今週のマジック記事:『破滅の刻』、迫る
2017/06/11
グランプリ神戸によるモダンブームも落ち着き、スタンダードは《霊気池の脅威》を中心に回り始めた時期に、『破滅の刻』や『アーチエネミー ニコル・ボーラス』など次のセットの情報が出始めました。
(国内)
ニコル・ボーラスとアモンケットの過去、そしてラザケシュ登場
Magic Story: 啓示の刻(ウィザーズ日本語公式)
ついに開始した『破滅の刻』ストーリー。ボーラスが過去にアモンケットを手中に収めた回想、そして現在に戻り混乱が広がる中、次元が動き出します。
デュエルコマンダーのトップメタ《遵法長、バラル》
岩SHOWの「デイリー・デッキ」:バラル変身(1v1 Commander)(ウィザーズ日本語公式)
マジックオンラインに新しく追加された1対1の統率者フォーマット。通称デュエルコマンダーが追加され、デッキの研究が盛んになっているようです。その中でトップメタが青単の「バラル変身」。やはりエムラクールはどのフォーマットでも必殺の脅威として君臨していますね。
バラルに勝てるデュエルコマンダーの統率者
最高の統率者を求めて(晴れる屋)
トップメタである《遵法長、バラル》を意識しつつほかの相手にも勝てる構築を求めて晴れる屋プロのLucas Brohonが発見したデッキとは。
《死の影》ジャンド、調整とサイドボーディング
井川良彦のハゾレト入り《死の影》ジャンド解説(晴れる屋)
GP神戸で12-3の好成績を残したジャンド型グリクシス。サイドボードには類似デッキに存在するあのカードまで入っている。細かなサイドボーディングとその意図まで丁寧に書かれているので有難いです。
初心者向け、統率者の基本中の基本
岡本桂多のKill them All!「統率者戦の基本」リマスター (BIG MAGIC)
大会に出ると必ず1回はプレイしているところを見かける統率者。デッキのルールは分かるけど、普通の構築とどう変えたらよいのか?どういうカードが強いのか?ありそうでない基本的な解説がBIG MAGICに登場。
Pauperブームの兆しか?
【翻訳】君がPauperをプレイすべき理由 (surucucuさん)
最近は晴れる屋大阪店がPauperを開催したり、Pauperのオフ会が高田馬場で開かれたりと、じわじわとPauper熱が広がっているようです。MTGでも特にお金をかけずに楽しめるPauperは思ったより身近にも広がっているのかも。
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(海外)
最新版:モダンのデッキトップ10
Updating the Top 10 Decks in Modern(TCGPlayer)
Seth Manfieldによるアモンケット以降でのモダンのトップ10。この中に入っているデッキは少なくとも警戒するべきです。ちなみにトップ10から外れたけど惜しい候補としてエルフがある模様。
幅広いデッキに5分で対抗できる青赤コントロールの調整
The Evolution of Blue-Red Control(MTGmintcard)
優秀なリセット、追放能力がゾンビや《屑鉄上のたかり屋》に刺さる《マグマのしぶき》、サイクリング可能な《検閲》《ヒエログリフの輝き》など強力なパーツを手に入れたコントロール。遅いデッキが復活可能な環境がそろってきたかも。
運に頼らないシールド構築の基本
The Advanced Basics of Sealed Deck (MTGmintcard)
普段はプレリリースぐらいでしか触りませんが、リミテッドの大会で欠かせないシールドの考え方。運ゲーではなく、与えられたカードから強いデッキを組むための考え方を解説しています。
全フォーマットでグリクシスを構築する
Grixis in All Formats(TCG Player)
モダンではグリクシスシャドウが大活躍。レガシーでもグリクシスコントロールが組める。そしてスタンダードでは・・・きっとボーラスデッキが組めるようになるはず!!
5色続唱幻視コントロール
Against the Odds: Five-Color Nexus Control (Modern)(MTGGoldfish)
続唱を悪用したコントロール。《大渦のきずな》をセットしたらフィーバータイムの始まり。《稲妻》のようなただの1マナ除去を唱えるだけで、3ドローが付いてくる。さらに《残酷な根本原理》や《墓所のタイタン》まで突っ込んでいるカオスっぷり。続唱さえ成立したらカウンターをほとんど心配しなくて良いからこそ、これだけのビッグアクションが可能なのでしょう。
(ツイッターより)
各TCGタイトル現状(僕の知りうる店舗データを元にした物です。地域差と異論はあって然るべき)
★マジック・ザ・ギャザリング
ここ数年、遊戯王をやりこんだトッププレイヤーの多くが「より誠実なゲーム性とインフラの整った、やりがいと報酬のあるTCG」を求め、MTGへと流出した。
続く— 池っち店長(スタジオ池っち社長) (@ikettitencho) June 8, 2017
経営側から見たMTGの現状。ほかのトレーディングカードゲームもわかりやすく解説されています。
今週はこんな感じ。ちなみに近況を言うと、最近はGP神戸で玉田遼一さんが使っていたジェスカイフラッシュを試しています。来週はアナウンスウィークで、月曜日から新情報がどしどし流れてきます。公式サイトに注目しましょう!