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ようやくMTGに復帰できた雑魚プレイヤーの翻訳中心ブログです。

【翻訳】エターナルマスターズ記念、レガシーの低予算っぽいデッキ特集(後編)

      2017/02/08

BannerGriselbrand

前編に続き、レガシーに比較的低予算で挑戦できるデッキの紹介。

簡略化のため一部省略してます。原文もどうぞ。
Preparing for Eternal Masters: Five Budgst(ish) Options for Legacy by Saffron Olive

(翻訳開始)

★ショックランドリアニ

土地 14枚
4:《血の墓所/Blood Crypt》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
2:《沼/Swamp》

クリーチャー 10枚
4:《狂気の種父/Sire of Insanity》
4:《グリセルブランド/Griselbrand》
1:《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
1:《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of

呪文 36枚
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4:《強迫/Duress》
4:《納墓/Entomb》
4:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
4:《再活性/Reanimate》
4:《動く死体/Animate Dead》
4:《死体発掘/Exhume》
4:《暴露/Unmask》

サイドボード 15枚
2:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
3:《要塞の計略/Stronghold Gambit》
3:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1:《墓所のタイタン/Grave Titan》
4:《別館の大長/Chancellor of the Annex》
1:《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
1:《忍耐の元型/Archetype of Endurance》

MO 359.88ドル
紙 452.37ドル
(翻訳時点)

ここでレガシーのマナベースについて話しておこう。オリジナルのデュアルランドが基準になる。これらは歴代最強の土地でレガシーでは標準装備のようなものだ。一方、ラヴニカ出身のショックランドはオリジナルと非常に似ている。実際、ライフがちょっと減る以外は全く同じなんだ。レガシーを低予算で組むうえで絶対に欠かせないのが、「元祖デュアルランドをショックランドで代替する痛みは?」という問いだ。

その答えはデッキによる。ゲーム中に受けた2点のダメージは積み重なっていく。100回ショックランドで戦うのと100回デュアルランドで戦うなら、ショックランドの方が負ける確率が高いのは疑いようがない。それはデッキによっては影響が少なくなるという事だ。例えば上記のリアニメイトだ。多くの場合、4枚の《血の墓所》は8店のライフを要求する。しかしながら、このデッキには《信仰なき物あさり》しか赤いカードを唱えることは無いから、《血の墓所》が1枚より多く必要になることは滅多に無い。それにゲームによってはタップインも出来るし、《信仰なき物あさり》を引かずに1ターン目から《暗黒の儀式》を経由し、《グリセルブランド》を《脳墓》してからリアニメイトして勝つこともある。なので実際には、このデッキではショックランドで代替する影響は比較的小さい

CardGriselbrandJ

このデッキは早くて1ターン目に1個の巨大な脅威を解決することだ。多くの場合《グリセルブランド》か《狂気の種父》だ。《グリセルブランド》は14ものドローをもたらし、《水蓮の花びら》《暗黒の儀式》によるマナソースと《暴露》や《強迫》のような手札破壊を供給する。これらを使って相手の手札にある回答カードを潰してから《グリセルブランド》で殴って勝つことが出来る。《狂気の種父》はエンド時に相手の手札を完全に無くしてしまい、6/4の本体への回答がほとんど不可能になる。こうして上手く回れば、2点のダメージを受ける《血の墓所》と《Badlands》の違いは無いも同然だ。

良いニュース
でっかいクリーチャーを素早く唱えるのが好きなら、リアニメイトはレガシーを始めるのに完璧なデッキだ。上手くカードを引けたら無敵に近い。《グリセルブランド》と《エメリアの盾、イオナ》は他のフォーマットの一部のデッキでも使える。多くのカードはリアニ専用だが、一部の高額なパーツは他のデッキやフォーマットでも使うことが出来る。

悪いニュース
ドレッジと同じように墓地対策に弱いが、ドレッジ程《安らかな眠り》で即死と言う程ではない。多少は使い続けられる。どのゲームも同じことを繰り返すだけだから、長期的にマジックならではの相手との相互作用を楽しみたいなら、このデッキはパスしたほうが良い。

