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ようやくMTGに復帰できた雑魚プレイヤーの翻訳中心ブログです。

【翻訳】レガシー初心者向け入門3:デッキの選び方

      2017/01/04

CFBが送る、レガシー入門シリーズの続きです。今回はデッキの選び方、それも予算やカード資産を意識した記事です。

第1回
第2回

(一部省略や意訳もあります。原文はこちら)

Legacy Guide Part III: Choosing Your Deck by Reid Duke

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(翻訳)

デッキの選択はマジックのトーナメントで戦う上で一番ストレスを感じる所だと思う。その中でもデッキ選択ミスで素早く、手酷く罰せられるレガシーは特にそうだ。新しい戦術をマスターするために必要な努力は巨大だ。そして、僕たちのほとんどにとって、予算とカードの入手しやすさという問題があって、デッキの変更が困難か不可能だ。

数年前、僕はレガシーへのアプローチの仕方を書いた。

それから状況は少しは変わったが、基本的な考え方は変わらない。レガシーは自分のデッキの経験値が高いプレイヤーが報われる。同じデッキで何回もトーナメントに出るのが上手くなる一番良い方法で、デッキを変えてばかりだと何がおかしいのか分からないままイライラするだけになる。

前の記事の事をたくさん繰り返すよりも、特に重要な点を少しばかりハイライトしよう。

罠に落ちるな

同じデッキを使い続けることのリスクは、単純に弱いデッキに囚われてしまう事だ。トーナメントで結果が出せなくて苦しむばかりじゃなく、君の投資と努力が報われなくなる。弱いデッキにハマってしまわないように、2つのアドバイスを贈ろう。

1.《渦まく知識》の入ったデッキを選ぶ。《渦まく知識》系のデッキは弱点が少ない(少なくとも極端な弱点は少ない)上にカスタマイズが効く、なので改善のしようがない状況に陥ることは無い。

デッキにそれなりのレガシーカードと《渦まく知識》が入っていれば、おそらく悪いデッキではない。これらの青いデッキは「安全な」選択肢だ。また、練習と調整が報われるデッキでもある。

経験上、《渦まく知識》デッキは青の入っていないデッキよりもメタゲームの変化に影響されにくい。例えば、土地単やDeath & Taxesは今は絶対的に強いデッキのうちの2つだ。しかしこれから新しく始めるプレイヤーにはこれらを勧め辛い。なぜなら、2年後も最強のデッキでいられるか分からないからだ。メタゲームの変化や新しカードの登場によってこれらの戦い方が有効かどうかは大幅に変わってしまう(それは《渦まく知識》+《意志の力》にも言える事だが、歴史が示すように他の戦術よりもメタゲームの変化にに耐性があるのだ。)

2.速くて能動的なデッキを使う。カードプールが広すぎて、相手が君を攻める方法も多彩なので、遅いデッキはレガシーでは苦労するだろう。何もかもに備えるのは困難だ。ストーム、リアニメイト、Delverのような速いデッキを使えば、単純な話、君はいつでも、回答できない脅威やコンボを対戦相手に出される前に勝つ可能性がある。しかし、もし君が青赤ランドスティル、Nic Fitのような遅いデッキを選べば、イージーウィンを取るチャンスを失ってしまい、あまりにも多くの事が間違った方に向かってしまう危険に踏み込むことになる。個人的には、「受動的すぎる」デッキの境界線は、Shardless Sultaiあたりだと思う。

遅いデッキでも能動的になれることは覚えておこう。例えば、《相殺》+《師範の占い独楽》でロックしたり《暗黒の深部》+《演劇の舞台》でいきなり相手を倒すことも出来る。

ソリティアデッキとメタゲームデッキ

レガシーのような困難なフォーマットに飛び込む時は、デッキの難しさが重要なファクターになる。どのレガシーデッキも、複雑でスキルが試される。しかし新しいプレイヤーは特別なスキルが必要な戦術と、フォーマット全体の熟達が必要な戦術がある事を覚えておこう。

シンプルに言うと、速くて能動的なデッキになるほど、相手が何をしているかを考えなくて良くなる。高いレベルでストームコンボを運用するのは極めて難しい。しかしそれが出来るようになれば、どんなマッチアップでも、どんなメタゲームでも、君の腕が鈍らない限り出来る。

逆に、奇跡、Shardless Sultai、Delverのような相互干渉のデッキは、相手と戦うために相手が何をしているのかを理解する必要がある。どの呪文を打ち消すか?どのターンでマナを立てておくか?君のライフを守るべきか、潜在的な脅威に対して除去を残しておくべきか?君がレガシーを初めてプレイした時は、この質問に答えることは出来ないだろう。しかし練習を繰り返したら、キミがフォーマットをマスターして成長するほどこれらのデッキは応えてくれる。

予算

予算の話だが、僕は既に一番重要なアドバイスをしている。可能な限りデッキを変えるな。さらに、みんなのリソースや制限は違うから、誰に対しても完璧な答えは出せない。それを踏まえて、これからレガシーのプレイヤーが直面するお金の問題を取り上げていく。

