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ようやくMTGに復帰できた雑魚プレイヤーの翻訳中心ブログです。

【翻訳】ベストデッキも使わないで何言い訳してるの?

      2017/07/06

マジックを続けているといつかは避けて通れない瞬間が来ます。好きなデッキを組むか、トップメタのコピーデッキを使うか。勝つためだけならコピーデッキを調整するのが近道かもしれない。ちょうど迷ってた時に出会った記事です。自分を戒めるために衝動的に翻訳。

(意訳・省略を含みます。原文はこちら)

All Your Invalid Excuses by Simon Nielsen

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(翻訳)

注意:君はこの記事を嫌いになる。

もし君が数年前の僕と同じなら、こういう記事は最低だ。もし君がデッキビルダーで、イベントのために自分の作品を組んで、その理由を作って、それが君という人間で君の勝ち方だというのなら。そうだったら、この記事は嫌になるだろう、それは視野の狭い一人のプロが「みんなと同じようにしろ」と言ってるだけなのだから。

また、君がそういう人間なら、真の意味でまさに君のための記事でもある。

競技マジックの栄光を目指す冒険のどこかの時点で、君は自分のゴールが何なのかをもう一度考え直す時が来るだろう。君のゴールは勝つことかもしれない、だがそれに但し書きがついていないか考えて欲しい。君の本当のゴールは「自分のデッキで勝ちたい」「コントロールで勝ちたい」「準備せずに勝ちたい」なのかもしれない。

こういう但し書きが付いているのは別に構わない。いや、マジックのトーナメントに自分の人生を捧げるというのは大変なのことで、勝つためにすべてを捨てるのは君に合っていないかもしれない。そうであれば、君の但し書きで君の勝てるゲームは減って、目標を達成できる頻度は少なくなることを受け入れないといけない。

一方、もしそういった条件が無くて単にプロツアーに出てプロレベルになりたくて、しかし正しい選択をしていると思ってイベントごとにベストデッキを避け続けているのなら?

ならば友よ、君は先入観に捉われている。

君は勝てる可能性が一番高い選択をせずに、無意味な言い訳を続けているんだ。君は強くなろうとしているのに、実際には自分を駄目にしているんだ。信じて欲しい、僕もそうやって言い訳をし続けて、最近になってやっと向こう側にたどり着けたばかりなんだ。多くのビルダーは最終的に自分で組むのを辞めてベストデッキを調整するようになる。君が作り上げたデッキで勝つのはただただ困難なんだ、それは多くの場合、単純にデッキが弱いからだ。

さて・・・君はこの9つのどの言い訳をしてるかな?

言い訳1.「デッキを作るのは俺のアイデンティティなんだ!」

本当に?

君が人気のあるデッキを選んだだけで嫌われるとマジメに思ってるの?自分で自分が嫌いになるの?

トーナメントに出てクレイジーなデッキで勝つと注目されるけど、君が本当に良い結果を出した時だけだ。君が勝つことが目的なら、注目されることにどれほどの価値があるだろう?それに君が勝ったら、いずれにせよ注目される。

もう一度言うが、これは君の目標が勝つことだけなら関係する事だ。君が本当に求めるものは何か、それが君にどう影響するか、よく熟考してほしい。

言い訳2.「みんなと同じデッキを使ってたら有利になれない!」

ああ、僕も同じことをずっと自分に言い聞かせていたさ。

違う確度で攻めなければ、トッププレイヤーと同じように上手くプレイでいないと思っていた。数え切れないほど僕は他のデッキを試してきて、トーナメントが近づくと「みんな長い間ベストデッキを使ってきたから、ミラーになったら絶対に勝てない。自分が使い慣れてるデッキで出る方がいいよね!」と考えていた。

そもそも、誰もがデッキで山ほど練習しているわけではない。君がレベルの高いグランプリの常連なら、君は強いプレイヤーで、みんなより練習していなくても勝つ可能性がある。また、君が駄目なデッキ構築に浪費する時間を使って、代わりにベストデッキやそのミラーマッチのサイドボード後の動きに慣らすことが出来る。正しいサイドボードや重要な所を理解するだけでも十分な優位は確保できる。

だから、強い武器を選べば優位が無くなるのではない。トーナメントは銃撃戦なのに、驚くほど多くの人がナイフを手に取ってるんだ。それでも君は運良く勝てると思って、古いイスの木材と輪ゴムで作った手作りのネジ撃ち機を持っていこうとしているのが良い考えだと思ってるんだね。

勘違いするな!最強のデッキを使うのは有利なんだ!