★No LED ベルチャー

土地 1枚
1:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》

クリーチャー 12枚
4:《ほくちの壁/Tinder Wall》
4:《Elvish Spirit Guide》
4:《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》

呪文 47枚
4:《金属モックス/Chrome Mox》
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4:《炎の儀式/Rite of Flame》
4:《燃え立つ願い/Burning Wish》
4:《捨て身の儀式/Desperate Ritual》
4:《土地譲渡/Land Grant》
4:《魔力変/Manamorphose》
4:《発熱の儀式/Pyretic Ritual》
4:《煮えたぎる歌/Seething Song》
3:《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
4:《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》
1:《踏み鳴らされる地/Stomping Ground》

サイドボード 11枚
1:《ゴブリンの集中攻撃/Goblin War Strike》
4:《紅蓮破/Pyroblast》
3:《欄干のスパイ/Balustrade Spy》
1:《巣穴からの総出/Empty the Warrens》
2:《魂の再鍛/Reforge the Soul》

(※原文のリストがなぜか11枚になっています。)
MO 115.07ドル
紙 253.89ドル
(翻訳時点)

私がSCGで12位を決めたデッキを低予算で仕上げるための変更を説明しよう。まず、デッキに1枚しか入っていないから変えても問題が無い《Taiga》を《踏み鳴らされる地》に変える。次に1枚刺しの《ライオンの瞳のダイアモンド》をもう1枚の《金属モックス》にして120ドルを節約する。《ライオンの瞳のダイアモンド》と《Taiga》はともに再録禁止リストに入っているから、もしベルチャーを使いたいなら、これらのカードはすぐに再録されることは無いから代替手段にしておこう。

CardCharbelcherJ

ベルチャーはいわゆるストームデッキの一種で、《巣穴からの総出》で大量の1/1ゴブリンを展開するか、《ゴブリンの放火砲》を起動して最速1ターンでワンショットキルを決める。このデッキの面白い所は、《ゴブリンの放火砲》で確実に致命傷を与えられるように土地を僅か1枚しかプレイしていない事だ。マナは各種「儀式」呪文と《Elvish Spirit Guide》《類人猿の指導霊》《ほくちの壁》というクリーチャーから供給する。もう一つ上げるなら、このデッキは黒のストームデッキと違って妨害手段が無いから、正しいプレイングはとにかく早く相手を殺すことだ。1ターン待てばそれだけ相手が《思考囲い》や《意志の力》を引く可能性が高まって君のプランが崩れやすくなる。相手がこれらのカードを持っていれば君は単に《空虚自身》を唱えただけで終わる。そうでなければ、君の勝ちだ!

良いニュース
ベルチャーはとにかく自分のやりたいことをやる事にかけては素晴らしく、どんなゲームでも勝つ見込みがある。デッキにある高額カードは再録禁止になってるから、もし《ライオンの瞳のダイアモンド》と《Taiga》が入ったフルバージョンを買っても再録によってカードの価値で損をすることは無い。

悪いニュース
ベルチャーが出来るのは大量の儀式をプレイして祈るだけだ。レガシーデッキの63%が使っている《意志の力》で負けてしまう。黒の《強迫》も《思考囲い》も無いから他のストームより相手とのやり取りも少ない。ゲームは高速化しやすく、相手を圧倒するか、完敗のどちらかになる。

★フェアデッキが抱える問題

ここまで紹介したデッキはどれもアンフェアデッキと言われるもので、最初の数ターンで相手を瞬殺するタイプのものだ。レガシーはこういうアンフェアデッキが(レガシーの基準では)安くなることがあり、フェアデッキは最初の数ターンを生き延びるために《意志の力》を唱えないといけないから、確実に高くなる。《意志の力》だけじゃない。レガシーのカードパワーは極めて高く、他のフォーマットよりも代替カードを使う損失の方が大きいんだ。

