Gathered!

ようやくMTGに復帰できた雑魚プレイヤーの翻訳中心ブログです。

CFBより、4色《謎の石の儀式》コンボデッキの誕生秘話とサイドボード解説を翻訳

      2016/06/27

BannerBroodMonitor

いろいろなデッキレシピを見るたびに、デッキの基本的なメカニズムを理解することは出来ても、いざプレイするときにサイドボードで迷う事はありませんか?管理人は対策カードは分かっててもメインデッキから抜くカードが分からないことが良くあります。

そこで、近年デッキ紹介でサイドボーディングまで丁寧に解説する記事が増えてきたChannel Fireballからサイドボードを主題にした最新デッキの解説を翻訳しました。

一部要約と簡略化してますので、原文もどうぞ。
East West 4c Rites Primer by Pascal Maynard

スポンサーリンク




翻訳

4.5色ライツ、コンボライツ、その他どう呼ばれているか分からないけど、この2週間、このデッキはスタンダードに嵐を呼んだ。元はEast West BowlのメンバーであるTommy”Mastermind” Ashtonがプロツアー「イニストラードを覆う影」の3週間前に原型を組んで、プロツアー後になってから使い始めたものだ。

プロツアーの時点ではこのデッキはお蔵入りになってしまった。トップメタの一つである白ウィニーとの相性があまり良くない。また、予測不可能な環境で納得できるサイドボードが完成できなかった。

メタゲームが推移してから白ウィニーは消滅し、緑白トークンが明らかに最もプレイされているデッキになった。この時こそが、埃をかぶっていた儀式デッキを送り出すべき瞬間だった。我々はリセット呪文を使うコントロールを倒すために変形型のサイドボードを確立し、グランプリ・トロントに乗り込む準備が出来た。

結果トップ32に3人を送り込み、チームメイトのBen Weitzはベッドの上でMOCSのトップ8に輝いた。正直言ってこの結果がそこまで環境を変えるとは思っていなかったが、グランプリ・ニューヨークの初日で最も使われていたデッキになっていた。

グランプリ・ニューヨーク前には、フランスから来た友人のLouis-Samuel-Deltourとケベックで儀式デッキの特訓を一週間まるまるやっていたよ。

★デッキレシピ:4色ライツ(謎の石の儀式)

土地 24枚
3:《ウェストヴェイルの修道院/Westvale Abbey》
4:《進化する未開地/Evolving Wilds》
4:《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》
4:《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
3:《コイロスの洞窟/Caves of Koilos》
3:《森/Forest》
1:《島/Island》
1:《沼/Swamp》
1:《平地/Plains》

クリーチャー 29枚
4:《壌土のドライアド/Loam Dryad》
4:《薄暮見の徴募兵/Duskwatch Recruiter》
4:《エルフの幻想家/Elvish Visionary》
4:《地下墓地の選別者/Catacomb Sifter》
4:《反射魔道士/Reflector Mage》
4:《変位エルドラージ/Eldrazi Displacer》
3:《血統の観察者/Brood Monitor》
2:《ズーラポートの殺し屋/Zulaport Cutthroat》

呪文 7枚
4:《集合した中隊/Collected Company》
3:《謎の石の儀式/Cryptolith Rite》

サイドボード 15枚
4:《現実を砕くもの/Reality Smasher》
4:《森の代言者/Sylvan Advocate》
2:《精神背信/Transgress the Mind》
2:《難題の予見者/Thought-Knot Seer》
2:《否認/Negate》
1:《悟った苦行者/Enlightened Ascetic》

チーム全体の中でサイドボードは若干異なっている。このデッキはサイドボードに強い制限があるからだ。《集合した中隊》はスタンダードで一番強いカードだが、打点を維持するためにサイドボードの1枚1枚に対して慎重にならざるを得ない。

★各マッチアップ

対緑白トークン
OUT
1エルフの幻想家
1薄暮見の徴募兵
IN
2否認

スタンダードで最も有利なマッチアップだ。《変位エルドラージ》はトークンや《搭載歩行機械》を殺し、《大天使アヴァシン》の変身を防ぐ。《反射魔導士》に対抗でき、《森の代言者》がばかばかしくなる。これらのカードは悠長であり、君のデッキはスタートが遅ければ圧倒的なボードアドバンテージを発揮するだろう・・・それに除去が少ないからコンボも成功しやすいはずだ。

