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【翻訳】モダンは本当に4ターンフォーマットなの?(CFB)

      2017/01/04

モダンを愛するチャンピオン、BBDが再びChannel Fireballに記事を出しました。モダンの環境は壊れているのか?そしてモダンの環境で生き残るデッキとは何か?

(原文はこちら)

Is Modern a Really Turn-4 Format? by Brian Braun-Duin

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(翻訳)

ここ最近、俺はモダンをかなりやり込んでいる。グランプリダラスの時は天文学的な数のテストをした。SCGインビテーショナルに出るために、もっとテストをした。その後もずっとモダンを続けている。やらない理由があるか?

このフォーマットは本当に楽しい。前の記事でも話したように、この環境はとても良い状態だ。

モダンについての考えが色々と浮かんできているから、それを一つの記事にまとめて突っ込もうと思う。特に決まったテーマは無いけど、どれも俺がモダンの環境をどう見ているかを反映している。

4ターン環境・・・?

モダンでよく議論のタネになる話の一つは、モダンは「4ターン環境」だから、それを破るSuper Crazy Zoo、感染、ドレッジはモダンの根幹に反しているという話だ。ドレッジは厳密には3ターンで相手を倒さないが、3ターンで相手が対処しようのない展開を作り上げるから、大体同じだ。

モダンは4ターンで決着が付く環境であるという考え方は、ウィザーズ自身が直接打ち出したものだ。彼らはそれをずっと前に規定したのだ。それから、状況は変わって来た。たくさんのセットが発表され、禁止も解禁もあって、フォーマットは大きく動いた。ウィザーズの禁止制限リストの扱いを見ていれば、もはや同じようにモダンを4ターン環境とは考えてはいないことが明らかだ。そして知ってるか?それでいいんだ!モダンは4ターン環境である必要はない。

モダンは4ターンフォーマットだというもう発言にしがみついている奴と話すのはもううんざりだ、あの何年も前の古い考え方については全く更新もサポートもされていない。もうモダンは4ターン環境ではない。現実を反映していないアンティークのような考えを基準にしてモダンを評価するのは止めにするべきだ。もしウィザーズが、モダンは4ターンを基準にする環境であるべきだという考えをまだ信じているのなら、それをはっきりと示していたはずだ。これまでの4年間で言ってきた事と言わなかった事全て、これまでの禁止制限リストの扱い方を反映すると、単純にもう通用する議論じゃないって事だ。

対策出来るなら問題は無い

あるデッキが結果を出すようになると、それを受けて禁止を求める声が続くのは避けられない。最近はドレッジでそれを見た。ドレッジは《安堵の再開》という新戦力を得て、急に禁止しろと叫ぶ反乱軍が沸いて出てきた。ドレッジは良いデッキなのか?間違いなくそうだ。ドレッジは禁止を心配するほど強いデッキか?今の時点では、そこまで近づいてすらいない。俺はドレッジは結果で見ても1番いいデッキと思っていない。1番は感染だろう。

デッキが禁止されるべきかどうかを判断する簡単な方法があると思う。もしデッキが簡単に対策できるようなら、禁止される必要はない。例えば、親和はこの環境で生き残り続けた。親和はゲーム1のほとんどを勝てる強力なデッキだ、しかし《石のような静寂》、《古えの遺恨》、《粉砕の嵐》はデッキを監視するのに十分だ。対策カードはデッキを止めるのに有効だ。対策があり、対策が勝つ。親和は問題無い。

これをAmulet Bloomと比べてみよう。《血染めの月》のようなカードは存在したが、デッキに勝つにはほど遠かった。《血染めの月》は一部のデッキしかプレイできないカードでもある。充分である保証もない。《原基の印章》や単に2ターンでコンボで勝つことで、《血染めの月》を止められる。

ドレッジは、親和のように有効な対策カードに負ける。もともとは対策が不十分だと思われていた、それは《墓掘りの檻》のような弱い対策しか使われていなかったからだ。《貪欲な罠》が使われるようになってから、ドレッジはずっと倒しやすいデッキになった。ドレッジはかなり自爆しやすいデッキでもあるし、感染、Super Crazy Zoo、ランタンコントロール、バーン、エルドラージでゲーム1に正面から勝つこともできる。最終的に、ドレッジは対策出来るデッキだから、問題はないのだ。

デッキの評価は相性が悪いマッチアップの数を意識しよう

最近、俺はBradley J. Nelsonにだまs・・・いや、勧められて《死の影》ZooをSCインビテーショナルで組んだんだ。俺はMOでこのデッキをテストしてみて、安定して4-1や5-0を出していた。デッキを気に入ったが、3-5という結果に終わって、黒緑昂揚で7-1を決めたスタンダードを無駄にしてしまった。

