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ようやくMTGに復帰できた雑魚プレイヤーの翻訳中心ブログです。

【翻訳】モダンマスターズとカード相場を考える(Goldfish)

      2017/03/02

あれだけ親和買うと言っていて動いてたのに、《オパールのモックス》が高くなってしまった・・・ともかく、今までにないレベルで優良カードが再録されているモダンマスターズ2017版をきっかけに、カードの価格や値動きと向き合い方を考えて安くカードを手に入れるための指針を解説する記事を翻訳しました。

プレビューで新しいカードが公開されるたびに全部最速で紹介することはとても出来ませんが、これからもこういう形で祭に参加したいと考えてます。

(翻訳は一部省略や意訳も含みます。原文はこちら)

Modern on Sale by SaffronOlive (MTG Goldfish)

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(翻訳)

多くの人はモダンマスターズのリリースを勘違いしている。モダンマスターズ2017のようなセットが出ると、彼らは再録されたカードの値段をチェックして、1年か2年後にカードの値段をもう一度確認する、そしてカードの値段が目に見えるぐらい安くなっていなかったら、セットは失敗だったと断じてモダンが高過ぎると文句を言いだすのだ。再録されたカードの値段が下がったままなら最高だけど、単純な話、そうならないんだ。(少なくともここ8年間は)マジックは成長を続けている。新しいプレイヤーがゲームに参加するほど、そのプレイヤーはカードを買わないといけなくて、時間をかけてプレイヤーの人数が増えるほど、カードの供給が切れて値段がまた上がる。

さらにメタゲームが動けば新しいカードを買うようになる。この一番新しい例は《オパールのモックス》だ。モダンマスターズ2015がリリースされる前は《オパールのモックス》は、モダンが制定された時から一番人気のデッキの一つであった親和で使うためだけのために60ドルの値段がついていた。モダンマスターズ2015がリリースされてから、2016年11月の次点で35ドルまで下がった・・・ほぼ半額だ!しかし今《オパールのモックス》は50ドルに戻ってから上がり続けていて、もしモダンマスターズ2017に再録されない(または禁止されない)なら60ドルに達するだろう。値動きのチャートを確認したら、新しいデッキの登場やメタゲームの動きで需要と値段が上がっているのが見える。

《オパールのモックス》について言えるのはこうだ:ゲームの市場が成長して、これが再録されなければ、新規プレイヤーがカードを買うから最終的に値段は上がっていくが、モダンのカードは(新規プレイヤーはスタンダードから始めてその中のごく一部がモダンに参入するから)動きは遅くなる。しかし《オパールのモックス》は2つの大きな値上がりを見せていて、通常のゆっくりとした成長とは違う事が起こっている。この最初の大きな値上がり、だいたい35ドルから45ドルに値上がりしたのは約1年前の2016年1月で、この原因は2つだった。1つ目は、突然の《欠片の双子》の禁止で、多くのプレイヤーが親和を最高のデッキと考えていた(これはゲートウォッチの誓いのエルドラージに覆されたが)。2つ目に、2016年1月はランタンコントロールが広まった時期で、この数か月前にZac Elsikの手でグランプリを取ってから初めてSam Blackがプロツアー『ゲートウォッチの誓い』で活躍したことで広まった新しデッキだった。ランタンコントロールは「本物の」デッキであると認識されて、親和プレイヤーだけでなくランタンコントロールを試そうとする全く別のモダン勢が《オパールのモックス》を必要とした。

2つ目の《オパールのモックス》の値上がりはつい最近のことで、《上級建設官、スラム》の印刷と《純鋼の聖騎士》ストームの盛り上がりによる。《オパールのモックス》は40ドルから53ドルに跳ね上がった・・・まさにランタンコントロールと同じように、この純鋼ストームで新しいグループに需要が生まれて在庫を食われてしまったのだ。

最初の話に戻ろう:もし《オパールのモックス》の値段をモダンマスターズ2015の前にチェックして(60ドル)、2年間待ってまた値段を今確認したら(53ドル)、再録は失敗していると思うだろう。確かに今は多少安いけど大きな違いはない。もし《オパールのモックス》を60ドルで買いたくないなら、君は53ドルでも買わないだろう、そしてマジックのコミュニティは再録をそう考えているが、これは間違った物の見方をしているんだ。

