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【翻訳】モダンでどのコントロールを使うべきか?(CFB)

      2017/04/16

青いコントロールはなかなか勝てなくてもついつい使いたくなるもの。環境を支配することが少ないものの青白、グリクシス、青赤ブルームーンなど種類も増えて迷いますね。そこでPVのコントロール特集から選んでみよう。え?自分?今ちょっと諦め中です。

(一部意訳などもあります。原文はこちら)
Which Control Deck Should You Play in Modern? By Paulo Vitor Damo da Rosa

(翻訳)

モダンのコントロールデッキは厳しい位置にいる・・・環境には異なる回答を要求する膨大な異なるデッキが存在し、ある相手に素晴らしいカードが別の相手には嫌になるカードに変わる。こういう理由で、モダンでコントロールをプレイすることはメタゲームに対するギャンブルだった。勝つべきデッキを決めないといけないが、別のデッキに負けるだろう。万能になることは決してない。好きな方向に保険を掛けることは出来るが、幾つかの良いマッチアップと絶望的なマッチアップに当たることは避けられない。

今日の記事では、俺はモダンのコントロールの選択肢と、予想されるメタゲームにどのデッキがより良いと思うかを解説する。

青白

青白はコントロールデッキの中でも最もコントロールだ。《稲妻》を使わないから、小型のシステムクリーチャーの対処に困り、《瞬唱の魔道士》+《稲妻》で何も無い所から相手を殺す事も出来ない。単純に、青白は攻撃的なドローは何もない・・・プレッシャーを与えることが出来ないのだ。その代わりに、《糾弾》、《神聖なる協力》、《流刑への道》、《至高の評決》で火力に耐性があるクリーチャーに干渉できる。また《広がりゆく海》と2色デッキが運用できる《幽霊街》か《地盤の際》複数で相手の土地に干渉できる。

これがGreg OrangeがGPサンアントニオで使ったリストだ:

青白コントロール

クリーチャー3
3:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
呪文34
1:《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion》
1:《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
4:《祖先の幻視/Ancestral Vision》
4:《血清の幻視/Serum Visions》
2:《至高の評決/Supreme Verdict》
1:《神聖な協力/Blessed Alliance》
3:《糾弾/Condemn》
3:《謎めいた命令/Cryptic Command》
2:《マナ漏出/Mana Leak》
4:《流刑への道/Path to Exile》
2:《呪文嵌め/Spell Snare》
1:《世界のるつぼ/Crucible of Worlds》
2:《拘留の宝球/Detention Sphere》
4:《広がりゆく海/Spreading Seas》
土地23
3:《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
4:《幽霊街/Ghost Quarter》
2:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4:《金属海の沿岸/Seachrome Coast》
4:《島/Island》
2:《平地/Plains》
サイドボード15
2:《天界の粛清/Celestial Purge》
3:《コーの火歩き/Kor Firewalker》
2:《否認/Negate》
2:《斑岩の節/Porphyry Nodes》
1:《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2:《石のような静寂/Stony Silence》
2:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
1:《払拭/Dispel》

サンアントニオはチームモダン、つまりチームの3つのデッキ内で同じカードを使えないが、Gregのチームメイトがジャンドと親和を使っていたから、Gregが個人で大会に出たとしても何も違うカードは使っていないだろう。