言い訳3.「ベストデッキで勝てないんだ!」

時にはベストデッキと呼ばれているのを試してみたら、そこまで言われるほど強くないように思えることもある。これがどういう事を意味するのか、本当に考えないといけない場合がある。適切にプレイしていたか?もっと経験値が必要なのかも知れない。正しくサイドボードを回していたか?最初の2つのリーグは運が悪かっただけじゃないのか?

これらの一部は確証バイアスかもしれない。そのデッキが弱いと思いたいから、使わない言い訳を見つけたくて、欠点ばかりを見てしまうんだ。

(※訳注 確証バイアス:仮説や信念を検証する際にそれを支持する情報ばかりを集め、反証する情報を無視または集めようとしない傾向のこと Wikipediaより)

誤解しないでほしい、大衆の考えが間違っていることもある。単に人気があるだけかもしれない。それはフォーマットでは滅多に起こらないケースで、Tier 1のデッキでは滅多に無い。だから他の有名な強いデッキを試そう。ベストデッキはいつもはっきりしているとは限らない。

言い訳4.「これがベストデッキなんだ!」

あ、そう・・・

時には君は誰も知らないベストデッキを見つけたと思うかもしれない。君は(運が悪くなければ)無敵だと思うだろう。それは時々起こりうるけど、君のデッキが本当に一番であることはそうそう無い。

これも確証バイアスだ、なぜなら君は自分のデッキが本当に一番だと思いたいから、失敗は全部例外だと書き換えてるんだ。これはデッキの評価で極めて危険な事になる。君は誰か上手い人にデッキとゲームを見てもらって、先入観の無い意見を聞くべきだ。そして彼らの言葉を受け止めよう。

現実的に、君が環境で競い合っている大群の中から1人だけ飛び抜けることはないから、君はみんなの方が正しくて自分が間違っている可能性の方がずっと高いと認めるべきだ。

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言い訳5.「俺のデッキはベストデッキに勝てるんだ!」

再び、確証バイアスが出て来る。君がマッチアップで有利だとは限らない。たぶん対戦相手が適切にプレイしてなかったのだろう。ただ運が良かっただけで、君の仮説を裏付けるほどサンプルサイズが足りないんだろう。

出来る限り上手い対戦相手を見つけて、君のエゴをどけて意見を聞くことが重要だ。マジックオンラインのテストですら不十分かもしれない。

たとえセオリー上で君のデッキがベストデッキに対して明らかに有利でも、真のベストデッキがどれだけ対策に耐えきれるか驚くだろう。この一部は、異なる角度から攻めることが出来る事と、単純に使用できる一番強いカードを集めているからという理由からだ。マルドゥ機体が消耗戦で勝つとき、またはコントロールが5ターン目6ターン目に神話レアを叩き付けて簡単に勝つとき、そのデッキが本物だと知るだろう。

これが「メタられているデッキを使いたくない」という言い訳がめったに通用しない理由でもある。ベストデッキは復帰力に優れ、そのデッキに勝とうと必死になったデッキが相手であってもさほど悪くないのだ。

言い訳6.「デッキは良いけど、ミスでマッチを落とすんだ。」

この言い訳を聞くと耳が痛い。以前まで僕の中で一番多かったものだ。正しくプレイしようと集中して、自分のミスにたくさん気付くんだ。いつもプレイングが下手だと思っていて、どこで失敗していたのか分かっていた。そしてこれが自然と「デッキは良いが俺は平凡だ」「俺のデッキでPPTQは3-3までいけた、しかし完璧にプレイ出来てたら5-1出来た」という言い訳に繋がっていった。

こういう種類の言い訳は非常に壊滅的で、君が負けているデッキに固執させる。君は本当に相手はミスしていないと思うのかい?

