晴れる屋のマジック面接を見送った理由がたくさんある件
今の仕事から転職してから半年が足りましたが、晴れる屋の平日20:00の大会に出る事すら満足に出来ない今の状況に転職したいな・・・と思い始めてます、管理人DJシグマです。
そんな中、プロツアーと前後して話題になっているのがこちら。
晴れる屋 マジック面接2017
http://www.hareruyamtg.com/jp/pages/mtgiv.aspx
ゲームが強いやつは仕事も出来る。
そんなキャッチコピーで晴れる屋の正社員を一般で募集して、マジックで面接をするという、ありそうでなかった求人を発表しました。言われてみれば、ほとんどのMTG専門ショップはプロプレイヤーなどが個人のツテで少人数のみを使って運営している印象がありますね。
しかし、管理人は見送ることに。まあ働きながらなので面接は困難というのもありますが、それ以外にもいろいろ理由はあります。
1.給料や待遇が非公開情報
月給20万円~(経験やスキルを考慮して決定)
勤務時間 シフト制 または フレックス制
福利厚生 なんかいろいろ
あ、これ、俺が就職と転職で失敗した奴だ。生々しい話かもしれませんが、残業時間や休日日数に関する数字の記述が全くありません。決定された月給は固定給でしょうか?有給以外の休みはどれくらいあるのでしょうか?残業代はゼロ?
これはおそらく、残業などに敏感な人が見たら一発でブラック企業と思って避けてしまう求人票でしょう。福利厚生も実際に働いてみないと取得できるか分かりませんし、一般的な企業であればもし残業がいくらあってもそのまま固定化されて支払われない可能性があります。
もっとも、そこは晴れる屋。MTGを愛するプレイヤーにとって、フライデーナイトマジックにすら出られないような働き方なんか到底許されるはずがないことは分かっているはず。
従業員がマジックを楽しみながら働けるようにする意志はあると思います。
2.仕事の内容が非公開情報
もう一度募集要項をよく見てみましょう。正社員と言う事は公開情報になっていますが、それ以外の仕事の内容については、特に何も書いていません。入社した後にどのような仕事をするのかは、その人の個人によって判断すると言う事です。
しかし、具体的に何をするのでしょう?社内システムのプログラマーでしょうか?管理人はプログラム知識はゼロで、ほんの少しサイト運営とかネットマーケティングの知識が(このブログを書く過程で得られる程度には)ありますが、それでも専門でウェブデザインをするような真似は不可能です。
プログラムやIT関連以外となると、アルバイトを率いて店舗を運営する社員、それとも人事労務や総務経理の裏方、それとも何かの営業、またはウェブサイトのコンテンツライティングとかでしょうか?
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一番怖いのは、「総合職」という枠組みにされて何でもかんでもやる状態ですね。そうなるとオールラウンドに何でも出来ない人にはしんどいですし、管理人はやっていける自信がありません。日本特有のこの働き方は、青天井に仕事が増える危険性があるので批判されがちなんですよ。
入社した後こんな仕事をしてもらおうと思ってます!というイメージを少しでも見せたらかなり違っていました。ただ、単に総合職の正社員だとしたら、管理人には合っていません。
3.マジックを仕事にしたくない
突然ですが、管理人は揚げ物が食べられません。決して、アレルギーとか脂っこいものが苦手という理由ではありません。むしろ嫌いではないんですよ。
それは、かつて今とは比べ物にならないブラック企業でろくに休みも無く、MTGに触れることが出来ないまま働いていて、その時のことを思い出すからです。その辺りの詳しい事はもう1つのブログで詳しく書いてます。
今では特に何も考えていなくても、惣菜のから揚げやコロッケやフライ、揚げ物系の弁当を見ると、無意識に体と手が離れてしまいます。例外は、カツ丼のカツに天丼の天ぷら位です。流石に丼ものまで拒絶したらスーパーで買って食べる物が無くなってしまいますからね。
自分はマジックをそんな存在にしたくありません。
プロプレイヤーがマジックを仕事にしているのとは、やっている事がまるで違います。
お店を運営し、回していくそれは、まぎれもなくサラリーマンになると言う事。働いていれば苦しい事もありますし、ミスをしたら周りから叱責を受け、コミュニケーション能力が低ければそのままズルズルと人間関係が悪くなっていきます。
それにマジックが結びついてしまったら、自分はもう生きる意味を見失ってしまう。それが何よりも怖いのです。自分が置かれている状況に対して、今回のニュースは合っていませんでした。
4.大会の実績が無い
これは募集で求める人材としてはっきり書かれているので、特に実績らしい実績は無いので自分は厳しいだろうと判断しました。マジックもそれ以外のゲームもそこまで強くないですし、仕事も出来ない人間だって分かっています。
グランプリなどの成績と言えば、唯一出たグランプリ北九州(イニストラード~ラヴニカへの回帰ブロックのスタンダード)で初日4-3くらいでドロップした位。
まあ凡人ですね。
5.面接内容がシールドだった
自分はシールドはおろか、(パック代を簡単に負担できないので)ドラフトもろくにやっていません。ですので、自分には合っていませんでした。
しかし、シールドを選んだのは素晴らしい判断です。これが構築になっていたら、興味はあるけど金銭的にトップメタ級のデッキを購入できない人はそれだけで駆逐されてしまうので、スタート地点で不平等になってしまいます。
しかもいつ何が禁止されるかという空気になりかけている今の状態では、構築向けのカードを買うハードルも高いですからね。素晴らしい判断で流石だと感じました。
(まとめ)
今の自分にとっては残念ながら「合わなかった」今回の企画。しかし、物議を醸すことを恐れずに新しい事にチャレンジし続けている晴れる屋には毎回脱帽し、楽しませてもらっています。
エントリーの締め切りは2月16日まで。もしお仕事を探していて、マジックの実績やシールドに自信があるプレイヤーは、試してみてはいかがでしょうか?
マジック面接2017 (晴れる屋)