Corey Burkhurtも大会で青白を使っていた(仲間は《死の影》とアミュレットタイタン)。彼のバージョンはややプレインズウォーカーとリセット重視だ。

青白コントロール

クリーチャー5
2:《前兆の壁/Wall of Omens》
2:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
呪文30
2:《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura》
1:《太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion》
1:《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
4:《流刑への道/Path to Exile》
4:《血清の幻視/Serum Visions》
1:《呪文嵌め/Spell Snare》
1:《神聖な協力/Blessed Alliance》
1:《否認/Negate》
1:《拘留の宝球/Detention Sphere》
4:《広がりゆく海/Spreading Seas》
4:《至高の評決/Supreme Verdict》
4:《謎めいた命令/Cryptic Command》
1:《糾弾/Condemn》
1:《スフィンクスの啓示/Sphinx's Revelation》
土地25
4:《天界の列柱/Celestial Colonnade》
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
2:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4:《地盤の際/Tectonic Edge》
6:《島/Island》
3:《平地/Plains》
サイドボード15
2:《天界の粛清/Celestial Purge》
3:《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2:《石のような静寂/Stony Silence》
4:《呪文捕らえ/Spell Queller》
1:《否認/Negate》
2:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
1:《払拭/Dispel》

Gregバージョンは《糾弾》、《マナ漏出》、《呪文嵌め》のような1対1交換を大量に積んでいた、それは4枚積んだ《祖先の幻視》が解決するまで生き残るためで理にかなっている。Coreyは《祖先の幻視》を持たず、《至高の評決》《スフィンクスの啓示》《ギデオン・ジュラ》でアドバンテージを得る。

俺はどちらのアプローチも一貫しているから素晴らしいと思う、《祖先の幻視》を持っているのが軽い回答を使う側でもある。個人的に《祖先の幻視》型の方が好きだから、Greg Orangeのバージョンが俺好みだ。

もう一つの大きな違いは《地盤の際》と《幽霊街》だ。《地盤の際》はヴァラクートデッキに対して優れているが、《幽霊街》は雑多な多機能の土地、例えば《墨蛾の生息地》と少ないが《ガヴォニーの居住区》を破壊するのが得意だ。俺は《幽霊街》の方が好みだ。終盤戦は十分強いから、0マナでいつでも《墨蛾の生息地》を殺せるほうが、相手の展開を《地盤の際》で阻む可能性よりも価値がある。《幽霊街》は、特に《世界のるつぼ》と組み合わせで《死の影》から白マナを奪う意味でも優れている、それに対してで彼らは《地盤の際》が使えるようになる土地4枚を揃える事すらない事も多い。

こんな状況なら青白をプレイするべきだ:

・ビッグマナデッキを予測して、それ以外のコンボを見ない
・君を攻撃するタフなクリーチャーが予測される
・相手にプレッシャーを与えられなくても気にしない

今なら、俺はモダンのコントロールデッキとして青白を選ぶ。

青白赤

青白赤は2つの味付けがある・・・ナヒリか、ノーナヒリか。ジェスカイナヒリは《先駆ける者、ナヒリ》を解決し、彼女の忠誠値を8まで上げて、速攻付きの《引き裂かれし永劫、エムラクール》を走らせようとするコントロールデッキだ。ナヒリは君のコントロールプランでも働くし、多くの青白コントロールが持たない早めの勝ち手段をくれるためデッキによく合っている。このデッキは相手にプレッシャーを与えることが出来るが、そのためには4ターン目にタップアウトしなければならない。

俺が見つけられた一番のナヒリを使ったデッキは17位(確か個人成績は10-4だったと思う)のJack Kieferのものだ。

ジェスカイナヒリ

クリーチャー5
4:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
1:《引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn》
呪文32
3:《祖先の幻視/Ancestral Vision》
1:《論理の結び目/Logic Knot》
2:《謎めいた命令/Cryptic Command》
1:《稲妻のらせん/Lightning Helix》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
2:《マナ漏出/Mana Leak》
1:《電解/Electrolyze》
4:《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger》
4:《血清の幻視/Serum Visions》
2:《糾弾/Condemn》
2:《呪文嵌め/Spell Snare》
1:《至高の評決/Supreme Verdict》
1:《否認/Negate》
4:《流刑への道/Path to Exile》
土地23
2:《蒸気孔/Steam Vents》
4:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
1:《神聖なる泉/Hallowed Fountain》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《山/Mountain》
1:《聖なる鋳造所/Sacred Foundry》
1:《乾燥台地/Arid Mesa》
1:《平地/Plains》
2:《島/Island》
2:《硫黄の滝/Sulfur Falls》
4:《天界の列柱/Celestial Colonnade》
サイドボード15
1:《神々の憤怒/Anger of the Gods》
1:《塵への崩壊/Crumble to Dust》
2:《払拭/Dispel》
1:《否認/Negate》
2:《安らかなる眠り/Rest in Peace》
3:《石のような静寂/Stony Silence》
1:《機を見た援軍/Timely Reinforcements》
1:《汚損破/Vandalblast》
2:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1:《至高の評決/Supreme Verdict》

