの気軽なものです。普通はあり得ませんがイベントの途中でデッキの中身を変えることもオッケーです。

この記事がいつかプレリリースに参加する誰かの助けになることを祈っています。

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