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【翻訳】最新型マルドゥパイロマンサーの調整とサイドガイド

      2018/05/17

《血編み髪のエルフ》が解禁されジャンドブームが広がった後も入賞を続けているマルドゥパイロマンサー。グランプリで好成績を残したOliver Tiuによるレシピと調整後のサイドボードプランです。

(注:コメントの指摘を受け、サンプルレシピに《コラガンの命令》を追加)

(原文はこちら)

Mardu Deck Guide(Channel Fireball)

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(翻訳)

僕はフェアデッキが圧倒的に好きだ。単純に言うと、これは今のモダンの状況を考えたら理想的ではない。アグロ、コンボ、ビッグマナデッキが環境を定義している。

よりフェアで受動的なデッキが戦うには、回避困難になる能動的なゲームプランと、同時にモダンの多様な脅威に対する幅広い回答が必要だ。

それが、僕がジャンドやコントロールデッキよりも今はマルドゥパイロマンサーが優れた選択だと信じる理由だ。このデッキは墓地をリソースとして他のフェアデッキが真似できないレベルでフル活用する。《未練ある魂》、《信仰無き物あさり》、《騒乱の歓楽者》のようなカードは、ゲーム終盤にマナの使い道がいつでもあって息切れしない事を約束してくれる。

《若き紅蓮術士》は対戦相手に素早くクロックを刻む。これは除去や手札破壊があまり効かないデッキ相手には極めて重要だ。

これが、僕がグランプリ・ハートフォードで12-3という結果を出した時に持ち込んだリストだ:

マルドゥパイロマンサー

クリーチャー8
4:《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》
4:《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
呪文32
1:《戦慄掘り/Dreadbore》
2:《血染めの月/Blood Moon》
1:《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
2:《集団的蛮行/Collective Brutality》
4:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
2:《致命的な一押し/Fatal Push》
4:《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
3:《コラガンの命令/Kolaghan's Command》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《未練ある魂/Lingering Souls》
1:《魔力変/Manamorphose》
1:《終止/Terminate》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
土地20
4:《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》
2:《血の墓所/Blood Crypt》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
2:《山/Mountain》
3:《湿地の干潟/Marsh Flats》
3:《沼/Swamp》
サイドボード15
2:《集団的蛮行/Collective Brutality》
2:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2:《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》
1:《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
1:《配分の領事、カンバール/Kambal, Consul of Allocation》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
1:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
1:《摩耗/Wear》/《損耗/Tear》

僕はこのリストは予測したメタゲーム上良い位置にいると思っていたが、Boglesに対する警戒が充分ではなかった。このリストは主にホロウワンと人間を倒すためにデザインしたが、大会中どちらにも当たらなかった。モダンはダイナミックな環境だから、今後はいくつかの変更をするだろう。以下は僕がMOCSプレイオフで使うであろうリストだ:

マルドゥパイロマンサー改

クリーチャー8
4:《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》
4:《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
呪文32
2:《血染めの月/Blood Moon》
2:《集団的蛮行/Collective Brutality》
4:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
2:《致命的な一押し/Fatal Push》
4:《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
2:《コラガンの命令/Kolaghan's Command》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
1:《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
4:《未練ある魂/Lingering Souls》
2:《魔力変/Manamorphose》
2:《終止/Terminate》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
土地20
4:《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》
2:《血の墓所/Blood Crypt》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
2:《山/Mountain》
3:《沼/Swamp》
3:《湿地の干潟/Marsh Flats》
2:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
サイドボード15
2:《集団的蛮行/Collective Brutality》
2:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
2:《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster》
1:《熱烈の神ハゾレト/Hazoret the Fervent》
1:《はじける破滅/Crackling Doom》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》
1:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
2:《摩耗/Wear》/《損耗/Tear》

《はじける破滅》と《摩耗/損耗》はBoglesの人気上昇を受けたものだ。《摩耗/損耗》はこのデッキに対する最強のカード群(《虚空の力線》、《安らかなる眠り》、《神聖の力線》)への効果的な回答を兼ねる柔軟なカードでもある。