モダンマスターズは一時的な安売りである

君が新しいノートパソコン(他に何でもよい)を買うとしよう。君はその辺を見て回って、値段を確かめて(値段の意味で)どこで買うのが一番賢いかを判断してブラックフライデーかサイバーマンデーで安売りになるまで待つだろう。ブラックフライデーが来て、狂ったような値下がり、20%引き、もしかしたら35%、50%引きもあるかもしれない・・・だけど君は忙しいから何らかの理由でパソコンを安売りの日に買わない。それでDellやらAppleやらLenovoに「パソコンの値段が高過ぎる」とクレーム付けるなんてバカだろう。安売りをしていたんだ、そして君はそれを利用しなかったんだ。

モダンマスターズもまさに同じなんだ。《オパールのモックス》の値段を永久に半額にする手段ではないけれど、プレイヤーに大安売りででカードを買う機会をくれるんだ。実際に、モダンマスターズ2015がリリースされてから6か月は《オパールのモックス》35ドルで買うことが出来て、これはリリース前の41%の値下がりだった。41%は凄い値下がりで、他のどんな商品であっても消費者なら大興奮する取り引きだ。これは《オパールのモックス》だけじゃない。他のモダンマスターズに再録されたカードの「安売り価格」を見てみよう。

(訳注:左から、カード名、再録前の通常価格、再録直後の安売り価格現在の価格、再録時の割引率

見ての通り、モダンマスターズやモダンマスターズ2015で人気のあるカードは長期的には大きく値下がりすることはなく(トップメタに無いカジュアルカードは下がり続けた)、再録前の値段かそれ以上に戻ってしまった。しかしモダンマスターズとモダンマスターズ2015に再録されたカードのほぼ全てがかなり長い間にわたって大きく値下がりする安売り状態になっていた。値下がりの少ない《呪文滑り》や《解放されたもの、カーン》であっても25%から35%も値下がりして、これでも現実なら驚くべき下がり方だが、中には50%や70%というイカれた割引もあったんだ。もしウェブサイトに70%も割引された電話やノートパソコンがあったら、私の反応は「これはフェイクか盗品だろう」ということになるが、このモダンマスターズの再録は全部本物だ。

長い目で見たら、どのカードも最後はまた高くなるからあまり関係ない。どんな安売りも永遠に続きはしない。結論として、マジックを少しでも安く遊びたいプレイヤーにとって、カギはこの大安売りをどう利用するかなんだ。

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モダンの安売りで爆アドを手にするために

何かを得るためには代償に何かを払わないといけない。お金を節約するためには時間と努力をかける必要がある。もしラーメンを0.10ドル安く買うなら、クーポンを準備する時間を消費する。モダンマスターズの安売りを使って節約するなら同じだ。知識を手に入れるために時間を使って正しい時にカードを買う努力をしたら、本当に何ドルも変わるんだ。この安売りのためにお金をためておくことも決して間違ってはいない。モダンマスターズの安売りで一番素晴らしい点はそれが来ると分かっている事だから、『霊気紛争』のブースターパックや《太陽の指輪》のマスターピースにお金を使う代わりに、安売りが起こった時のためにリソースを残しておくことが出来るんだ。有難いことに、モダンマスターズの大安売りを簡単に活用するためにはいくつかルールがある。

#1:期間は2か月から6、7か月まで

過去のモダンマスターズを振り返ると安売りがどれくらい続くか感触が分かり、一般的なルールとして安売りはモダンマスターズが発売されて1か月後から始まって4~5か月続く。セットが発売されてすぐにカードを買ってもいくらか節約できるけど、本当の底値はリリースから1か月後に来る。実際にパックを剥いてカードを売りに出すまでの時間がかかるからだ。セットがリリースされてから6、7か月過ぎると値段が上がり始める。この時期は厳密なルールではない、一部のカードはより長い期間値下がりが続く(これについては後で話すよ)が、もしリリースの1か月後から6か月後の間にカードを買えば、安売りを見逃す可能性は極めて低いはずだ。

#2:欲しいカードが40%~50%引きになっていたら、買おう!