レガシーを安くプレイしようと思ったら、オールインのコンボデッキを使わざるを得ない、そしてオールインコンボは楽しいが、同じことの繰り返しになりやすい。では、もしレガシーを安く始めたくて、3000ドルを払うのもオールインコンボを使うのも嫌なら?残念ながら選択肢は極めて少ない。リストを掘り返してから辛うじてフェアデッキに近い、安く組めるレシピを見つけた。

★Nic Fit

土地 22枚
4:《森/Forest》
1:《神無き祭殿/Godless Shrine》
2:《草むした墓/Overgrown Tomb》
1:《ファイレクシアの塔/Phyrexian Tower》
2:《平地/Plains》
3:《沼/Swamp》
1:《寺院の庭/Temple Garden》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
4:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》

クリーチャー 15枚
1:《ドライアドの東屋/Dryad Arbor》
1:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4:《老練の探険者/Veteran Explorer》
1:《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》
1:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
1:《永遠の証人/Eternal Witness》
4:《包囲サイ/Siege Rhino》
1:《鷺群れのシガルダ/Sigarda, Host of Herons》
1:《スラーグ牙/Thragtusk》

呪文 23枚
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》
3:《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
3:《剣を鍬に/Swords to Plowshares》
2:《突然の衰微/Abrupt Decay》
1:《大渦の脈動/Maelstrom Pulse》
2:《苦い真理/Painful Truths》
3:《破滅的な行為/Pernicious Deed》
1:《死の宿敵、ソリン/Sorin, Grim Nemesis》

サイドボード 15枚
2:《花の絨毯/Carpet of Flowers》
3:《強迫/Duress》
2:《根絶/Extirpate》
1:《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1:《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
1:《窒息/Choke》
1:《クローサの掌握/Krosan Grip》
1:《毒の濁流/Toxic Deluge》
1:《遍歴の騎士、エルズペス/Elspeth, Knight-Errant》
2:《情け知らずのガラク/Garruk Relentless》

MO 228.93ドル
紙 546.00ドル
(翻訳時点)

CardVeteranExplorerJ

低予算で組むという条件ではNic Fitはある程度優れている。Nic Fitは《老練の探検者》と《陰謀団式療法》のコンボを使うために基本土地をかなり使う。本質的にランプデッキであり、《老練の探検者》を利用して《鷺群れのシガルダ》、《包囲サイ》、《死の宿敵、ソリン》といった高コストで強力な脅威を展開する。君がスタンダードでアブザン使いなら、まさにレガシーを始めるのに適した選択肢だ。

良いニュース
Nic Fitはコンボデッキ以外でも安いデッキだ。レガシーでもあまり使われない高マナ域のクリーチャーを唱えることが出来る独特で楽しいゲームを味わうことが出来る。

悪いニュース
《陰謀団式療法》を除き、ほとんどのカードはNic Fit以外ではプレイできる代物ではないので、他のデッキへの流用や強化が出来ない。またNic Fitはレガシーでも二線級の存在に過ぎず、ここ数年ではトーナメントで結果を残していない。

★まとめ

レガシーを低予算で組むのは困難だ。スタンダードやモダンのように100ドルでトーナメントに勝つ可能性のあるデッキを組むこと自体が単純に不可能なんだ。これらのデッキが、フォーマットを新しく始めるプレイヤーの出発点になってくれることを祈る。レガシーを低予算でプレイするための基本的なルールはシンプルだ:《不毛の大地》デッキと《意志の力》デッキをプレイするな。このルールはエターナルマスターズのリリースで変わるかもしれないが、私はMOはまだしも紙の方は特に供給量が僅かに増えただけで大きな影響はないと考えている。

MOではもっと敷居が低い。MOは再録禁止リストが存在しないから、デュアルランドは80ドル~300ドルではなく3ドル~20ドルで手に入る。さらにMOならカードを売ってデッキを変更しやすい。それに紙よりも対戦相手を見つけることもずっと簡単だ。

ともかく、今回はここまでだ。レガシーを始めるのに、他に良いアイデアがあったら、ぜひコメントを書いてくれ!

(翻訳終了)

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