《魔力変》は《血染めの月》の影響下でもマナを修正し、《騒乱の歓楽者》の燃料になり、《若き紅蓮術士》の誘発を助ける、このデッキでは素晴らしいカードだ。

《コラガンの命令》はフェアで受け身のデッキ相手の時に輝くカードであり、そういうデッキが環境が進むにつれて少なくなっているため削っている。また今のモダン環境では《ヴェールのリリアナ》が良い位置にいるとは全く思っていないので、代わりにメインデッキに《最後の望み、リリアナ》を選んだ。ホロウワン、人間、親和、Bogles(《神聖の力線》がある場合)は《ヴェールのリリアナ》をさほど気にしない。

サイドボードの《ゴブリンの熟練扇動者》は妙に見えるかも言しれない、しかしサイドボード後にコンボやビッグマナデッキ相手にプレッシャーを与える手段を増やしてくれる。みんなこれがスタンダードで使えた時から忘れているようだが、こいつが生み出すクロックは冗談では済まされない。さらに、《ゴブリンの熟練扇動者》と《熱烈の神ハゾレト》は墓地に依存しない脅威としてサイドイン出来る。これは相手が《大祖始の遺産》、《虚空の力線》、《安らかなる眠り》を大量に積み込んでいる時に役に立つ。

モダンはあまりにも多様で、たとえ最も人気なデッキでもメタゲームでは数パーセントにしかならない、なので各マッチアップに対するサイドボードガイドは作れない。代わりに、最も多いものだけカバーしておく。フェアデッキかアンフェアデッキかでサイドボーディングは似ていることが多いから、このガイドを使って他の目立っていないデッキに対するプランを見つける助けにしてほしい。

人間

-2《魔力変》
+2《仕組まれた爆薬》

君の主な「妨害と《血染めの月》」というプランが極めて効果的だから、これは起こりうる最も良いマッチアップの一つだ。《スレイベン守護者、サリア》に対して噛み合わないから《魔力変》を削る。サイド後は《イゼットの静電術士》を警戒し、《未練ある魂》を並べ過ぎないように。それ以外には、相手はマルドゥのゲームプランに対して恐ろしく強力な武器は持っていない。

ホロウワン

-2《血染めの月》
-1《最後の望み、リリアナ》
-2《致命的なひと押し》
-2《集団的蛮行》
-2《コラガンの命令》
+4《虚空の力線》
+1《虚無の呪文爆弾》
+2《ゴブリンの熟練扇動者》
+1《熱れるの神ハゾレト》

相手の展開が早く脅威の多くが除去に耐性を持つので、ゲーム1は厳しいマッチアップだ。このゲームを奪う手段は《若き紅蓮術士》を生き残らせてレースを挑むことだ。タイミング良く除去や手札破壊を撃てれば相手を減速させられるから、このプランは実際に効果がある。手札破壊を使う時は、最優先はキーパーツを探す呪文(《信仰無き物あさり》、《燃え立つ調査》、《ゴブリンの知識》)を使わせない事だ。もし相手がドロー呪文を複数持っていてこちらに《若き紅蓮術士》があるなら、代わりに除去を落として紅蓮術士が逃げ切ることを祈ろう。この相手に受け身のゲームを行うのは、相手が墓地を完全に利用し始めたら効果が無くなる。

トロン

-2《致命的なひと押し》
-1《最後の望み、リリアナ》
-2《終止》
+2《ゴブリンの熟練扇動者》
+1《熱烈の神ハゾレト》
+2《摩耗/損耗》

このマッチアップは酷い。以前はサイドボードで《溶鉄の雨》をプレイしていたが、それでもマッチアップは悪すぎて倒そうとする価値もないと分かった。一番可能性が高いプランは《血染めの月》と優れたプレッシャー、《若き紅蓮術士》か《ゴブリンの熟練扇動者》だ。《血染めの月》だけでは足りない、なぜなら相手は最終的に回答するか、単純に脅威を素出しするからだ。

ストーム

-1《最後の望み、リリアナ》
-4《未練ある魂》
-2《血染めの月》
-2《終止》
-2《コラガンの命令》
+2《ゴブリンの熟練扇動者》
+2《仕組まれた爆薬》
+2《集団的蛮行》
+1《虚無の呪文爆弾》
+4《虚空の力線》