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モダンからレガシーに移行する

君はモダンのプレイヤーで、完成したモダンのデッキやモダン常連カードの資産があるかもしれない。しかし君はデュアルランド、《意志の力》、《不毛の大地》を持っていなくてレガシーに入れていないとする。

君がそうなら、絶望するな、君は既にいい状態だからだ!モダンのトップの戦術は(《不毛の大地》に弱いものを除けば)レガシーでも(ある程度のレベルまでは)戦えるからだ。感染は素晴らしいチョイスで、ジャンド、バーン、ドレッジ、親和、エルドラージ、マーフォーク、エルフ、ヘイトベアーも機能する。

モダンのマナベースをレガシーで使わないといけないからって、終わりではない。例えばレガシーの白緑のマナベースは《Savannah》とフェッチランドだ。しかし《剃刀境の茂み》や《地平線の梢》はレガシーでもまだ悪くないカードだ。《Savannah》の代わりに僅かなデメリット付きで《寺院の庭》をフェッチしても良い。もしデッキに合うデュアルランドを1枚でも手に入れることが出来たら、なお良い。

もし《意志の力》や《不毛の大地》が手に入らないなら、それら無しでプレイしてみても良い。《渦まく知識》、《目くらまし》、《剣を鋤に》のような必要なコモンやアンコモンは集めるようにしよう。

デュアルランドが無い

君はどうしても《湿った墓》でプレイしたくない。しかし《Underground Sea》を買えないとする。そこで、フェッチランド/デュアルランドを使わなくても組めるレガシーの強力なデッキのリストだ。

・エルドラージ
・Death & Taxes
・エルフ
・ゴブリン
・マーフォーク
・ベルチャー
・ドレッジ
・バーン

《不毛の大地》が無い

これが《不毛の大地》が無くても組める強いデッキだ。

・奇跡
・ストーム
・Sneak and Show
・感染
・エルフ
・リアニメイト
・ベルチャー
・ドレッジ
・バーン

《意志の力》が無い

《意志の力》が無くても組める強いデッキだ。

・エルドラージ
・ストーム
・Death & Taxes
・エルフ
・ゴブリン
・赤黒リアニメイト
・ベルチャー
・ドレッジ
・バーン

ゼロからでも始められる

君はあまりカードのコレクションがあまり無くて、出来る限り手頃な方法でレガシーに挑もうと考えているかもしれない。

ベルチャー、ドレッジ、バーンはデュアルランドも、《不毛の大地》も、《意志の力》も要らない事を頭に入れておこう。個人的には、揃えやすくて高いレベルで戦いやすいデッキと言えばバーンが完璧だと思う。

バーン

クリーチャー12
4:《僧院の速槍/Monastery Swiftspear》
4:《ゴブリンの先達/Goblin Guide》
4:《大歓楽の幻霊/Eidolon of the Great Revel》
呪文29
4:《稲妻/Lightning Bolt》
4:《稲妻の連鎖/Chain Lightning》
4:《裂け目の稲妻/Rift Bolt》
4:《溶岩の撃ち込み/Lava Spike》
4:《発展の代価/Price of Progress》
4:《火炎破/Fireblast》
2:《硫黄の渦/Sulfuric Vortex》
3:《焼尽の猛火/Searing Blaze》
土地19
19:《山/Mountain》
サイドボード15
4:《極上の炎技/Exquisite Firecraft》
2:《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》
2:《紅蓮光電の柱/Pyrostatic Pillar》
3:《粉々/Smash to Smithereens》
2:《紅蓮破/Pyroblast》
2:《罠の橋/Ensnaring Bridge》

僕は最近レガシーの大会をバーンでプレイしたことがある、予算のためやトーナメントをあまり重要に考えていなかったからではなく、単純に強いデッキだと思ったからだ。《発展の対価》は欲張りなマナベースを罰する最高の手段で、《大歓楽の幻霊》はコンボに対しメインデッキで使える最強のカードの一角だ。

バーンの弱点は《大歓楽の幻霊》が刺さらない速いコンボデッキ、例えばShow and Tellがそうだ。もしこれらのデッキにあまり当たらないと読んだなら、バーンは強くて丸い選択になる。

マナレス・ドレッジ

(Vieko, MO Competitive League 5-0)

クリーチャー44
1:《欄干のスパイ/Balustrade Spy》
2:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
1:《憎悪縛りの剥ぎ取り/Flayer of the Hatebound》
4:《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
4:《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug》
1:《グリセルブランド/Griselbrand》
4:《イチョリッド/Ichorid》
4:《ナルコメーバ/Narcomoeba》
4:《変幻影魔/Phantasmagorian》
4:《秘蔵の縫合体/Prized Amalgam》
2:《よろめく殻/Shambling Shell》
4:《臭い草のインプ/Stinkweed Imp》
4:《通りの悪霊/Street Wraith》
1:《渦巻き乗り/Whirlpool Rider》
4:《冥界の影/Nether Shadow》
呪文16
4:《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
4:《戦慄の復活/Dread Return》
4:《ギタクシア派の調査/Gitaxian Probe》
4:《黄泉からの橋/Bridge from Below》
サイドボード15
1:《Bayou》
2:《撹乱する群れ/Disrupting Shoal》
2:《Elvish Spirit Guide》
4:《意志の力/Force of Will》
2:《精神壊しの罠/Mindbreak Trap》
3:《自然の要求/Nature's Claim》
1:《大祖始/Progenitus》

