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レガシーの低予算デッキをMOの最新レシピから集めてみた!

      2017/06/29

レガシーに参入したいけど、カードの1枚1枚が高くてつらい、特にデュアルランドや《意志の力》は高すぎる・・・そんな声は少なからずあります。しかし長い目で見たらスタンダードを続けるよりもデッキ単位では安いという意見もあり、モダンだけでは大会があまり無い地域も多いはずです。

今回は、比較的新しレシピから5桁の範囲内で組めるレガシーデッキを集めてみました。なおレシピと金額のデータ元はMTGGoldfishです。(※値段はカード相場で変動します。)

マナレスドレッジ(278.40ドル)

クリーチャー45
4:《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug》
4:《ナルコメーバ/Narcomoeba》
4:《冥界の影/Nether Shadow》
4:《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam》
4:《よろめく殻/Shambling Shell》
4:《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
4:《イチョリッド/Ichorid》
4:《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
4:《通りの悪霊/Street Wraith》
1:《憎悪縛りの剥ぎ取り/Flayer of the Hatebound》
4:《別館の大長/Chancellor of the Annex》
4:《変幻影魔/Phantasmagorian》
呪文15
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
2:《戦慄の復活/Dread Return》
1:《Contagion》
4:《黄泉からの橋/Bridge from Below》
サイドボード15
3:《撹乱する群れ/Disrupting Shoal》
4:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1:《戦慄の復活/Dread Return》
1:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
3:《Contagion》
1:《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
1:《灰燼の乗り手/Ashen Rider》
1:《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》

レガシーで圧倒的に安く、それでいて大会優勝のトップメタに食い込む実力を兼ね備えたデッキ、その筆頭がドレッジです。というか単純に結果を出したリストで一番安かったのがこのデッキ。

デュアルランドどころか土地が1枚も入っていないデッキで、後攻のクリンナップステップでわざと手札を8枚にして、発掘カードや《変幻影魔》を捨てるところからゲームスタート。

あとはライブラリーをガンガン墓地に落として、あらゆる手段で墓地からクリーチャーを大量に引っ張って殴り殺します。

パーツの大半は専用カード、それもモダンリーガルな新しいカードで入手が容易な点も安さに貢献していますね。

バーン(316.61ドル)

クリーチャー13
4:《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4:《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》
1:《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》
呪文28
4:《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
4:《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《発展の代価/Price of Progress》
4:《焼尽の猛火/Searing Blaze》
4:《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4:《火炎破/Fireblast》
土地19
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《蛮族のリング/Barbarian Ring》
1:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
16:《山/Mountain》
サイドボード15
2:《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》
3:《粉々/Smash to Smithereens》
3:《極上の炎技/Exquisite Firecraft》
3:《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
4:《虚空の力線/Leyline of the Void》

昔から安いデッキとして定番のバーン。

最近は《ゴブリンの先達》《大歓楽の幻霊》など強力なクリーチャーも増えてスライに近くなっていますが、強力な火力が次々顔面に富んでくるのは恐怖で、油断するとマナが無くても《火炎破》が飛んできて止めを刺されてしまいます。

モダンでもレガシーでも大会上位にたびたび食い込んでいる完成されたデッキの一つで、好みが合えば間違いなく強力な選択肢です。

モダンでは見慣れないカードですが、ゲームが進むと打ち消されなくなる《極上の炎技》が、青いデッキの多いレガシーでサイドに組み込まれているのが印象的。

赤単エルドラージ(885.75ドル)

クリーチャー24
4:《果てしなきもの/Endless One》
4:《エルドラージのミミック/Eldrazi Mimic》
4:《作り変えるもの/Matter Reshaper》
3:《猿人の指導霊/Simian Spirit Guide》
4:《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
4:《現実を砕くもの/Reality Smasher》
1:《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
呪文11
1:《歪める嘆き/Warping Wail》
2:《全ては塵/All Is Dust》
4:《虚空の杯/Chalice of the Void》
3:《アメジストのとげ/Thorn of Amethyst》
1:《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》
土地25
4:《古えの墳墓/Ancient Tomb》
4:《雲上の座/Cloudpost》
4:《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
4:《ウギンの目/Eye of Ugin》
4:《微光地/Glimmerpost》
1:《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
4:《ヴェズーヴァ/Vesuva》

赤単と書いていますが実際の赤いカードは《類人猿の指導霊》のみです。

一時はモダンを完全に支配したエルドラージ軍団。

それをレガシーに移すと、モダンで禁止になった《ウギンの目》、さらに《古えの墳墓》、《雲上の座》まで加わってありとあらゆる「無色マナを複数生み出す土地」が採用されています。

特に《虚空の杯》が決まってしまったら大抵のレガシーデッキでは多くのカードが機能停止します。

フェアデッキや殴り合いが出来るデッキを安く組みたい場合は、モダンでもレガシーでもエルドラージは無視できない選択肢です。

黒赤リアニメイト(889.87ドル)

クリーチャー11
1:《狂気の種父/Sire of Insanity》
4:《別館の大長/Chancellor of the Annex》
1:《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
4:《グリセルブランド/Griselbrand》
1:《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
呪文37
4:《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4:《納墓/Entomb》
4:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
4:《再活性/Reanimate》
4:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《死体発掘/Exhume》
4:《暴露/Unmask》
1:《金属モックス/Chrome Mox》
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
4:《動く死体/Animate Dead》
土地12
2:《Badlands》
3:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《Scrubland》
2:《沼/Swamp》
サイドボード15
4:《集団的蛮行/Collective Brutality》
4:《要塞の計略/Stronghold Gambit》
2:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1:《殺し/Snuff Out》
3:《摩耗/Wear》
1:《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》

《納墓》、《信仰なき物あさり》で凶悪なクリーチャーを墓地に落とし、《動く死体》《再活性》《死体発掘》で戦場に出して制圧します。

特に《グリセルブランド》の存在が大きく、除去されてもすぐに次のコンボが補充できるドロー能力はリアニメイトや《実物提示教育》のような大型クリーチャーを狙うコンボデッキを大きく出世させました。

最後に

今回は安くて結果を出しているデッキという事でピックアップしていますが、実際に使っていて楽しめるかどうかは人それぞれです。

管理人もモダンを始めたころはバーンを使っていましたが割とすぐに飽きてデッキを売ってしまった経験もあります。

出来ればプロキシとかで回してみて、自分の好みやプレイスタイルに合っているかをよく確認してから、実物のカードを買うようにした方確実です。

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