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【翻訳】レガシー初心者向け入門6:Delver(CFB)

   

レガシー唯一の?アグロデッキとも称される、Delverデッキの解説です。今レガシーで、『ミラディンの傷跡~イニストラード』スタンダードの悪夢がよみがえる・・・

(翻訳は意訳・省略を含みます。原文はこちら)

Legacy Guide Part VI: Delver By Reid Duke

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(翻訳)

このシリーズの最初の5パートはここを見てくれ:

レガシーへの招待
レガシーの概観
デッキの選び方
コンボデッキ
プリズンデッキ

かつて、アグレッシブなレガシーのデッキはたくさんの形があった。Zoo、バーン、スレッショルド、マーフォーク、ゴブリン、または僅かだが白、黒、アーティファクト軸のアグロだ。今はその先述のほとんどが絶滅危惧種か完全に絶滅している。どれも同じ青い小さなクリーチャーを中心に組まれた戦術に道を譲ることになった。

青いDelverデッキは2つの理由でレガシー最強の攻撃型デッキだ。1つ目、シンプルに《秘密を掘り下げる者》というカードだ。マジックで《野生のナカティル》が最強のクリーチャーだった時に、《昆虫の逸脱者》は比肩するサイズと飛行をより少ないデッキ構築の制限で提供した。2つ目の理由は青がレガシーで一番の、特にアグレッシブな枠として一番の色だからだ。なぜそれが本当なのか分析しよう。

レガシー入門の最初の方で、一番強力で環境を定義するカードを紹介した。その一覧のトップには《渦まく知識》(同類の《思案》《定業》《ギタクシア派の調査》など)、《目くらまし》、《意志の力》がある。環境で最も強いカードの多くが青のインスタントやソーサリーである以上、《秘密を掘り下げる者》がハマらないはずがない。《意志の力》のコストにもできるんだ!

特に《渦まく知識》とその他のキャントリップは,

Delverデッキを充分にオイルが差された機械のように潤滑に機能させる。デッキの呪文を増やすことで「何も見ずに」Delverを変身させ、《渦まく知識》や《思案》でインスタントやソーサリーを積み込むこともできる。土地1枚のキープを《渦まく知識》や《思案》があれば可能になるので、キャントリップはデッキの土地を少なくする(Delverデッキの一部は色マナが14枚しかない)。さらにライブラリートップを操作して不要な土地をシャッフルでどけることで、1マナ域と2マナ域の呪文で埋まった息切れしないデッキを実現する。

青は様々な戦術に対応できる全対応のパーミッションスペルを持ち、レガシーで最も妨害に優れた色だ。レガシーのような開かれたフォーマットでは極めて価値がある。戦術Xに強いカード、戦術Yに強いカード、戦術Zに強いカードが入った妨害デッキを組む必要がどこにある?全部に強い《目くらまし》と《意志の力》を使えばいいのに?

ここまでを全部考慮すると、レガシーでは青に有利にな要素が積み重なり、攻撃的なDelverデッキは環境の青いカードを使う最も強力で直接的な方法の一つになるのだ。

《秘密を掘り下げる者》はどこにでもあるカードで、全てのDelverデッキは似通った骨組みを共有するが、「デルバー」というカテゴリーにもたくさんの種類がある。人気の物をいくつか見てみよう。

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ティムールDelver

(Patrick Tierney、GPルイビル21位)

クリーチャー13
4:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4:《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》
2:《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
2:《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
1:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
呪文29
4:《思案/Ponder》
3:《呪文貫き/Spell Pierce》
4:《もみ消し/Stifle》
4:《目くらまし/Daze》
4:《意志の力/Force of Will》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
2:《四肢切断/Dismember》
土地18
3:《Volcanic Island》
3:《Tropical Island》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《不毛の大地/Wasteland》
サイドボード15
1:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
2:《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
3:《冬の宝珠/Winter Orb》
1:《水没/Submerge》
3:《紅蓮破/Pyroblast》
2:《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2:《外科的摘出/Surgical Extraction》

ティムールDelver(RUG Delver、カナディアンスレッショルドとしても知られる)ほどレガシーの魂が詰まったデッキは無い。このデッキは可能な限り少ない土地にして、軽い呪文に集中し、効率を極端に追及している。上のPatrick Tiernyのデッキでは、1マナより思いコストのカードの採用が4枚だ!