サイド後は難しい・・・相手は《悲劇的な傲慢》で勝つ可能性がある。それをケアするには、展開をしすぎず、リセットされてもリカバリーが出来るように《薄暮見の徴募兵》の能力で出来る限りカードを補充し、《集合した中隊》を手札に確保し、《地下墓地の選別者》の占術や《エルフの幻想家》の明滅を利用して《否認》を探しに行くことだ。

もう一つ考えられる小技として、《森の代言者》をダブルブロックするというのもある。そうしたら相手に《ドロモカの命令》を使わせることが出来る。すると次の返しに《謎の石の儀式》を安全にプレイできる。

対バントカンパニー
OUT
1エルフの幻想家
1薄暮見の徴募兵
IN
2否認

これも有利な相手だが緑白ほどではないし、実のところ非常に難しく時間がかかりやすい。相手は《反射魔導士》《跳ねる混成体》を持ち、君はブロックすらし辛くなり、攻撃的にプレイしてゲームを素早く終わらせることが出来なくなる。このマッチアップは何度も何度も練習してプレイ時間を短くして、50分以内にちゃんと3ゲームできるようにしておいたほうが良い。
緑白トークンと同じように相手は《悲劇的な傲慢》を入れて来るから、しっかりケアしながらプレイし、《否認》を探しに行こう。

対グリクシスコントロール
OUT
3謎の石の儀式
3血統の観察者
3変位エルドラージ
1反射魔導士
2ズーラポートの殺し屋
IN
4現実を砕くもの
4森の代言者
2精神背信
2難題の予見者

このデッキはまだ新しい。これはOlivier Tiuがグランプリ・トロントでトップ8になって一気にニューヨークで一番人気のデッキに入った。私はずっとテストを続けていたが予想以上に相性が良かった。サイドボード前は《光輝の炎》を1枚積んでいればコントロール側が僅かに相性が良いが、そうでなければ《反射魔導士》を《ゲトの裏切り者、カリタス》にぶつけたらゲーム終了だ。

サイドボード後は3~4枚の《光輝の炎》が来るだろうが、こちらは《現実を砕くもの》が決め球になるからそこまで悪くない。相手は《現実を砕くもの》に対処するために《破滅の道》に頼るしかなくなる。《森の代言者》は土地6枚にたどり着いたら頭がおかしいサイズになる上に《集合した中隊》のマナを構えやすくなる。

対白ウィニー
OUT
1血統の観察者
1ズーラポートの殺し屋
3エルフの幻想家
IN
4森の代言者
1悟った苦行者

私は30のグランプリ戦とMOでの20のリーグ戦でこのマッチアップに当たらなかったから、これはあくまで机上論になる。テストプレイの時にメインデッキ戦をやったが、この5枚をサイドインすることは確定しているがどのカードをサイドアウトするかは決まらなかった。取りあえずは遅い手札は絶対にキープしないことだ。相手に速攻で走られたら負けるが、長期戦になれば負けることは無い。

コンボは必ずしも必要ではない。《変位エルドラージ》と《反射魔導士》のコンボで相手をロックできる。《血統の観察者》のボディ自体がブロックと《謎の石の儀式》でのマナ加速に貢献するので、そこが確定しきれない所だ。《エルフの幻想家》は相手が全体強化を手に入れたらブロッカーにはならないので、《森の代言者》に置き換えることにした。もちろん代言者はフィニッシャーに慣れることは言うまでもない。苦行者は《永遠の見守り》や《絹包み》、《停滞の罠》を対処してくれるし、《変位エルドラージ》でブリンクできれば最高だ。

対黒緑ライツ(謎の石の儀式)
OUT
1エルフの幻想家
IN
1悟った苦行者

このマッチアップは白ウィニーとあまり変わらない。相手が極端に早ければ負け。2枚の《ズーラポートの殺し屋》+《ナントゥーコの鞘虫》+《膨れ鞘》なんて引かれたらね。《反射魔導士》《変位エルドラージ》のコンボがそろったら、相手の鞘虫とズーラポートを封じよう。
《謎の石の儀式》はどちらのデッキにとっても一番デカいカードだから、《悟った苦行者》は効く。