別の選択肢は赤を入れるがナヒリを使わないことだ。このデッキは人気が無くなって、今年のMOやIRLトーナメントからまともだと思うリストを見つけることが出来なかった。

全体としてみれば、ナヒリ無しのバージョンは青白に火力呪文・・・《稲妻》《稲妻のらせん》、それとたまに《電解》をタッチしたものだ。結果として、戦闘を行わない小型クリーチャー、例えば《臓物の予見者》《貴族の教主》《鋼の監視者》を倒すことが出来るが、火力呪文を無視する《タルモゴイフ》、《死の影》、エルドラージで悩むことになる。

火力呪文は君を《死の影》に対して面白い立ち位置に連れて行く。通常、火力は強くない・・・《死の影》《タルモゴイフ》《ウルヴェンワルド横断》《未練ある魂》という並びにはほとんど無効だ。一方、彼らのライフは低くなって火力→瞬唱→火力が勝ち筋で、《死の影》側は他のコントロール相手ではあり得ないケアが必要になる。

青白赤は、サイド後にアグレッシブなデッキを組めるというアドバンテージもある。青白では追加のダメージを与える手段が無いから、もし《聖トラフトの霊》のようなカードを入れても、相手は君が実際に相手を殺すために何回もアタックが必要なことを知っている。しかし《稲妻》《稲妻のらせん》《瞬唱の魔道士》が加わると、《聖トラフトの霊》は(または《ヴェンディリオン三人衆》でさえ)脅威に変わる。

こんな状況なら青白赤をプレイするべきだ:

・小さなシステムクリーチャーを除去したい
・みんなが自分のライフを減らしている
・ナヒリが良い位置にいる(《思考囲い》ではなく《コジレックの審問》、《大渦の脈動》が使われて無い、狙いたいエンチャントがある)
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青黒赤

別の選択肢、そして今一番人気のあるものがグリクシスコントロールだ。
これがGPでOwen Turtenwaldがプレイしたバージョンだ:

グリクシスコントロール

クリーチャー7
4:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
3:《黄金牙、タシグル/Tasigur, the Golden Fang》
呪文31
4:《祖先の幻視/Ancestral Vision》
4:《血清の幻視/Serum Visions》
2:《対抗突風/Countersquall》
4:《謎めいた命令/Cryptic Command》
3:《コラガンの命令/Kolaghan's Command》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
2:《呪文嵌め/Spell Snare》
4:《終止/Terminate》
4:《思考掃き/Thought Scour》
土地22
1:《溢れかえる岸辺/Flooded Strand》
2:《島/Island》
1:《山/Mountain》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《血の墓所/Blood Crypt》
2:《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit》
2:《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
2:《蒸気孔/Steam Vents》
1:《沼/Swamp》
2:《湿った墓/Watery Grave》
サイドボード15
1:《対抗突風/Countersquall》
2:《神々の憤怒/Anger of the Gods》
1:《滅び/Damnation》
2:《払拭/Dispel》
2:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
3:《溶鉄の雨/Molten Rain》
3:《外科的摘出/Surgical Extraction》
1:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》