いくつか例外はあるけど、モダンマスターズのカードのほとんどで典型的な値下がり価格は再録前の40%か50%引きだ。《オパールのモックス》が60ドルから35ドルに下がる(41%引き)のを見たなら、まず買うのが良い。もし45%引きに下がるかもしれないからと待っているのはリスキーだ。待ちすぎるとカードの値段がまた上がって、これまで見ていたように再録前の値段まで戻ってしまうから、追加の4%引きのために41%の割引をリスクにしているんだ。私たちはお金を節約したいわけだが、最後の1円玉を全部ケチったら、目の前の安売りで幸せになれたのに結局は高くつくことになる。

#3:モダンマスターズに2回再録されたカードは時間がある

モダンマスターズとモダンマスターズ2015の両方に再録されたカードはわずかしかない(タルモゴイフ、ヴェンディリオン三人衆、闇の腹心、謎めいた命令)が、どれも値段が上がり始める気配もなく、最後に再録されたのは2年前なのにどれもまだ値下がり傾向だ。再録が求められる対象は多くないから、モダンマスターズ2017でこの「2回再録されたカード」が増えるだろう。もしモダンマスターズ2017で二度目の再録があったら、6か月の間に慌てて買おうと思わなくていい。2か月から6か月の間に買えば大きなディスカウントが得られるが、(最低1年は)下がり続ける可能性があるから、急ぐ必要はない。

同じように、高くないカジュアルのレアや神話レアも値上がりはしない。これはトーナメントの常連カードよりも需要が少なく、「カジュアルレア」は一度再録されたら何回も再録される目がある(これについて詳しくは過去の記事を参照してほしい)。もし《軋み森のしもべ》、《黙示録のハイドラ》、《屍滑り》のようなカードを手に入れるなら(どれもモダンマスターズ2015の再録前は高かった)、セールをりようする時間はいくらでもある。

#4:人気のアンコモンとコモンの安売りは1年続く

人気のアンコモンとコモンは興味深い。値段は戻ってきたがそれには長い時間がかかる。戻り始める時にはレアや神話レアのように徐々に戻るのではなく突然跳ね上がる。一般的にはアンコモンとコモンは少なくとも1年は動きを見せないが、1年から2年の間のどこかで値段が上がる(《差し戻し》のように、別に再録が無ければ)。アンコモンとコモンのもうひとつ興味深い所は、底値から安売りが始まる事だ(スポイラー時期とセットが発売されてから最初の1週間までは割高なレアや神話レアと違う)。もし君がトレードを行うなら、一番賢い動きの一つは、君が向いた派手なモダンマスターズ2017のレア(割高になっている可能性が高く値下がりが見込まれる)を出して地元の店の他の人から《稲妻》や《流刑への道》をもらう(これらは底値の可能性が高く、値段が見合うトレードであっても、君は値下がりするカードを売って値上がりするカードを受け取ることになる)トレードだ。コモンとアンコモンはすぐに値上がりすることは無いが、これ以上値下がりすることも無いから、セットのリリース直後でも気にせず手に取ろう

まとめ

モダンマスターズがカードの値段を永久に値下げしてくれるならうれしいけど、我々のゲームは成長を続けている(素晴らしい問題だ)からそれは起こらないだろう。良いニュースは、モダンマスターズのセットがリリースされるたびに、その時のプレイヤー多くの重要なモダンカードの値下がりという恩恵が得られることだ。予算を重要視しているプレイヤーが出来ることはこの大安売りを利用する事だ。君が満足する瞬間を、特にマジックのようなゲームを遊ぶ時期を遅らせるのは辛いかもしれないが、こういう大安売りを使えばモダンのようなフォーマットは見た目よりも安いんだ。例えば、この今一番プレイされているデッキ、神話を見て欲しい。

親和

(Chris Grimshaw 2017年2月19日 グランプリブリスベン2017 5位)

