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【翻訳】スタン・カードパワーランキング(PTドミナリア編)

      2018/06/10

Channel FireballがFacebookでの投票などを使って更新しているパワーランキングをご存じでしょうか?その時のメタゲーム状況を反映して今環境を定義づけているパワーカードが一目で分かります。新しいデッキを作るなら、ランキングに書かれているカードの対策は絶対に怠らないようにしたい。

(原文はこちら)

Standard Power Rankings: Pro Tour Dominaria(Channel Fireball)

リンク先のページはそのまま次週に更新され、翻訳した原文は失われます。

(翻訳)

1位:《ゴブリンの鎖回し》

グランプリバーミンガムの後に多様な環境を期待した人々は、バカげた数の《ゴブリンの鎖回し》がプロツアーのトップ層を埋めている事に落胆した。このカードはメタゲームから横に広がる戦略を完全に否定しているだけでなく、数字の比率が優秀で赤単でも2色の赤いデッキでもプレイできる。他の環境であれば《ゴブリンの鎖回し》はちょっと面白いカード止まりだったが、赤が強いため環境の柱の一つになっているのだ。

2位:《栄光をもたらすもの》

5マナ速攻ドラゴンの血を受け継いでいる《栄光をもたらすもの》は、プロツアーの決勝戦でその名前通りの活躍を見せた。《ゴブリンの鎖回し》がタフネス1と1マナ域のクリーチャーを咎めるように、《栄光をもたらすもの》は即座に価値を生まない4~5マナ域をプレイする事を咎めるのだ。

3位:《削剝》

《削剝》も特定のニッチなアーキタイプを制限している要素だ。堅実な2マナの除去なだけではなく、機械巨人や《王神の贈り物》を取り除けることで一部の赤に対する最高のフィニッシャーを咎めている。今後のRPTQで行われるチームスタンダード戦は、単純に削剝と鎖回しが1人のプレイヤーに限定されるという理由だけで凄く開かれた環境になるだろう。

4位:《ヴラスカの侮辱》

《ヴラスカの侮辱》は《再燃するフェニックス》や《反逆の先導者、チャンドラ》に対する恒久的な回答になるため青白系のコントロールではなく青黒系のコントロールを選ぶ強い主張になっている。《排斥》も同じように使えるが、今のメタゲームではライフゲインが重要で、《奔流の機械巨人》で使いまわしたり《アズカンタの探索》や《機知の勇者》でたどり着くことも珍しくない。

5位:《キランの真意号》

環境に残された最も恐ろしい機体が帰ってきたのはさほど前の事じゃない。《キランの真意号》は1枚で環境から《封じ込め》の枚数を減らしただけでなく、環境で一番厄介な脅威であり続けている。赤にパワー3の生物がようやく揃ってきたから、デッキ構築で犠牲を負うことなくプレイする事が許されるのだ。

6位:《強迫》

《削剝》はアーティファクトに対する保険になっているが、最も多くプレイされている軽い妨害は《強迫》だ。サイドに少しだけ使われていたのが、今やあらゆる黒いデッキのサイドボードに4枚搭載されている。もし相手に黒マナがあればサイドボードには必ず《強迫》が4枚セットで入っていることを認識するべきだ、そして《大災厄》もあるため手札破壊が連鎖することも増えた。コンボやコントロールをプレイするなら気を付けよう。

7位:《ラノワールのエルフ》

どこもかしこも《ゴブリンの鎖回し》だらけだが、《ラノワールのエルフ》は緑デッキの1ターン目の動きとしてあまりに強力なため、メタゲームに存続している。特筆する事だが、後手で赤いデッキが相手の時はサイドアウトするのがよくあるプランになった。それ以外では4マナ域を叩きつけるのが重要であるゆえに《ラノワールのエルフ》が優れていて、これだけ不利なメタゲームであっても有効である事がこのカードの強さを物語っている。

8位:《機知の勇者》

青黒ミッドレンジと様々な《王神の贈り物》デッキにおいて、《機知の勇者》がデッキを支えている柱だ。終盤戦で大きな価値を生み出す3マナ域と言うだけではなく、こういうデッキが回るためにはカードのフィルタリングが重要で赤系デッキの一貫性に対抗する貴重な手段でもある。たとえ《ゴブリンの鎖回し》で除去されるとしても、これは手札を整えつつ戦場にも展開する数少ないカードだ。

(翻訳ここまで)

赤、強くなりましたね・・・。強いカードが多すぎて何か1枚禁止してもあまり変わらない気がします(笑)。

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