このマッチアップでは腐る呪文がありゲーム1は厳しくなる。それでも《若き紅蓮術士》を手札破壊と除去でバックアップすれば大きなクロックを確保できるので勝てなくはない。《けちな贈り物》を通したらゲーム1で勝つのはほぼ不可能だから、機会があれば殆ど必ず手札破壊で選ぶべきだ。サイドボード後は《仕組まれた爆薬》が《巣穴からの総出》への優秀な回答になり、墓地対策で《けちな贈り物》と《炎の中の過去》のエンジンを止められるのでずっと有利なゲームが出来る。《未練ある魂》はあまりにも遅かったが、《ゴブリンの熟練扇動者》がプレシャーをかける手段になってくれる。

Bogles

-1《最後の望み、リリアナ》
-2《コラガンの命令》
-2《集団的蛮行》
-1《致命的なひと押し》
-2《終止》
+1《熱烈の神ハゾレト》
+2《ゴブリンの熟練扇動者》
+2《仕組まれた爆薬》
+2《摩耗/損耗》
+1《はじける破滅》

相手の引きが悪いか素早く《若き紅蓮術士》でゲームを奪わなければ、ゲーム1で勝つのは不可能だ。ゲーム2は本当に便利な道具があって有利になる。サイドボード後は、先手であれば妨害手段が手札破壊しかない(《仕組まれた爆薬》、《摩耗/損耗》、《はじける破滅》が無い)ハンドをキープする。確かに、力線で負けることもあるが、相手は最初の手札にボーグルと力線の両方を持ってないといけないのだ。後手であれば、同じ手札をマリガンする。後手の場合は《仕組まれた爆薬》、《摩耗/損耗》、《はじける破滅》が無いハンドは、よほど枚数が減ってない限り基本的に全部マリガンする。手札破壊だけのハンドは、こちらが手札から捨てさせる前に相手がボーグルを着地させてしまえるから、遅すぎるのだ。

《親和》

-2《集団的蛮行》
-2《血染めの月》
+2《仕組まれた爆薬》
+2《摩耗/損耗》

このマッチアップは君の手札破壊、除去、脅威が全部相手のゲームプランに刺さるから有利だ。サイド後は相手が非常に強力な武器、《刻まれた勇者》と《ギラプールの霊気格子》にアクセスできて難しくなる。僕は手札破壊のチャンスがあれば基本的にこの二つのどちらかを選ぶ。もしこの2つの脅威に回答できるなら、ゲームは順風満帆になるだろう。

ジャンド

-1《思考囲い》
-2《集団的蛮行》
+1《熱烈の神ハゾレト》
+2《仕組まれた爆薬》

このデッキは消耗戦が得意なように出来ているから良いマッチアップだ。《ヴェールのリリアナ》と単体除去のようなカードは《若き紅蓮術士》に対して弱い。《騒乱の歓楽者》、《未練ある魂》、《信仰無き物あさり》のようなカードがもたらすアドバンテージにジャンドが追い付くのは極めて困難だ。相手の除去やリセットから《若き紅蓮術士》を守れるから《仕組まれた爆薬》より《集団的蛮行》の方が良い可能性はある。しかし爆薬は相手の脅威の大半が2マナであることから相性が良くて好みだ。《熱烈の神ハゾレト》はジャンドに対してただ強カードになる、なぜなら相手は《ヴェールのリリアナ》をサイドアウトする、つまりハゾレトに対して完全に何も出来ないんだ。

バーン

-1《最後の望み、リリアナ》
-2《コラガンの命令》
-1《思考囲い》
+2《集団的蛮行》
⁺2《ゴブリンの熟練扇動者》

このマッチアップで成功するかは、《集団的蛮行》を何枚引くかにかかっている。これが君にとって1番強いカードだ。僕はこの相手に対する《血染めの月》は良いと思う、なぜなら正しいタイミングで着地出来れば、相手の《ボロスの魔除け》と《稲妻のらせん》を手札で腐らせられるからだ。それ以外では、基本土地を積極的にフェッチするのと着実なクロックを維持する事だ、十分な時間を与えたら相手はいつか止めになる火力呪文を引くからね。

(翻訳ここまで)

このデッキが流行りだした頃のレシピと今の傾向を比べると、《僧院の速槍》が姿を消しています。入れたところでトロンやヴァラクートには月頼みの運ゲーから抜けられず、それ以外にはサイドアウト常連で噛み合わないカードでした。

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