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【翻訳】エターナルマスターズ記念、レガシーの低予算っぽいデッキ特集(前編)

      2016/05/29

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エターナルマスターズが盛り上がってレガシーなどのフォーマットが熱くなりそうですね。しかしレガシー自体は高くてなかなか手が出せないのが現実。しかし朗報。MTG Goldfishから、レガシーを少しでも低予算で始めるためのデッキを集めた記事を紹介。かなり長くなったので、前後編に分けて翻訳します。

簡略化のため一部省略してます。原文もどうぞ。
Preparing for Eternal Masters: Five Budgst(ish) Options for Legacy by Saffron Olive

(翻訳開始)

来月のエターナルマスターズ発売ということで、マジックのコミュニティは古いフォーマットに注目しているだろう。MOではLegacy Festivalが優勝賞金3000~3500ドルで開催される。MOCSを除けば過去にない賞金だ。おそらく紙のマジックでもMOでもこれからレガシーのデッキを買おうとする機運が高まっているはずだ。

これまで何度も聞かれて答えを出せなかったのが、レガシーで低予算のデッキを教えて欲しい、というリクエストだ。普通のデッキが2000ドル3000ドルするフォーマットで、100ドルで競技レベルに耐えるデッキを作るというのは非現実的だ。さらにひどい事に、代替できるようなカードが非常に少ないんだ。《森の代言者》が《タルモゴイフ》とかいう話も無くはない。レガシーでは、《Force of Will》や《不毛の大地》の代わりなんて絶対に存在しない。レガシーで低予算のデッキを組むという事は考え方のレベルを変えなければいけない。デッキの平均価格をフォーマットで比較した場合、スタンダードで100ドルレベルのデッキはレガシーでは500ドルくらいだ。だから「20ドルのデッキでもLegavy Festivalで勝てるよ!」なんて話は期待しないで欲しい。そんなデッキは存在しない。なので、レガシーでは低予算(っぽい)選択肢という事で話すよ!

(アンフェアデッキ)

★マナレス・ドレッジ

クリーチャー 44枚
4:《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug》
4:《ナルコメーバ/Narcomoeba》
4:《冥界の影/Nether Shadow》
4:《よろめく殻/Shambling Shell》
4:《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
3:《欄干のスパイ/Balustrade Spy》
4:《イチョリッド/Ichorid》
4:《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
4:《通りの悪霊/Street Wraith》
2:《憎悪縛りの剥ぎ取り/Flayer of the Hatebound》
3:《別館の大長/Chancellor of the Annex》
4:《変幻影魔/Phantasmagorian》

呪文 16枚
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4:《黄泉からの橋/Bridge from Below》
4:《戦慄の復活/Dread Return》

サイドボード 15枚
2:《トーモッドの墓所/Tormod's Crypt》
4:《不快な群れ/Sickening Shoal》
4:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
3:《Contagion》
1:《別館の大長/Chancellor of the Annex》
1:《灰燼の乗り手/Ashen Rider》

MO 155.97ドル
紙 183.73ドル(翻訳時点)

ご存じの通り、レガシーで一番金がかかるのは元祖デュアルランドと旧ゼンディカーのフェッチランドを含むマナベースだ。マナレス・ドレッジはこのコストを回避する。高い土地どころか、土地を一切使わないんだ。このデッキのコンセプトは、ディスカードフェイズで最初のターンに発掘カードを墓地に送ることで、使う時には必ず後攻を取ってマリガンを一切しない。すると毎ターンカードを発掘できるようになる。

発掘を続けることで、何とも奇妙なアドバンテージが発生する。《ナルコメーバ》は戦場に戻り、それを使って《陰謀団式療法》をフラッシュバックする。《冥界の影》は毎ターン墓地から帰って来て、ダメージを与えつつ《陰謀団式療法》を撃つ。《黄泉からの橋》はクリーチャーを生け贄にささげるたびにゾンビがわらわら出る。

2/2のゾンビトークンで足りなければ、《憎悪縛りの剥ぎ取り》と《ゴルガリの墓トロール》を《戦慄の復活》の対象にして、直接相手を焼いてあげよう!