ティムールDelverは最も無駄が無いマジックをプレイするように設計され、相手に付き合わせる。《不毛の大地》、《もみ消し》、《稲妻》、軽いパーミッションによってティムールDelverは、お互いにほぼ何もなくなるまで超高速ペースでリソースを交換する。そこから先は、1マナでも動けて余分な土地を《渦まく知識》《思案》からのシャッフルで排除することが可能なデッキがほとんど常に、より複雑で野心的なプランのデッキに勝つのだ。

青赤Delver

KOURA

クリーチャー12
1:《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》
4:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
3:《嵐追いの魔道士/Stormchaser Mage》
呪文32
4:《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4:《思案/Ponder》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《目くらまし/Daze》
1:《火炎破/Fireblast》
4:《意志の力/Force of Will》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
3:《発展の代価/Price of Progress》
土地16
2:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
3:《Volcanic Island》
2:《島/Island》
1:《山/Mountain》
サイドボード15
1:《騒乱の歓楽者/Bedlam Reveler》
1:《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
1:《侵襲手術/Invasive Surgery》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
2:《赤霊破/Red Elemental Blast》
1:《乱暴/Rough》
2:《粉々/Smash to Smithereens》
1:《硫黄の精霊/Sulfur Elemental》
1:《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
1:《蒸気の絡みつき/Vapor Snag》
2:《外科的摘出/Surgical Extraction》

青赤Delverは似た骨組みを使うが異なるゲームプランだ。リソースを交換するのではなく、青赤Delverは呪文を直接相手のライフにぶつける。《僧院の速槍》のような果敢クリーチャーは青のキャントリップと完璧に噛み合い、火力呪文を探しながらダメージを増やす。

青赤Delverで特徴的なのは《発展の対価》だ。この環境で最も強烈なバーン呪文だが、それを利用できるデッキは少ない。

4色Delver

ここまでの記述で、一部のDelverプレイヤーは私がこのカテゴリーのデッキを何度も「アグロデッキ」と呼んでいる事で怒っているかもしれないな。真実は、ティムールや青赤を含む全てのDelverデッキは防御的に動いてロングゲームに勝つこともできる。そのためDelverは「アグレッシブ」「コントロール」「ミッドレンジ」に分類できない独自の種族だ。相手にして戦うのが困難な理由でもある。

Stephen Mann

クリーチャー15
4:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
1:《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
2:《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》
4:《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
呪文26
3:《突然の衰微/Abrupt Decay》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《目くらまし/Daze》
4:《意志の力/Force of Will》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《思案/Ponder》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
土地19
1:《Badlands》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
2:《Tropical Island》
3:《Underground Sea》
1:《Volcanic Island》
4:《不毛の大地/Wasteland》
サイドボード15
1:《真髄の針/Pithing Needle》
1:《悪意の大梟/Baleful Strix》
2:《悪魔の布告/Diabolic Edict》
2:《狼狽の嵐/Flusterstorm》
1:《水没/Submerge》
2:《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》
2:《トレストの使者、レオヴォルド/Leovold, Emissary of Trest》
1:《思考囲い/Thoughtseize》
3:《外科的摘出/Surgical Extraction》

4色Delverは分布上はコントロールに傾いている。適切に機能するためには多めのマナが必要(それでも多くは無い)だが、《真の名の宿敵》、《瞬唱の魔道士》という強力な呪文の恩恵がある。《相殺》《虚空の杯》がある世界では重要な《突然の衰微》という多用途な回答がある。

グリクシスDelver

Charles Hinkle

クリーチャー14
4:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
3:《若き紅蓮術士/Young Pyromancer》
2:《グルマグのアンコウ/Gurmag Angler》
1:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
呪文28
4:《思案/Ponder》
4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
2:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《目くらまし/Daze》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《意志の力/Force of Will》
1:《四肢切断/Dismember》
1:《呪文貫き/Spell Pierce》
土地18
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
4:《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
4:《不毛の大地/Wasteland》
3:《Volcanic Island》
2:《Underground Sea》
1:《Tropical Island》
サイドボード15
1:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
2:《紅蓮破/Pyroblast》
2:《狼狽の嵐/Flusterstorm》
2:《悪意の大梟/Baleful Strix》
1:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
1:《暗黒破/Darkblast》
1:《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1:《冬の宝珠/Winter Orb》
1:《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
1:《苦い真理/Painful Truths》
1:《外科的摘出/Surgical Extraction》

