【翻訳】PVから問題:キープ?マリガン?
Channel Fireballから久しぶりに再登場した、PVことPaulo Vitor Damo Da Rosaからマリガン判断の問題。提示された状況と手札に対して自分だったらキープするかマリガンするか考えてみよう。
(翻訳)
やあ!
長い空白になったが、Keep or Mulliganにようこそ!普段は出来るだけゲストをやるようにしているけど、知り合いのプロはみんなプロツアーに向けてテストで忙しいから、今日は僕だけでやる。手順が知らない人へ、これはシンプルだ。僕が最初の手札と状況を説明するから、君はキープするかマリガンするか選んでほしい。それから僕の回答を教えよう。
問題1:モダン マーフォーク
未知の対戦相手で君は先攻だ。君の手札は:
《霊気の薬瓶》《大祖始の遺産》《蒸気の絡みつき》
《変わり谷》《変わり谷》《島》《島》
キープ? マリガン?
・
・
・
(PVの回答)
マリガン。
この手札が《島》4枚なら簡単にマリガンになる。《変わり谷》が2枚あると、脅威が既に2枚あり、《霊気の薬瓶》があるから起動も出来るから僅差になる。最終的に、モダンは立ち止まって足りないパーツを引いている余裕は無いフォーマットだから、これはマリガンするべきだと思う。1ターン目薬瓶という最高の動きはあるが、それは戦場をクリーチャーで埋められるときだけのベストプレイであり、このケースでは土地4枚は多すぎる。マーフォークはロードが大量にあり、それぞれのクリーチャーが他のクリーチャーによって強くなるから、それが無い手札をキープしたら相当トップデッキが必要になる。
既に土地を余計に持っているから、《大祖始の遺産》で何か良いものを持って来れると思いやすいが、君はこの《大祖始の遺産》がマナフラッド時には致命的になる別の土地や《霊気の薬瓶》に変わってしまう可能性が50%はあると最終的に気付くだろう。《蒸気の絡みつき》もバックアップするためのプレッシャーが無ければ弱くなる可能性が高い、だからこれらの要素を総合するとマリガンに値する。
問題2:スタンダード マルドゥミラー
ゲーム3で後手だ。君は最初の手札をマリガンして、君の6枚のカードは:
《平地》
《スレイベンの検査官》《屑鉄場のたかり屋》
《無許可の分解》《無許可の分解》《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
キープ?5枚にマリガン?
・
・
・
(PVの回答)
キープ。
これは僕がプロツアー『霊気紛争』でトップ6を賭けたゲームの時に引いた手札で、キープした。上手く行かなくて批判されたけど、これが正しいと思ってるし、またキープスル。
僕の理論的根拠は、このマッチアップはサイドボード後の消耗戦で、5枚の手札を持った時点で既に負ける可能性が高い。この手札は欲は無いがプランはある、そのプランは土地を引く事、および/または相手が遅いことだ、このプランが実を結んだら勝つ。もし君の対戦相手が妨害の多い遅い手札をキープしている(サイドボード後にはよくある)なら、君は相手の少数の脅威には除去がありギデオンをプレイするまで生き残ることが出来る。見込みは薄いが、5枚にマリガンするよりは良い。
問題3:カラデシュ/霊気紛争ドラフト、黒緑エネルギー
これが既に時期を過ぎた環境であることは分かっているが、手札が抱えている問題は環境限定ではないから問題ないと思う。君は後手で、デッキには10枚の《森》がある。君の手札は:
《沼》
《霊気との調和》
《霊気流の豹》《クジャールの種子彫刻家》《僧帽地帯のドルイド》《新緑自動機械》《ピーマの改革派、リシュカー》
キープ?マリガン?
・
・
・
(PVの回答)
キープ。
この手札は僅差で、キープしてもマリガンしても責めることはない。10枚も《森》があれば、2ターン目には約50%の確率で引ける可能性があり、君の手札を非常に良くする・・・君が引ける最高の手札の一つだ。それ以外にも、君にとってOKと言えるシナリオがいくつかある。
・《沼》を引き、次に次に《森》を引く。このシナリオでもよい形になる。
・何も引かず、3ターン目に《森》を引く。このシナリオは1ターン止まってしまいディスカードしないと行けなくなるが、それでも充分勝てる。
・《沼》を引き、その後何も引かず、4ターン目に《森》を引く。これで戦場に《新緑自動機械》がある状態で4ターン目にリシュカーをプレイ出来、大抵の4ターン目の戦場に匹敵する状態になる。
この手札の良い所は、一度《森》を引き当てたら、豊富な緑マナを得られて、1ターンに複数の呪文をプレイできることだ。問題は、操作不能になりすぎたらマナエルフや《霊気との調和》など終盤にプレイしたくないカードが手札に残ってしまう事だ・・・すでにマナソースは十分ある。緑マナが無いだけだから、引いてからマナフラッドになるかもしれない。
全体的に、この手札は(《森》を)引く可能性を期待してキープする価値がある。土地を引かなくて負ける可能性が20-25%ほどあるが、土地を引けたら手札は素晴らしく、止まってから土地を引いた場合でも実用的なハンドだ。
この手札をマリガンする要素が二つある:デッキが素晴らしいか、相手のデッキが非常に弱いかだ。もしその両方ならば、確実にマリガンする、これなら6枚にマリガンする勝算は十分で20-25%の失敗率を受け入れる必要はない。その情報が無いならば、キープするべきだ。
(翻訳ここまで)
なお管理人は3つ全部不正解でした。我ながら下手すぎる(苦笑)
キープ基準はプレイング以上に事故防止に直結しますから、とくにしっかり練習したい。