良いニュース
マナレス・ドレッジは今のところレガシーの大会で勝てる一番安いデッキだ。実際に大きなイベントでトップ8を決めたこともある。本来のマジックのゲームが嫌で《安らかな眠り》を引かないことを祈るだけの簡単なゲームが好きならこのデッキは魅力的だ。個人的に発掘デッキは独特の体験が出来るから、みんなに一度は経験してほしいと思う。

悪いニュース
僕はこのデッキの嫌いなところが二つある。1つは、継続して勝ち続けるのが困難な事だ。もし誰も墓地対策を持っていなければ、トーナメント全体で最強のデッキになる。しかし、一度ドレッジがトーナメントで優勝すると、数週間は勝つのが不可能になる。トーナメントを突き抜ける可能性がある一方、普通のドレッジ以上に相手の強力な墓地対策に対処できなく、毎週プレイし続けることは出来ない。

もう一つはデッキの改良に関する部分だ。ドレッジはとにかく個性的なアーキタイプだから、《陰謀団式療法》以外は他のデッキではまず見られない。つまり、マナレス・ドレッジ自体は安いけれど、デッキに含まれるカードは結局ドレッジにしか使えない。

★入門型バーン

土地 19枚
2:《蛮族のリング/Barbarian Ring》
17:《山/Mountain》

クリーチャー 12枚
4:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4:《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》

呪文 30枚
4:《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《マグマの噴流/Magma Jet》
4:《発展の代価/Price of Progress》
4:《極上の炎技/Exquisite Firecraft》
4:《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
2:《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
4:《火炎破/Fireblast》

サイドボード 15枚
2:《ファイレクシアの破棄者/Phyrexian Revoker》
2:《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》
2:《漸増爆弾/Ratchet Bomb》
4:《焼尽の猛火/Searing Blaze》
1:《灼熱の血/Searing Blood》
3:《粉々/Smash to Smithereens》

MO 94.87ドル
紙 157.41ドル(翻訳時点)

このアーキタイプ自体が非常に強く、トップ8を狙える十分な力がある。《神聖の聖域》や《寒気》など明確な対策カードもあるが、マナレス・ドレッジほど優先して対策されにくい。その結果として、バーン事態を君の主力レガシーデッキにして成功するのは十分可能だ。

バーンの戦略は相手が死ぬまで焼きまくる事だ。レガシーのカードプールを活かせば全てのカードが最低1マナ3点ダメージを確保する。相手がフェッチランドを使う環境なら、6枚も呪文を唱えたらゲームに勝てる計算だ。一見シンプルに見えるが、バーンはマジックでも最も難しい戦術の一つだ。それだけにバーンはレガシーの入門デッキとしてお勧めだ。20ダメージを与える計算が出来るならだれでもプレイできるが、このデッキは経験すればするほど君の成長に繋がる。

★バーン(フルバージョン)

土地 19枚
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
11:《山/Mountain》
4:《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》

クリーチャー 14枚
4:《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
2:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
4:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4:《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》

呪文 27枚
4:《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
4:《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
3:《発展の代価/Price of Progress》
2:《極上の炎技/Exquisite Firecraft》
4:《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
2:《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
4:《火炎破/Fireblast》

上のリストとあまり違いは無いがいくつかの変更がある。まず《ゴブリンの先達》で、こいつはバーンが使える一番強力なカードだ、最初のターンに唱えることが出来れば、少なくとも4、時に6点のダメージを僅か1マナで生み出し、《神聖の力線》を貼られても勝ち手段になる。《稲妻の連鎖/Chain Lightning》は、どちらかと言えば対カウンター向けのサイド用に使いたい《極上の炎技》よりも確実に良い火力呪文だ。さらに、山をサーチするためだけにフェッチランドを採用している。フェッチランドをバーンで使うかどうかは議論が多いが、1枚でも多く呪文を引けるかは勝利に直結するし、フェッチランドは《渋面の溶岩使い》と《焼尽の猛火》のタネにもなる。それから、絶対に、絶・対・に、バーンデッキのためにゼンディカーのフェッチランドを買わない事!山しかフェッチできないこのデッキで、《樹木茂る山麓》と《沸騰する小湖》の差は300ドルにもなる。

マジックオンラインをプレイしている人にはアドバイスがある。MOのストアにはBoltslingerという構築済みのデッキが30ドルで存在する。このデッキには4枚の《ゴブリンの先達》(1枚5.40tix相当)、4枚の《紅蓮破》(5.58tix)、4枚の《大祖始の遺産》(0.65tix)、そして高くはないがプレイアブルなバーンの呪文がそろっている。これからMOを始める人で上記のカードを1枚も持ってなければ、レガシーをバーンで始める一番安い方法だ。

良いニュース
バーンも安くて強い。非常に親切価格の入門レシピで始めてから、徐々に強化していくこともできる。とにかく手に取って遊びやすいから、この複雑なフォーマットで初心者が入っていくのに最適だ。

悪いニュース
《ゴブリンの先達》と《稲妻の連鎖》がコストの大部分を占めるから、エターナルマスターズでの値下がりに期待しよう。今後再録がまたあれば、デッキにかけた金額を損してしまう可能性もある。また動きが一直線だから時間がたてば飽きてくるかもしれない。出来れば、君がバーンを気に入るかテストプレイをしてほしい。人によってはハマりにハマって他のデッキなんてプレイしなくなるが、中には耐え切れなくて《血染めの月》でロックされる方がマシだという人もいる。

後編に続く・・・!)

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