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【翻訳】ジャンドのミラーマッチをSeth Manfieldと対策しよう

   

今モダンで一番(管理人にとって)熱いデッキ、《血編み髪のエルフ》入りジャンド。増えてきただけあってミラーマッチの可能性も高まっています。ジャンドに限らず、モダンで定番の黒緑系ミッドレンジ全般のミラー対策に使える記事を自分用を兼ねて翻訳してみました。

(原文はこちら)

Inside the Jund Mirror (Videos)(TCGPLAYER)

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(翻訳)

今モダンで1番バズってるデッキはジャンドだろう。《血編み髪のエルフ》解禁で、ジャンドはほとんどプレイされていないデッキから環境でトップデッキの1つにのし上がった。先週の結果を見てみると、シアトルで開催されたマジックオンライン・チャンピオンシップで他と大差をつけて最も人気のアーキタイプで、トップ4に2人も送り込んだ。このデッキは《血編み髪のエルフ》で続唱すると良いカードを大量にプレイしているんだ。

このデッキは、よくあるオールドスクールなミッドレンジ戦術だ。つまり、このデッキはどんなデッキともゲームが出来るが、その反面他のデッキを踏み潰すことも無い。ゲームはデッキにある全てのカードの価値を最大化することを目指すようになる。サイドボードは、マッチアップに関係無く投入できるような柔軟なカードの組み合わせだ。最も緊迫して興味深いゲームの1部はミラーマッチで、そのためこのマッチアップにどう取り掛かるのかを知っておくのが重要だ。

リストはプレイヤーによって少し変わるが、これが今私が気に入ってるのジャンドのリストだ。

クリーチャー14
4:《血編み髪のエルフ/Bloodbraid Elf》
4:《闇の腹心/Dark Confidant》
2:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
4:《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
呪文21
4:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
1:《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
3:《致命的な一押し/Fatal Push》
3:《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
2:《コラガンの命令/Kolaghan's Command》
3:《稲妻/Lightning Bolt》
2:《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
土地25
4:《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》
1:《血の墓所/Blood Crypt》
3:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
1:《森/Forest》
2:《草むした墓/Overgrown Tomb》
4:《怒り狂う山峡/Raging Ravine》
1:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》
2:《沼/Swamp》
1:《樹上の村/Treetop Village》
1:《黄昏のぬかるみ/Twilight Mire》
4:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
1:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
サイドボード15
2:《古えの遺恨/Ancient Grudge》
2:《神々の憤怒/Anger of the Gods》
2:《集団的蛮行/Collective Brutality》
4:《大爆発の魔道士/Fulminator Mage》
2:《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
2:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
1:《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》

ミラーマッチについてのよくある考え方を話して、私がそれに賛成するかしないかを解説しよう。

手札破壊をサイドアウトする

ミッドレンジのミラーで人気のセオリーは、手札破壊が強くないということだ。多くのゲームはトップデッキ勝負になりがちで、ゲーム終盤に手札破壊をトップデッキしてもあまり助けにならない。さらに、手札破壊は《血編み髪のエルフ》からの続唱でも最良になることは多くない。私が世界選手権の決勝でOwen Turtenwaldと戦った時も、私は《思考囲い》をサイドアウトしたが彼は残していた。これはスタンダードでの話だがモダンのジャンドと似たデッキだったし、このミラーマッチでも似たセオリーが当てはまる可能性がある。

しかし、手札破壊は1ターン目に唱えることが出来れば気持ち良い。多くのデッキが長期戦になりがちではあるが、それでも轢き殺される可能性がある。序盤に《ヴェールのリリアナ》のような脅威が出てしまえばゲームを奪われる可能性がある。後手の場合、早いうちにキーカードとなる脅威を取り除いておくことは重要になる、なぜなら君は受け身になって、君が脅威を展開する前にまず相手の脅威を対処しなければならないからだ。

これは一般的な経験則だが、後手であれば君のデッキには手札破壊や除去のような対処するカードが必要だ。先手なら、君のデッキは脅威を増やすようにしたい、そして私のサイドボードプランはその例だ。この特定のミラーマッチでは、私は手札破壊をいくらか残すが、少なくとも必ず1枚はサイドアウトしている。ゲーム序盤に相手の手札を見ることで得られる情報には価値があり、君のプレイを組み立てる助けになる。

このリストでもう一つ考慮しなければならない要素は、ミラーマッチ向けに投入される特定のサイドボードカードを入れていない点だ。サイドボードのカードはどれも用途が広く、異なる複数のデッキにサイドインすることが出来るからリストに入っている。このため、一部のプレイヤーはミラーマッチではサイドボードを全く行わない。私は若干の変更を行うタイプだ。サイドインしたいカードが6枚も無いというのも、手札破壊を全部サイドアウトしない理由になる。

《コジレックの審問》と《思考囲い》は、どちらをサイドアウトするべきか議論が続いている。君のライフも重要なリソースで、このマッチアップではライフを失うことも影響がある。《思考囲い》は《コジレックの審問》と比較して1種類のカードしか追加で奪えない、しかしそのカードは最も重要なカード・・・《血編み髪のエルフ》だ。個人的にはそれぞれを1枚ずつ減らしている、どちらの選択でも僅差だからだ。多くの場合どちらかを2枚引く方が、両方を1枚ずつ引くよりも弱い。

《漁る軟泥》に気をつけろ!

