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【翻訳】マルドゥマッドネスがMOモダンチャレンジで5-1

   

突如MOシーンに狂気のデッキが登場。見ただけではまるで何がどうなっているのか分からない、というか普段は見かける事のないカードばかりですが、《墓所破り》《血統の呼び出し》《ヴェールのリリアナ》《ゾンビの横行》でひたすらマッドネスを使ってアドバンテージを叩き出すデッキのようです。

原文の紹介記事を書いている流石のChannel Fireballでも文面にはマッドネス=狂気にSAN値が削られそうになるのをこらえているような雰囲気がバシバシ伝わってきました。

(原文はこちら)

Modern Monday: Mardu Madness By Frank Lepore 

(翻訳)

このデッキにマルドゥという名前を付けるのは適切じゃない、認めよう、しかし公平に言うと、黒・赤・白のカードが入っている。それを踏まえても、私は黒以外のカードはほとんど唱えていない。今日私が見ているこのリストは確実に狂っている。このデッキがどう動いてくれるのかまるで予想もつかない、それを見つけ出すのは本物の楽しみだった。これはモダンが絶対に解明されることは無く、いつでも新しいユニークなデッキがあると感じさせる類のデッキだ。

問題のデッキはマジックオンラインのユーザー、Tenshiが使用してモダンチャレンジで5-1を達成した。私はこの狂気(マッドネス)をどう説明したらよいかも分からないから、とりあえず見てみよう。

マルドゥマッドネス

クリーチャー23
4:《大物狙い/Big Game Hunter》
4:《墓所破り/Cryptbreaker》
4:《墓を掻き回すもの/Grave Scrabbler》
4:《ゴブリンの太守スクイー/Squee, Goblin Nabob》
3:《ヴォルダーレンの下層民/Voldaren Pariah》
4:《無情な狙撃手/Ruthless Sniper》
呪文16
4:《血統の呼び出し/Call the Bloodline》
1:《暗黒破/Darkblast》
1:《悪戦/Driven》
1:《致命的な一押し/Fatal Push》
3:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
2:《未練ある魂/Lingering Souls》
4:《ゾンビの横行/Zombie Infestation》
土地21
4:《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》
2:《血の墓所/Blood Crypt》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
11:《沼/Swamp》
サイドボード15
2:《血染めの月/Blood Moon》
2:《集団的蛮行/Collective Brutality》
2:《暗黒破/Darkblast》
2:《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
1:《未練ある魂/Lingering Souls》
2:《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb》
4:《思考囲い/Thoughtseize》

明確に言うと、これが《墓を掻き回すもの》、《無情な狙撃手》、《血統の呼び出し》のようなカードをモダンで投入した人だ。私はどういう過程でそこに至ったのか、こんなありとあらゆるゴミカードをどうやってこの環境で使ったらよいのか全く分からない!これらは存在していた間ずっとドラフトの余り物が入るボックスに追いやられていたカードで、構築のトップメタで使われていたカードじゃない!だが、ここにある。
私は先週のMagic TVでモダンの議論になって、誰かがもうこの環境は概ね解明されているとコメントした。私は定期的に一定の成功を収めて浮かび上がってくるこういうデッキの存在で、間違っていると証明されていると思う。モダンは本当に解明されてはいない、そして私が毎週毎週新しいユニークなデッキをプレイできるModern Mondayはその証拠だ。

しかし冗談抜きで、このデッキで何が出来るのか見てみたいから、さっそく確かめてみよう。

明らかに自分が無力だと感じた時もあったが、このデッキがどうやって5-1にたどり着いたのかを理解できた時もあった。シナジーは青天井だが、このデッキはコントロールデッキよりもクリーチャー主体のデッキに対して輝くのは間違いじゃないだろう。《大物狙い》を唱えて有益だったことがほとんどなく《ヴォルダーレンの下層民》を変身させることが出来なかったのでこう述べることにした。あまり大きな影響はないが。

何回も繰り返すよりはここで、アーティファクトやエンチャントに対処できるカードを入れられたらという不満を入れさせて欲しい。黒赤ではエンチャントを処理するのはちょっと難しいが、《コラガンの命令》を《真髄の針》対策(このデッキに対して有効だ)のような物への対策にサイドボードに入れられる。《罠の橋》や《安らかなる眠り》のようなカードへの有効な回答があればと思った。

このデッキは私が思ったよりもマナが要求される、特に《ゾンビの横行》ではなく《血統の呼び出し》に頼る場合は。起動のためのマナが本当に積み重なってくる。《悪戦/苦闘》の悪戦の方を唱えるための緑マナが1まいあればと思った。もし5つもトークンがあれば、攻撃してカードを引けたら1枚の《草むした墓》を加える価値はあるはずだ。

最後に、このデッキはすごくてモダンの素晴らしい可能性を示してくれた。私はこのデッキみたいな物は見たことが無いしすごく驚いた。あの《大物狙い》が《黄金牙、タシグル》や《死の影》に対してだったらどれだけ素晴らしいか考えてみよう!私はこのデッキは間違いなく一歩先に進んでいる。もし君がモダンで珍しいカードを珍しいデッキで使いたいと考えているなら、これを試してみよう。

(翻訳ここまで)

ものすごく前に似た様なコンセプトのデッキを翻訳した気ががしますが・・・流石に某PWは入らなかったですね。

MTG 赤 日本語版 ゴブリンの太守スクイー MMQ-214 レア
by カエレバ

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