対白黒コントロール
OUT
3謎の石の儀式
3血統の観察者
3変位エルドラージ
1反射魔導士
2ズーラポートの殺し屋
IN
4現実を砕くもの
4森の代言者
2精神背信
2難題の予見者

白黒はいちばん相性が悪い相手になる。リセットもあれば、オーメンダール、《現実を砕くもの》、《森の代言者》に対してグリクシスやランプが使ってこない《苦渋の破棄》《石の宣告》《停滞の罠》で対処してしまう。

サイドボードに関してはまだ完全な同意が存在しない。しかしセスの優勝したデッキを想定するのなら、この形になる。クリーチャーがメインデッキに入っていてよりミッドレンジに近ければ、《現実を砕くもの》と《森の代言者》を減らしてコンボパーツを少し残しておこう。

対エスパードラゴン
OUT
3謎の石の儀式
3血統の観察者
3変位エルドラージ
1反射魔導士
2ズーラポートの殺し屋
IN
4現実を砕くもの
4森の代言者
2精神背信
2難題の予見者

相手はリセットを持ち相性は悪い方だが、遅いデッキなので互角なのかもしれない。オーメンダールに対する唯一の回答は《忌呪の発動》のみなので、クリーチャーを1体2体残しつつ、出来る限り早く《ウェストヴェイルの修道院》を変身させる事を目指そう。

サイド後はプランが完璧に刺さるはずだ。相手はそれなりにクリーチャーも入っているので《否認》は入れないほうが良い。《現実を砕くもの》はグリクシス同様に素晴らしい働きを見せてくれるはずだ。

対ランプ・ゴーグルランプ
OUT
3謎の石の儀式
3血統の観察者
3変位エルドラージ
1反射魔導士
2ズーラポートの殺し屋
IN
4現実を砕くもの
3森の代言者
2精神背信
2難題の予見者
1否認

このマッチアップはとにかく《ウェストヴェイルの修道院》を早く起動する事が全てだ。相手は《世界を壊すもの》でもない限り対処のしようがないから、とにかく5体のクリーチャーを並べられるまで手札を温存したら行ける。それ以外のプランでは、ゲーム1の相性は悪い。大量の除去とリセットの前ではコンボを決めることは難しいだろう。

サイド後は一気に改善される。現実を砕くものと手札破壊は長く効いてくる。《世界を壊すもの》に土地を食われるから《森の代言者》はあまりいいカードではないが、それでも《コジレックの帰還》で死なないので使えなくはない。《炎呼び、チャンドラ》や《面晶体の記録庫》を対処するために否認を1枚だけ入れる。欲張ってはいけない。君は受け身になる側ではない。否認を構えることが負けに繋がる場合もある。1枚より多くは入れるべきではない。

対黒緑《闇の誓願》
OUT
3謎の石の儀式
3血統の観察者
3変位エルドラージ
2反射魔導士
2ズーラポートの殺し屋
1エルフの幻想家
IN
4現実を砕くもの
4森の代言者
2精神背信
2難題の予見者
2否認

ゲーム1はもうダメだ・・・相手は《闇の誓願》で実質8枚の《衰滅》を持ってるようなものだし、ゲームが長引けば勝つのは不可能だ。《集合した中隊》をたくさん引くのを祈るしかない。

サイドボードはまさにこのデッキを倒すために作った。コンボで勝つのは不可能だから、オフェンシブサイドボーディングを狙わなければならなかった。相手は重たいソーサリーを使うので《否認》がぶっ刺さり、現実を砕くものは滅多に殺されることは無いし、ハンデスがよく効き、森の代言者は《闇の掌握》と《衰滅》を食らっても生き残る。

ミラーマッチ
OUT
1エルフの幻想家
IN
1悟った苦行者

これはもはやソリティアのようなものだ。《謎の石の儀式》を先に置いた方が一気にリードする。コンボの完成が絶対王者であり、《反射魔導士》で相手のコンボパーツをバウンスさせることが重要で、攻撃は過大評価されることになる。
この先ミラーマッチが現実になることも増えるだろう。2枚目の《悟った苦行者》を入れるのも良いかもしれない・・・しかしそれ以外は確信は出来ない。《精神背信》と《難題の予見者》は悪くないが《集合した中隊》のハズレが増えるし、相手がリードしてしまっているなら役には立たない。

(翻訳終了)

コメント、ミス報告など、お待ちしてます!

関連

 - スタンダード