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【翻訳】グリクシスパイロマンサーがMOPTQトップ8に到達(モダン)

      2017/12/28

最近負けがこんだのと別の事に目覚めたのがきっかけでマジックとブログから一時的に離れましたが、このChannel Fireallの記事とデッキレシピを見てテンションが戻ってきました。グリクシスシャドウから死の影を抜いたようなクロックパーミッションの登場です。

12/28 追記:発掘になっていたところを探査に、デッキリストの《コラガンの命令》の抜けを修正しました。

(原文はこちら)

Deck of the Day: Grixis Pyro (Modern)(Channel Fireball)

(翻訳)

グリクシスはモダンでも強力な色の組み合わせだ。《死の影》デッキの多くは強力なドロー、除去、そして墓地とシナジーを持つ一連のクリーチャーのためグリクシスを採用している。グリクシスコントロールもCorey Burkhartが支持してきた。これらのデッキ両方を良いとこ取りしてヴィンテージとレガシーで人気が続いているフィニッシャーを加えるのが、最高の構築かもしれない。

《若き紅蓮術士》は1マナの呪文を追加のクリーチャーに変えることによるカードアドバンテージを内蔵した、優秀な序盤の驚異だ。《若き紅蓮術士》のような軽いものにこれが付いているのは素晴らしい。大量の1マナドロー、除去からエレメンタルトークンでボードを埋めるのはこのデッキなら容易いことだ。

多くの軽い呪文により、《瞬唱の魔道士》も新たな居場所を見つけた。《瞬唱の魔道士》はモダンで最強の呪文の1つで、妥当な驚異、ブロッカー、それが1マナの呪文を再利用してカード差をつけられたら絶対的なパワーカードになる。

軽い呪文が多いことで探査クリーチャーは手に負えない驚異となる。《致命的なひと押し》のような除去はキミの紅蓮術士や瞬唱に対して価値があるが、それらの軽い除去を残させたらキミのさらに大きな驚異が通りやすくなる。《黄金牙、タシグル》と《グルマグのアンコウ》は1マナの投資で早ければ2ターン目には飛び出してくる、そしてこの軽さでこの大きさのクリーチャーが得られたら対処不可能なボード状況の出来上がりだ。

カードドローに関しては、《思考掃き》より優れたモノはない。キミの手札に対して何も選択は出来ないが、瞬唱のために追加の選択肢が得られる。墓地に3枚のカードを送るのは発掘を起動させるのに良いし、1マナインスタントが増えれば《若き紅蓮術士》はさらに良い驚異となる。《思考掃き》は4枚までしか使えず君にはもっと軽いインスタントが必要だから、フルセットの《選択》も投入される。

手札破壊が素晴らしいマッチアップやターンもあるが、ゲーム終盤は酷いトップデッキで、本当に要らないマッチアップもある。そのため《コジレックの審問》も《思考囲い》も少なくなっているが、多少の手札破壊はキミの紅蓮術士を守り、コンボを妨害し、さらにトークンを作る。

グリクシスと言うことは黒と赤の両方の除去を使えると言う意味だ。つまり、この世界でクリーチャーは長生き出来ない。フルセットの《致命的なひと押し》は序盤の驚異を対処し、4枚投入された《コラガンの命令》はカードアドバンテージ面とアーティファクト軸デッキを倒す働きで素晴らしい。《コラガンの命令》と《瞬唱の魔道士》の組み合わせで何かを殺し、瞬唱を戻し、また《コラガンの命令》という動きは、私の脳内計算で1対100交換に感じる。数枚の《稲妻》と《終止》が除去に加わり、大きなクリーチャーを処理したり対戦相手を焼いたりする、さらにどちらも瞬唱で使い回す重要なカードだ。

コスト1、2のクリーチャー、コスト1の手札破壊、大量のインスタントが入ったデッキにはカウンターがよく合う。マナを残しておけば、相手がプレイしなくてもドローや除去を使える。このことが追加の干渉手段として《マナ漏出》、テンポプレイとして《差し戻し》の採用を可能にする。

効率の良い驚異、大量の万能除去、マナフラッドを防ぐ土地の少なさ、そして手札破壊とカウンターの両方による相互干渉は、モダンというフォーマットで成功するための素晴らしいレシピだ!

グリクシスパイロマンサー

(ALVAS、MOPTQ トップ8)

土地20
2:《島/Island》
1:《山/Mountain》
1:《沼/Swamp》
1:《血の墓所/Blood Crypt》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《蒸気孔/Steam Vents》
2:《湿った墓/Watery Grave》
クリーチャー12
2:《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
4:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
2:《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
4:《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
呪文28
2:《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek》
2:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《致命的な一押し/Fatal Push》
4:《コラガンの命令/Kolaghan's Command》
2:《稲妻/Lightning Bolt》
3:《マナ漏出/Mana Leak》
1:《差し戻し/Remand》
2:《終止/Terminate》
4:《思考掃き/Thought Scour》
4:《選択/Opt》
サイドボード15
4:《集団的蛮行/Collective Brutality》
4:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》

(翻訳ここまで)

手札破壊、カウンター、若き紅蓮術士と探査という組み合わせを見ると、レガシーのグリクシスデッキにも少し通じるところがありますね。同時期によりコントロールに特化したグリクシス、さらに定番のグリクシスシャドウも結果を残しているので、地味にグリクシスカラーが伸びてきているみたいです。

ではまた!

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