グリクシスDelverと4色Delverは似ている。君が対戦相手の側ならどちらを相手にしているのか判別するのに数ターンかかるだろう。大きな違いは《突然の衰微》と《瞬唱の魔道士》が無い事で、グリクシスDelverは緑マナ依存を無くして少し早く軽いデッキにしている。

スゥルタイDelver

スゥルタイDelverは多くの場合赤いDelverよりも遅く、集中的でないが、その代わりに個別のカード質が高まっている。《死儀礼のシャーマン》、《突然の衰微》、そして今なら《致命的な一押し》は、レガシーで最も魅力的なカードだ。

Michael Majors

クリーチャー13
4:《死儀礼のシャーマン/Deathrite Shaman》
4:《秘密を掘り下げる者/Delver of Secrets》
4:《タルモゴイフ/Tarmogoyf》
1:《墓忍び/Tombstalker》
呪文27
2:《ヴェールのリリアナ/Liliana of the Veil》
4:《思案/Ponder》
4:《トーラックへの賛歌/Hymn to Tourach》
4:《渦まく知識/Brainstorm》
4:《目くらまし/Daze》
1:《四肢切断/Dismember》
4:《意志の力/Force of Will》
4:《突然の衰微/Abrupt Decay》
土地20
2:《Bayou》
4:《霧深い雨林/Misty Rainforest》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《Tropical Island》
4:《Underground Sea》
4:《不毛の大地/Wasteland》
1:《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
サイドボード15
2:《死の重み/Dead Weight》
2:《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
2:《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
1:《真髄の針/Pithing Needle》
2:《思考囲い/Thoughtseize》
1:《冬の宝珠/Winter Orb》
1:《侵襲手術/Invasive Surgery》
1:《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
1:《ヴェンディリオン三人衆/Vendilion Clique》
2:《外科的摘出/Surgical Extraction》

もしスゥルタイデッキを「グッドスタッフ」デッキと思うなら、その次にカスタマイズの余地がたくさんあると気付くだろう。一部のプレイヤーは《もみ消し》と《呪文貫き》でティムールDelverのような低いマナカーブを組む。別のプレイヤーは《真の名の宿敵》か《トレストの使者、レオヴォルド》でマナカーブを上げる。さらに別のプレイヤーは《瞬唱の魔道士》や、《グルマグのアンコウ》のような発掘クリーチャーを好む。

ここで私が紹介したデッキリストはスゥルタイDelverの典型的な構築の一つで、《トーラックへの賛歌》と《ヴェールのリリアナ》を使うために黒を濃くしたものだ。

Delverという骨組みの中に限りない構築の仕方がある。色を混ぜて、戦術を組み合わせることが可能だ。もし君がDelverプレイヤーなら、気軽に色々なアイデアで実験して、自分だけのデッキを組み上げて欲しい。もしレガシーのトーナメントでDelverと戦うなら、不測の事態が起こることを頭に入れておこう、相手が《もみ消し》や《トーラックへの賛歌》、または型破りなサイドボードカードで君を驚かせてくるかもしれない。

レガシーでは純粋なアグロデッキは遠い過去の遺産のように見えることがある。幅広いDelver戦術が純粋なアグロデッキに取って代わった、攻守両面で戦えて早いゲームとロングゲームの両方で勝てる能力で優位に立った。これらはフォーマットの柱であり、レガシーの大会に深く関わっていくなら彼らと戦っていなければならない。

(翻訳ここまで)

言われてみれば、レガシーでビートダウンと呼べるものはDeath & Taxesとマーフォークくらいしか思いつきません(外野視点)。1ターンで勝てるコンボデッキが多い環境では、カウンターが無いアグロはかなり苦しそうですね。翻訳してみてここまで色の組み合わせが多いのかと改めて驚きます。

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