全てのゲーマーに伝えたい、選挙とMTGとサービス残業の話
※注意!!
この記事は一応プレイヤーの視点ではありますが、マジックの内容は殆どありません。政治関係についてのかなり偏った記事になっています。
コメントで指摘をいただいたので注意書きを追加しました。
はじめに
普段このブログを見ている人はあまり政治について興味はないと思う、しかし来る10月22日が衆議院選挙の投開票日であることはきっとニュースとかで流れているでしょう。
多分ほとんどの人は政治なんて考えることは普段無いし、どこに投票したら良いのか分からない、そもそも投票に行かないと言う方が多いんじゃないかと思います。
なにしろ投票率は50%台だし、そもそもマジックやりに行って政治を語るとか普通しない。
だけど、一人のマジック好きとして、ゲーム好きとしての立場からハッキリと言わせていただきたい。
ブラック企業の味方である自民党には絶対投票するな。
管理人は一貫して自民党と対立している政党に投票し続けていますが、今からその理由を一から書きます。
過労死寸前の日々
今でこそ週末にモダンをやりに行く程度は出来ていますが、管理人は20台の大半を小売系のブラック企業で棒に振りました。就職活動の時に面接がどうしても上手くいかず、他に採用されなかったのです。
そしてちょうど『タルキールブロック』がスタンダードリーガルだった二年間は管理人にとって一番苦しい時期でした。
惣菜コーナーの中のスタッフ兼パートの管理職という感じで、朝5時には家を出てひたすら惣菜の揚げ物を作り続けて、その後は店内の片づけと事務処理や発注、そして夜9時か10時くらいにやっと帰れるような毎日。
8時出勤だとすると毎日12時以降まで残業しているような毎日で、月に残業100時間じゃ済みません。
しかも過酷な業務量なのにパートの給料が最低賃金ライン以上を絶対出さないので常に人手不足。当然社員である自分がフォローするため休みなんて月に2日程度しかありませんでした。
さらに繁忙期、具体的にはお盆とクリスマスの時期になると特別な季節商品を大量に作るので朝2時3時出勤がずっと続くようになります。
予想はついてると思いますが残業代はつきません。タイムカードで月45時間になるように打刻させられてそこからサービス残業です。
「辞めればいいじゃん」と思うかもしれません、しかし就職活動でトラウマを持っていた自分は「辞めたらもう一生働けないかもしれない、どこにも採用してもらえないに決まってる」と思いこんでいて辞めることが出来ませんでした。
気が付いたら死にたいと思うようになり、どうせ死ぬなら会社を辞めて貯金で遊びつくしてから死のうと考えついたところでようやく「辞める」という選択肢にたどり着けました。
残業代ゼロは決して他人事ではない
さて、ここまでの話を見てこう思った方もいるでしょう。
「ブラック企業にしか入れないお前が悪いんだろ無能乙www」
ですがそれで済むならこの記事は書いてません。選挙の結果次第では、もっと多くの人が少し前の管理人のような生活をする羽目になってしまう可能性が存在するからです。
今回の解散で一旦うやむやになりましたが、自民党は以前から残業代ゼロ法案というのをずっと成立させようと狙っています。
第一次安倍政権では「ホワイトカラーエグゼンプション」、その後は「家族団らん法案」、最近では「働き方改革関連法案」という名前で一般人に分かりづらくして国会に審議入りさせていましたが、その実態は「残業代を払わなくてもいくらでも仕事を押し付けて働かせる」ための労働基準法改悪なのです。
例え今の法案の段階では対象が年収1000万円に限られても、理想は年収400万円からの残業代ゼロが最終目標で、もし食い止めなければ徐々に範囲を拡大されます。
その細かい内容はこちらのPDFファイルに詳しく書かれています。
働き方改革のひみつ(エキタス様)
また、弁護士の方々がマンガを使って解説もされています。
ブラック法案によろしく(ブラック企業対策弁護団様)
この2つだけでも目に通してほしいです。
自民党は根本的にブラック経営者の味方だ
自民党は長年経営者の団体である経団連と蜜月な関係を続けていて、特に第一次安倍政権以降は露骨に「より多くの日本人を低賃金で長く働かせる」という方向で一貫して動き続けています。
信じられませんか?自民党だけが日本人の味方だと本気で思っているのですか?
その本質を最も端的に表している事実を教えましょう。
自民党は過労死を出したブラック企業として有名になって「24時間365日死ぬまで働け」の社訓で恐れられたワタミの創業者を、ワタミが炎上した直後に参議院議員に迎え入れたのです。
自民党に投票したら、「私は24時間365日死ぬまで働いても文句を言いません」と言ってるのと同じなのです。
あなたは出来ますか?
自民党に票を入れるという事は、自分の生活と将来におけるリソースを捨てているのと同じです。
マジックに例えるならば、あなたの目の前にある大切なデッキをビリビリに破り捨てる、ライフ1点しかないのにブロックしない、《極楽鳥》をトレードに差し出して《甲鱗のワーム》をもらうのと同じようなプレイングとしか言いようがありません。
まとめ
正直言って、本来こういう完全に趣味のブログで政治的な内容を書き込むのはタブーだと思っています。
しかし今自分が持ちうる発信手段で一番多くの人に見てもらえるのはこのブログです。
そしていつかは自分の過去をさらけ出してでもこの問題だけは絶対に伝えなければならないと思い、選挙があるこのタイミングでここに記事を上げました。
あなたが死なない程度に働いて、あなたが大好きなゲームを楽しめる生活を続けたいなら、絶対に投票に行こう。
そして必ず、
自民党以外
に投票してください。
だけどもしそうでないなら。
あなた自身が、そしてあなたの家族や友達やあなたとマジックをする対戦相手が、毎日残業代ゼロで深夜まで働いて、帰ったら何もする体力も残らない、まともにゲームもできないどころか1週間に1日の休みすら無い、そんな地獄のような生活をしても良いというのなら。
自分にはもう何も言えません。好きにすればいいさ。
最後にこのツイートを引用します。
「一票じゃ当選に影響しない。投票なんて無意味だよ」いやいや、若者よ。そうでもないぞ。
予算を決めるのは政治家だ。そして政治家は選挙で決まるから、投票してくれる世代を優遇する。そう、君が投票したというデータは、君の世代に使われる予算を増やすんだ。
君の一票には価値がある。
— 中村聡 (@nakky0127) October 3, 2017
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