ベストデッキはたとえ君がつまづいても簡単に勝てる、その単純なパワーレベルによって。ならばその時点で、なぜ君は完璧なプレイングで欠陥を補わないと勝てないデッキを使い続ける必要がある?その時間をTier 1デッキのプレイングを鍛えるのに使ったらいずれにしろ勝率は上がっていくんだ。

言い訳7.「俺のデッキは勝率が良いんだ。」

分かった、君は本当に先入観の海を泳ぎ切って、テストをして本当に良いデッキを組み上げたかもしれない。君は強いカードがあって、シナジーを備えて、オンラインで環境のベストデッキ達と戦って63%の勝率を出したかもしれない。

それでも君はプレイしたくなくなる可能性がある。

なぜ勝率が良いだけで落ち着くのだ?君のデッキが機能しても、本当のベストデッキを使えばもっと高い勝率が得られる。これがデッキ選択の機会による損失だ。これは君がどのデッキを「使うか」だけではない、君がどのデッキを「使わない」かだ。そして競技プレイヤーにとって、オンラインで63%はそんなに良くは無い。

言い訳8.「ベストデッキじゃ俺の創造性を発揮できない!」

みんながコピーしてMOで使っているデッキを、何も考えずに君もコピーしろとは言っていない。君は一番強いカードを使っている一番強い戦術をプレイするべきだ。人気のリストから、もしかしたら劇的に変化するかもしれない。

先週、僕は《永代巡礼者、アイリ》と《精神壊しの悪魔》をマルドゥ機体のサイドボードに入れてそれらが活躍した話を書いた。そしてマルドゥに《歩行バリスタ》を入れたバージョンがグランプリユトレヒトでの大半のマルドゥデッキと異なっていたけど、2週間後は世界的にマルドゥバリスタが認められたことを思い出してほしい。

僕は君に最強と言われているリストをそのままプレイしろとは言っていない、ただ最強のカードを使うべきだと言ってるんだ。創造性を加える余地はまだ大量にある。ただ、自分で策に溺れない事だ。

言い訳9.「みんなと同じようにプレイしても楽しくない。」

ここで全員に当てはまる事は言えないけれど、君のゴールが「勝つ」ことか「楽しんで勝ちを目指す」ことかは考えて欲しい。楽しくなければもちろんマジックをプレイするべきではないが、この事について偏見を持たない方がみんな物事を楽しめると思う。

僕は一日中退屈なミッドレンジでミラーマッチの消耗戦を延々続けているなんて恐ろしいと思っていた。やってみたら、何であってもマジックは楽しくて、GPユトレヒトでマルドゥのミラーマッチを7回やっても楽しい時間を過ごしていたんだ。

その日の終わりには、ほんのちょっと楽しいデッキをプレイするために、価値のある勝率を落とすメリットは無くなっていた。強いカードを使うから惨めになるわけでもない。それに、勝つのは良い事じゃないか・・・

まとめ

見ての通り、君が単に一番強い戦術を使うべきでないと言う事は滅多に無い。君は絶対に実験をしてはいけないといは言わない、しかし毎回やるよりは全くやらない方がずっと良いだろう。自分で成功するデッキをくみ上げるのは難しく、たくさんの失敗を繰り返してトーナメントレベルの素材だと確信するまでに気が狂うような時間を費やす、だから大抵はそこまでする価値は無い。

一方、イベントが近づいていない時はデッキを考えるのを楽しみ、自分で見つけたアイデアや興味を持ったデッキを気に入ったから使う。そこから学ぶこともある。

ベストデッキが無い時も多々ある。例えば新しいセットが出た後の毎回のプロツアーのような、環境が生まれたばかりで解明されていない時もある。とくに君を助けてくれるチームがあるなら、そういうイベントでは挑戦や実験をする価値がある。これはプロツアー直後のようなベストデッキがはっきりしているとは限らず、数週間後に飛び出て来るような時期も当てはまる。他のみんなより早く見つけることが出来ればそれだけ優位に立てる。

時には、みんながベストデッキだと考えるものがそこまで強くない事もある。大抵はその戦術が素晴らしくても目立つ欠陥があることが多い。その欠陥を改善しようと試みたり、人気だけど過小評価されているデッキを探すのも良い。

そしてモダンのようなベストデッキが存在しなくてメタゲームの位置が良ければ君が良く理解しているデッキをプレイする方が良いこともある。僕は最近GPサンアントニオのチームモダンで12位を決めた。僕は《死の影》ジャンド(Lanttoのリストだ、明らかに誰か一人はベストと考えられているデッキを使う必要があって、僕が《死の影》の経験が多かったんだ)が、スイスのチームメイト、Jukian FluryとSerafin Wellingerはそれぞれ《均衡の復元》と白緑ヘイトベアーという珍しいデッキを使っていた。彼らはどちらもそのデッキの達人で、《死の影》とたまたま上手く並べられたんだ。

その時のことは来週に書こうと思う。また会おう!

(翻訳ここまで)

勝てないと思った時、強いデッキを割り切って使った方が案外勝てることも。勝ち切れなくて悩んでる人は考え直すのもアリかも。

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