マナレス・ドレッジは楽しくて強力な低予算の選択肢だ、その上モダンのドレッジと重なるパーツもある。

リアニメイト

クリーチャー10
4:《別館の大長/Chancellor of the Annex》
1:《大修道士、エリシュ・ノーン/Elesh Norn, Grand Cenobite》
1:《エメリアの盾、イオナ/Iona, Shield of Emeria》
1:《狂気の種父/Sire of Insanity》
3:《グリセルブランド/Griselbrand》
呪文36
1:《集団的蛮行/Collective Brutality》
4:《暗黒の儀式/Dark Ritual》
4:《納墓/Entomb》
4:《死体発掘/Exhume》
4:《信仰無き物あさり/Faithless Looting》
4:《再活性/Reanimate》
3:《思考囲い/Thoughtseize》
4:《暴露/Unmask》
4:《動く死体/Animate Dead》
4:《水蓮の花びら/Lotus Petal》
土地14
3:《Badlands》
4:《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
4:《汚染された三角州/Polluted Delta》
1:《Scrubland》
2:《沼/Swamp》
サイドボード15
3:《血染めの月/Blood Moon》
1:《集団的蛮行/Collective Brutality》
3:《フェアリーの忌み者/Faerie Macabre》
3:《墓所のタイタン/Grave Titan》
2:《真髄の針/Pithing Needle》
1:《潮吹きの暴君/Tidespout Tyrant》
2:《摩耗/Wear》

赤黒リアニメイトはレガシーでは比較的新興勢力だが、既にかなりの成功を収めている。青のカウンターを諦めるのと引き換えに、《暗黒の儀式》と《暴露》の爆発力を与えるのだ。これらのスペルで、(さらに《水蓮の花びら》と《別館の大長》と共に)赤黒リアニメイトは最初か2ターン目でリアニメイト呪文を巡る勝負に持ち込む。

赤黒リアニメイトは強力なデッキで、レガシーでも間違いない低予算の選択肢だ。《Badlands》や《血染めの月》などいくつかの高いカードは多少犠牲にして、僅かなロスで他の選択肢に変えても良い。

レガシーを練習するには

レガシーの練習はスタンダードの練習とは全く違う。スタンダードのトーナメントを練習した時は、友達とテーブルに座って一番多いマッチアップと10回くらい練習する。同じことをレガシーでやろうとしたら、何時間もプレイしてもほんの表面の僅かしか理解できていない。

レガシーは君がいくら望んでも、テストしつくすにはあまりにも多様過ぎる。それよりも、大事なのは君のデッキを幅広い状況で十分に練習して、未知の状況に対応できるようになることだ。

君の友達が興味を持っているデッキと練習しよう。役に立つし楽しめる。しかし本当に上達したいなら、出来るだけ幅広い相手と対戦しよう。

トーナメントの経験の代わりになる物は無い。君に勝ち残る目が無くなっても、レガシーの大会を最終ラウンドまで戦い続けるべきだ

例によって、Magic Onloneは限られた時間で多様な相手と練習するいい方法だ。同様に、君の地元のショップに行ってレガシーのデッキを持ってる人に誰でもいいから挑んでみよう。多様さがカギだ。

フォーマットの基本が身について来たら、君が直面する具体的な課題を解決するためにテストを使おう。例えば、《突然の衰微》を持つデッキに対して《相殺》をサイドアウトするべきか?たぶん、Shardless Sultaiを組んで(またはプロキシを作って)友達に10ゲーム相手してもらう時だ。

もし練習相手を少しに絞りたければ、今一番重要なデッキは奇跡、グリクシス(または4色)Delver、そしてDeath & Taxesだ。練習の時はサイドボード後のゲームを重視しよう。サイドボードのカードが少し入るだけでレガシーは大きく変わるからだ。

「レガシーでどのデッキを選べばいいか?」この質問に簡単な答えがあったらと思う。個人的にこの質問には数え切れない程の時間を捧げてきたし、答えにたどり着くまでさらに多くの時間を要するだろう。みんなそれぞれのコレクションやリソース、蓄積することが出来る練習量や経験値、楽しくて魅力的に感じるデッキは違うのだ。もし君が僕のようにまだデッキを探しているなら、この記事が君を正しい道へと導いてくれることを祈る。

(翻訳ここまで)

レガシーの値段になると1度デッキを組んだらなかなか変更は出来ないと思います。他のフォーマットなどで、自分が勝てる(好きな)プレイスタイルを把握してから慎重に選びたいですね。


【シングルカード】EMA)[JPN]意志の力/青/M/049/249

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