《漁る軟泥》はこのマッチアップで最も大きな影響を与えるカードではないかもしれないが、極めて重要である。大事なのはこれだ:もし相手が《漁る軟泥》を唱えた場合どうなるかを常に考えろ。《タルモゴイフ》、《コラガンの命令》、《最後の望み、リリアナ》のように墓地に依存するカードは大量にある。出来る時に可能な限り早く墓地のクリーチャーを回収してしまうのが最善な場合もある。

《漁る軟泥》でもう一つ大事な点は、《稲妻》の射程圏内からすぐに逃れる事だ。これは、君が余分な緑マナを出せるようになるまでプレイを待つという意味だ。ゲーム終盤にフェッチランドを起動するときは、追加の緑マナは《漁る軟泥》に使えるということを頭に入れておこう。君と対戦相手はお互いに《漁る軟泥》が戦場にあるけど相手の方が緑マナが多いという状況にはなりたくないはずだ。

《大渦の脈動》はミラーマッチで弱い

《大渦の脈動》はミラーだと物議をかもすカードだ。このマッチアップで何が一番強いかという共通して決まった意見は存在しない。相手が何か投げつけてきたらそれに対処したいから、除去は何でも強い。《大渦の脈動》は忠誠度が溜まってしまったリリアナを倒すことが出来る。しかし、もしミラーマッチでこのカードを使うなら、注意して使おう。

私は《大渦の脈動》は使える時に使うほうが好みで、1対2交換を狙うために温存はしない。このマッチアップで《大渦の脈動》が強くないのは、君が対戦相手と全く同じ脅威をプレイしているからだ。《大渦の脈動》で除去したいカードと全く同じカードが君の戦場にあるなんて事も起こりうる、これが《大渦の脈動》をサイドアウトする理由だ。

サイドボーディング

(先手)
-1 コジレックの審問
-1 思考囲い
-2 大渦の脈動

+1 台所の嫌がらせ屋
+3 大爆発の魔道士

(後手)
-2 闇の腹心
-1 コジレックの審問
-1 思考囲い

+1 台所の嫌がらせ屋
+3 大爆発の魔道士

《大爆発の魔道士》はミラーで強い

このサイドボーディングの戦術はあまり広く使われていないが、私が一番好きなものだ。《大爆発の魔道士》は実質的に除去として使いたいカードになる・・・相手のクリーチャーランドへの最高の回答なんだ。多くのゲームではお互いに除去を撃ち合って土地だけが脅威として残る。既にカウンターが乗った《怒り狂う山峡》を除去するのは簡単じゃない。3マナのカードを入れすぎるのは嫌だから《大爆発の魔道士》を4枚全部はサイドインしないが、それでも素晴らしい。

《闇の腹心》をサイドアウトする

《闇の腹心》はこのデッキで最も強力なカードの一つで、それをサイドアウトするのに疑問を感じるのも分かる、しかし腹心は後手に回るとすごく弱いんだ。対戦相手がゲームプランを進めていくのを止められず、相手は大量の除去を確保するから《闇の腹心》が2ターン目に着地してゲームを決める可能性は低い。これは数か月前のティムールエネルギーのミラーマッチと似ていて、プレイヤーは後手の時に《牙長獣の仔》をサイドアウトしていた。

その他考えられること

《台所の嫌がらせ屋》はリストにあったりなかったりするカードだ。ミラーマッチでは素晴らしいカードだが、相手は殺してから「頑強」がスタックにある間に《漁る軟泥》で追放できることに注意だ。このカードはバーンやコントロール相手にも素晴らしいカードだ。ミラーマッチではそれほどカードを加えず、ゲームは正しくリソースを管理することが中心になる。例えば、対戦相手の戦場に脅威が無いうちは君は《血編み髪のエルフ》を唱えたくない、なぜならもし続唱で除去が出たら唱えられないからだ。

常に続唱で何のカードが出てくるかを意識する事だ。同じように、どの除去を選んでプレイするかも重要である。例えば、序盤の《闇の腹心》に《稲妻》を使うのは良い考えだろう、そうすれば《致命的なひと押し》を《タルモゴイフ》が戦場に来た時のために温存できる。君の除去が相手の脅威に回答できないという状況に陥ってはいけない。

読んでくれて、ありがとう。

Seth Manfield

(翻訳ここまで)

手札破壊を残すかどうかは原文のコメント欄でも反対が出ているなど、意見が分かれるところだと思います。

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