クリーチャー27
2:《メムナイト/Memnite》
4:《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》
4:《信号の邪魔者/Signal Pest》
4:《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》
4:《鋼の監視者/Steel Overseer》
4:《大霊堂のスカージ/Vault Skirge》
3:《刻まれた勇者/Etched Champion》
2:《エーテリウムの達人/Master of Etherium》
呪文16
3:《感電破/Galvanic Blast》
4:《オパールのモックス/Mox Opal》
1:《溶接の壺/Welding Jar》
4:《バネ葉の太鼓/Springleaf Drum》
4:《頭蓋囲い/Cranial Plating》
土地17
4:《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》
4:《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
3:《空僻地/Glimmervoid》
4:《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus》
1:《山/Mountain》
1:《産業の塔/Spire of Industry》
サイドボード15
1:《摩耗/Wear》
1:《大祖始の遺産/Relic of Progenitus》
2:《呪文貫き/Spell Pierce》
2:《思考囲い/Thoughtseize》
2:《古えの遺恨/Ancient Grudge》
1:《エーテル宣誓会の法学者/Ethersworn Canonist》
1:《呪文滑り/Spellskite》
1:《鞭打ち炎/Whipflare》
2:《血染めの月/Blood Moon》
1:《四肢切断/Dismember》
1:《ギラプールの霊気格子/Ghirapur AEther Grid》

上のリストのように、この先週のグランプリブリスベンでトップ8になったデッキを組もうと思ったら772ドルもかかる。小さな紙束を買うには高すぎるだろう。しかし、もしモダンマスターズとモダンマスターズ2015の大安売りを利用したらどうなるだろうか?景色が変わる。

安いカードはあまりこの議論の参考にはならないが、モダンマスターズの安売り期間を使ってカードを買えばこのデッキは大幅に安くなる。例えば今《電結の荒廃者》4枚セットは148.60もするが、モダンマスターズの時期に買えば56ドルで92.60も安くなる。《オパールのモックス》は4枚で212ドルだが、モダンマスターズ2015の安売りの時は140ドルだった、さらに72ドルの節約だ。3枚の《空僻地》は今79ドルだが、オリジナルのモダンマスターズの時は22.50だった(さらに56.50ドル浮いた)、そしてサイドボードの《血染めの月》2枚は言うまでも無い(今は73ドルで、MMAの安売りなら15ドル)。

全体を見れば、この4種類のカードを安売りの時期に買うだけど279.10ドルの節約になって、デッキ全体の価格も772ドルから492ドル、モダンで一番使われているデッキが36%も割引になるんだ(ここではカードの売り方は話していないが、親和パーツを売って得たお金から他の気になるモダンデッキを買っても良い)!しかも、これはスタンダードの再録時にカードを買う、その他の工夫は考慮していない。これは「俺はカードの相場には興味はないけど、クーポンでモダンが安く帰るなら安く買うよね」という程度の話だ。世の人々が公開しているような複雑な相場の専門用語は使っていない。これは「うーん、安く買いたいから、ちょっと時間を使ってクーポンを準備するか」ということなんだ。

私はMTG株の世界に誰かを誘うつもりはない。中にはカードを売買するのが好きな人もいるけど、大半の人はマジックをお金を気にせずに遊びたいだけなんだ。問題は、全く値段を考えなかったらマジックは基本的に(特に古いフォーマットは)高いということなんだ。幸いに、「俺はマジックの相場が大好きで全部のカードの値動きを把握して誰も知らないサイトでカードを売って3%の利益を稼ぐぜ!」と「何も考えたくないからモダンの親和に取りあえず800ドル突っ込むよ」の間の領域が存在する。(今話したルールのような)モダンの安売りをちょっと利用する努力をするだけで、MTG経済なんて考えずにモダンのデッキを安く完成できるんだ!

最後に

今日はここまでだ。もしモダンに参加したい、またはモダンのデッキを完成させたいなら、これからモダンマスターズ2017のリリース直後に起こるモダンの安売りを利用しよう!いつものように、君の考え、アイデア、意見、指摘があったらコメントに残して欲しい。

(翻訳ここまで)

これを翻訳している間にも盛り上がるカードが次々公開されています。何よりゼンディカーのフェッチランド再録が大きいですね!これで多くのプレイヤーがモダンに参加しやすくなりそうです。

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