Bradは悪いマッチアップに当たり過ぎたと言っていたが、俺がこのデッキで失敗したのはまさにそれだ。負けた5試合は全部悪いマッチアップだった。Grixis Delver、ジャンド(2回)、バントエルドラージ、そしてソウルシスターズ。仕方のない事だ、しかし新たな疑問が浮かび上がった・・・「一体どれぐらい悪いマッチアップがあるんだ?」この8ラウンドで当たった悪いマッチアップだけでも、例えばドレッジのようなデッキで思いつく相性の悪い相手より多い。他に当たらずに済んだ相性の悪いマッチアップを言うなら、バーン、アブザン、Sun and Moonも負けた可能性がある。

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モダンではどんなデッキにも相性の悪い、避けたいマッチアップがあるが、酷すぎると避けたいマッチアップが多くなりすぎて、そのデッキを登録するのを避けた方が良くなる。

それからは、俺はモダンのデッキを悪いマッチアップの数を基準にして評価している。ドレッジを見てみると、悪いマッチアップはわずかしかない・・・《死の影》Zooか《裂け目の突破》ぐらいだ。モダンは広いフォーマットだからいくつか見逃しているかもしれない、しかし他の全部は相手のヘイト値に左右される以外は相性が良いマッチアップと言える。

多くのプロが、最近バントエルドラージを悪く言っているようだ。バントエルドラージはマリガンが多く弱いハンドが多い,ぎこちないデッキだというのだ。その主張は本当だ、しかしバントエルドラージは良いマリガンが出来て、勝てる気がしないような強いハンドも存在するデッキだ。バントエルドラージは「悪いマッチアップの数テスト」でも良い成績だ。おそらく《死の影》Zooのほうがバントエルドラージのようなポンコツよりもずっと良いデッキなのかもしれない、しかし悪いマッチアップが多すぎたら、どちらの方が良いデッキだろうか?俺はバントエルドラージに賭ける、そしてBen Friedmanのようなプレイヤーはずっとバントエルドラージと調整を続けたサイドボードで勝ち続けていることからその賭けは正しいと思う。

バントエルドラージ

クリーチャー 24
4:《希望を溺れさせるもの/Drowner of Hope》
4:《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》
4:《空中生成エルドラージ/Eldrazi Skyspawner》
4:《貴族の教主/Noble Hierarch》
4:《現実を砕くもの/Reality Smasher》
4:《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
呪文14
4:《古きものの活性/Ancient Stirrings》
1:《四肢切断/Dismember》
3:《仕組まれた爆薬/Engineered Explosives》
4:《流刑への道/Path to Exile》
2:《発展のタリスマン/Talisman of Progress》
土地22
1:《繁殖池/Breeding Pool》
3:《低木林地/Brushland》
3:《魂の洞窟/Cavern of Souls》
4:《エルドラージの寺院/Eldrazi Temple》
1:《海門の残骸/Sea Gate Wreckage》
1:《寺院の庭/Temple Garden》
4:《吹きさらしの荒野/Windswept Heath》
2:《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
2:《森/Forest》
1:《平地/Plains》
サイドボード15
2:《神聖な協力/Blessed Alliance》
1:《軽蔑的な一撃/Disdainful Stroke》
2:《墓掘りの檻/Grafdigger's Cage》
2:《自然のままに/Natural State》
4:《安らかなる眠り/Rest in Peace》
2:《頑固な否認/Stubborn Denial》
2:《崇拝/Worship》

これはBenの最新のリストだ。Benの全ての選択に賛成はしない。《海門の残骸》はのんびりしているし、《呪文滑り》が欲しい、しかし彼は環境を把握してそれを打ち破るためのリストを造り上げるという仕事をやってのけたのだ。

バントエルドラージはぶっ壊れたデッキではない。絶対的にアンフェアでもなければ強すぎるデッキでもない。しかしモダンの環境をうまく突いているから今は良いデッキなのだ。ミッドレンジとコントロールを圧倒し、《変位エルドラージ》、《難題の予見者》、《希望を溺れさせるもの》はオールイン戦術をシャットダウンさせる。デッキはぎこちなく、弱く、マリガンが多いかもしれない、しかしそれでもデッキが悪いとは限らず、「悪いマッチアップの数テスト」が妥当な結果なら、今非常にいい位置にいるんだ。

これから数週間の間に俺がモダンのトーナメントに出るなら、バントエルドラージ、ドレッジ、ランタンコントロールをプレイする。どれもプレイスタイルが異なる異なるデッキだが、そのため異なるスキルを使う。どれもプレイするのが楽しいデッキだ。そしてそれが、今はモダンは良い環境だと思う理由の一部でもある。誰にでも、実行できる選択肢がある。コントロール使いにもMOと紙の両方で良い結果を出しているグリクシスがある

(翻訳ここまで)

モダンの結果を見ても、いろいろなデッキがひしめき合って面白い環境ですね。未だにマッチアップの半分は全部見たことも無いデッキに当たるくらいです。


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