これは俺がプレイしたものとメインデッキは同じだが、サイドボードは異なっている。

グリクシスは青白や青白赤と違い、他のデッキで需要が高いカードを、特にサイドボードで使っている。もしトーナメントがチームモダンでなければ、Owenのリストにも《致命的な一押し》が入っていただろう、可能性として《大爆発の魔道士》《外科的摘出》《思考囲い》のサイドボードもだ。非凡なグリクシスプレイヤーであるCorey Burkhartが《思考囲い》を鋤でない事は知っているが、少なくとも2枚はサイドボードに入れたい(そして俺はチームイベントで《思考囲い》を入れられない時は《集団的蛮行》を入れている)

グリクシスは《思考掃き》+タシグルや《瞬唱の魔道士》+《稲妻》で一番速い引きが可能だ。また《対抗突風》や《コラガンの命令》で突発的にダメージを与えられる。プレッシャーを与えるのは得意でない、結局コントロールだ、しかし青白やサイドボード前の青白赤にはない速い動きがある。

他の赤いデッキのように、グリクシスは小型のシステムクリーチャーに対処するのが得意で、(《終止》や《致命的な一押し》が《流刑への道》と《糾弾》の損失を補うが)大きなモンスターに少し苦しむ。

グリクシスは《スフィンクスの啓示》やエルズペスのような強力な一撃を持たないが、それを補う《瞬唱の魔道士》+《コラガンの命令》があり、大量のマナと肥えた墓地がある所までたどり着けば永久ではないが巨大なアドを提供してくれる。主な問題は《瞬唱の魔道士》+《コラガンの命令》+《黄金牙、タシグル》がグリクシスに対し墓地対策、特に《安らかなる眠り》を効果的にすることだ。もし君の相手が《安らかなる眠り》を解決したら、君の脅威はコスト1ではなく6になり《瞬唱の魔道士》と《コラガンの命令》のループは消える。結果、君のデッキに力が残っていなくて勝つのは難しくなる。メタゲームによってはこれは問題ではないが、《安らかなる眠り》は《ウルヴェンワルド横断》入りの《死の影》に強く、今人気のサイドボードだ。

グリクシスのサイドボードも異なっていて、俺はそのスタイルが好きだ。青白と青白赤は多くの場合範囲が狭いが極端に強いサイドボードカード:《安らかなる眠り》《石のような静寂》《機を見た援軍》だ。黒はそれらの選択肢をくれないが、代わりにより包括的だが弱い対策、例えばリセット、追加の除去、手札破壊、カウンター、《大爆発の魔道士》、《外科的摘出》を使う。

こんな状況ならグリクシスをプレイするべきだ:

・小型のシステムクリーチャーを殺したい
・土地ベースでないコンボデッキを予測している
・大量の《安らかなる眠り》が無いと予測している

ブルームーン

環境の最後のコントロールはブルームーンだ。これはGerard Fabianoがトップ4を決めたリストだ:

Madcap Moon

クリーチャー8
1:《ゴブリンの闇住まい/Goblin Dark-Dwellers》
1:《白金の帝像/Platinum Emperion》
3:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
3:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
呪文30
1:《思考を築く者、ジェイス/Jace, Architect of Thought》
3:《祖先の幻視/Ancestral Vision》
2:《向こう見ずな実験/Madcap Experiment》
4:《血清の幻視/Serum Visions》
3:《謎めいた命令/Cryptic Command》
2:《電解/Electrolyze》
2:《イゼットの魔除け/Izzet Charm》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
1:《マナ漏出/Mana Leak》
3:《差し戻し/Remand》
1:《呪文貫き/Spell Pierce》
2:《呪文嵌め/Spell Snare》
2:《血染めの月/Blood Moon》
土地22
7:《島/Island》
2:《山/Mountain》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
1:《尖塔断の運河/Spirebluff Canal》
2:《蒸気孔/Steam Vents》
2:《硫黄の滝/Sulfur Falls》
サイドボード15
2:《神々の憤怒/Anger of the Gods》
1:《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》
3:《儀礼的拒否/Ceremonious Rejection》
2:《払拭/Dispel》
1:《ピア・ナラーとキラン・ナラー/Pia and Kiran Nalaar》
2:《氷の中の存在/Thing in the Ice》
3:《不忠の糸/Threads of Disloyalty》
1:《汚損破/Vandalblast》

