気になるデッキ:モダン・コンボ無しのアブザンカンパニー
面白そうなデッキ、目に留まったデッキをメモ代わりに残しているシリーズです。
今回は殴り重視のデッキ。似たような色の資産を持っているならこれはメタゲームを攻める選択肢の1つに加えてもよさそう。
アブザンカンパニー(リーグ5-0)
(参照)
https://www.mtggoldfish.com/deck/695171#paper
クリーチャー27
1:《極楽鳥/Birds of Paradise》
4:《貴族の教主/Noble Hierarch》
1:《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter》
1:《クァーサルの群れ魔道士/Qasali Pridemage》
2:《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
3:《無私の霊魂/Selfless Spirit》
4:《潮の虚ろの漕ぎ手/Tidehollow Sculler》
3:《永遠の証人/Eternal Witness》
1:《悪鬼の狩人/Fiend Hunter》
4:《ちらつき鬼火/Flickerwisp》
3:《不毛の地の絞殺者/Wasteland Strangler》
呪文12
4:《流刑への道/Path to Exile》
4:《集合した中隊/Collected Company》
4:《霊気の薬瓶/AEther Vial》
土地21
1:《森/Forest》
2:《ガヴォニーの居住区/Gavony Township》
1:《神無き祭殿/Godless Shrine》
1:《湿地の干潟/Marsh Flats》
2:《草むした墓/Overgrown Tomb》
2:《平地/Plains》
2:《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket》
1:《沼/Swamp》
3:《寺院の庭/Temple Garden》
2:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
サイドボード15
1:《ブレンタンの炉の世話人/Burrenton Forge-Tender》
1:《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
3:《安らかなる眠り/Rest in Peace》
3:《石のような静寂/Stony Silence》
1:《大物狙い/Big Game Hunter》
1:《クルフィックスの狩猟者/Courser of Kruphix》
1:《台所の嫌がらせ屋/Kitchen Finks》
2:《ミラディンの十字軍/Mirran Crusader》
1:《オルゾフの司教/Orzhov Pontiff》
1:《罪の収集者/Sin Collector》
《療治の侍臣》コンボが導入されてから、アブザンカラーで《集合した中隊》デッキの主流はコンボを揃えるためのデッキ構築が主流になりかけていました。しかし今回見つけたのは、純粋にカードアドバンテージや対応力に特化したアブザンカンパニーデッキ。
マナ加速からの《集合した中隊》プランに加えて《霊気の薬瓶》まで加わり、インスタントタイミングでじゃんじゃんクリーチャーを投入できるようになってます。
即死コンボが無い代わりに個々のカードパワーが高く、いろいろな角度でカードアドバンテージを稼いでいきます。
特に《潮の虚ろの漕ぎ手》→《不毛の地の絞殺者》と展開出来たら、相手の手札を1枚追放したうえで、それを戻ってこないようにしてさらにクリーチャーを1対除去、しかも2/2と3/2が残るという感じでクリーチャーデッキ相手に絶大なテンポ差とカードアドバンテージが確定。
うっかり《集合した中隊》から決まることもあるので相手からしたらげんなりしそう。
サイドボードもメタゲーム上の相手に即死級の効果を持つ《安らかなる眠り》《石のような静寂》以外はクリーチャーに特化して散らしています。
バーン相手には《神々の憤怒》もケアできる《ブレンタンの炉の世話人》とフェアデッキ同士の消耗戦に強い《台所の嫌がらせ屋》、《死の影》系には《ミラディンの十字軍》に加えてエルドラージ各種《タルモゴイフ》を破壊する《大物狙い》という感じ。
《集合した中隊》という制約の範囲内に収めつつ、適度に散らせながら複数のデッキ相手にバランスよく入れられるように組まれて素晴らしい構築です。
シンプルさと柔軟さを併せ持ち、とにかく殴りたいというプレイヤーにぴったりのリスト。《貴族の教主》《霊気の薬瓶》を持っているなら後はそこまで高くないので試してみては?