このデッキはちょっと乱雑だが、最終的に青白赤に似ている、ただしマナが優れていてコンボに即効性がある・・・ナヒリは3ターンかかるが、《向こう見ずな実験》は突然勝てる。コンボがどう回るのか知らない人のために説明すると、アイデアは《向こう見ずな実験》を唱えて1個だけのアーティファクト(《白金の帝像》)を見つけるまでデッキをめくって、戦場に出す。普通は大量のダメージを実験で受けて死ぬが、《白金の帝像》がこの時点で既に戦場に出ていて、君のライフ総量は変化しない。だからダメージを受けない。このデッキでは、実質3Rで帝像が出るようなもので、他にアーティファクトは入れていないし、1枚だけの帝像を引くことも無い(万が一引いた時のために《ヴェンディリオン三人衆》がある)。

《白金の帝像》バージョンが良いかどうかは君が予測するメタゲームによる。Gerardが8/8を《蒸気の絡みつき》が入っていないマーフォーク相手にプレイしているのを見た・・・それは彼に上手く動いてくれた。しかし《蒸気の絡みつき》がメインデッキに入っていれば、この組み合わせ全部がずっとひどくなっていた。《致命的な一押し》が《流刑への道》より増えているのが追い風だ、しかし《コラガンの命令》はそうではない。最終的に、タフネス軸の除去が多いならこのカードは素晴らしいが、もし《流刑への道》《終止》《コラガンの命令》《蒸気の絡みつき》が多いなら苦労して狙う価値は無い。

俺の考えは、Gerardはチームモダンだからこの構築を選んだということで、彼のチームメイトは《流刑への道》と《致命的な一押し》をすでにプレイしていたから、2色に抑えたかったのだと思う。彼の真意を知ることは出来ないが、彼が個人のグランプリに出ていたなら違う方向に向かっていただろうと思う。

こんな状況なら青赤をプレイするべきだ:

・小さなシステムクリーチャーを殺したい
・予測するマナベースが《血染めの月》に弱い
・予測する回答が《白金の帝像》を対処できない
・チームメイトが白と黒の良いカードを使ってしまっている

まとめ

・小型のシステムクリーチャー(貴族の教主、鋼の監視者)が予測されるなら、赤を使え。
・大型クリーチャー(エルドラージ、タルモゴイフ、死の影)が予測されるなら、青白を使え。
・ビッグマナデッキ(トロン、ヴァラクート)が予測されるなら、青白を使え。
・土地に依存しないコンボデッキ(むかつき、クラーク族の鉄工所)が予測されるなら、アグレッシブサイドボードを仕込んだグリクシスかジェスカイを使え。どちらも相性は良くないが、勝つ見込みを最大限にする。
・ジェスカイを使うなら、ナヒリ型がバーン型よりも良いと思う。ナヒリの無い青白赤はグリクシスの劣化だ。

全体的に、俺が今選ぶとしたら青白になる。多くのコンボデッキはマナを利用するし、クリーチャーは赤で除去するには大きすぎる。プレッシャーを与えることは出来ないが、それらのデッキは他のコントロールなら相性が良いという訳でもないから、俺は悪いマッチアップは諦めて人気のあるデッキに対してより勝つチャンスを広げる。青白のどのバージョンにするべきかだが、俺はGreg Orangeの者に近い、《祖先の幻視》のある形が好きだが、Coreyの《呪文捕らえ》があるサイドボードも好きだ。ジェイスも良かったから2枚目も考えている。

(翻訳ここまで)

原文はオマケがあるのですが、長すぎるのでここで止めます。コントロールを使ってみたいなら、ぜひ参考に。

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