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【翻訳】殿堂プロ、PVが解説する黒緑昂揚サイドボードガイド

   

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最近スタンダードではトップメタ以外のデッキを紹介することが多かったですが、非常に細かくサイドボーディングを解説した記事が出ましたので紹介します。MTGを始める上である程度お金をかけられる方、これからデッキを組みたいけどサイドボードまで細かく考える余裕がない方、とりあえず勝ちたい方、黒が好きな方、リリアナ様の下僕になりたいあなたはまず入り口として黒緑昂揚を使ってみてはいかがでしょう?

(原文はこちら)

B/G Delirium Sideboard Guide By Paulo Vitor Damo da Rosa

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(翻訳)

今日は黒緑昂揚のサイドボーディングについて書こう。基本的なリストはあるが、全てのリストやサイドボードが同じではないから、選択ごとの考え方、どんな種類のカードに注目するべきかを説明するから、君のサイドボードに上手く使ってほしい。

サンプルレシピ 黒緑昂揚

(メインデッキのみ)
クリーチャー13
1:《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
4:《残忍な剥ぎ取り/Grim Flayer》
3:《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》
1:《精神壊しの悪魔/Mindwrack Demon》
1:《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk》
1:《巡礼者の目/Pilgrim's Eye》
2:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
呪文24
4:《発生の器/Vessel of Nascency》
4:《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope》
1:《破滅の道/Ruinous Path》
2:《精神背信/Transgress the Mind》
4:《ウルヴェンワルド横断/Traverse the Ulvenwald》
3:《過去との取り組み/Grapple with the Past》
4:《闇の掌握/Grasp of Darkness》
2:《殺害/Murder》
土地23
4:《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
2:《進化する未開地/Evolving Wilds》
6:《森/Forest》
4:《風切る泥沼/Hissing Quagmire》
7:《沼/Swamp》

サイドボード候補

CardPromisedEndJ

エムラクール:2枚目のエムラクールは必須だ。ミラーに対しては《精神背信》に備えて絶対欲しいし、青いコントロール相手のマッチアップにも絶対アクセスしたい。

《自然のままに》対《人工物への興味》:《自然のままに》は白青相手にはコプターや《停滞の罠》をたった1マナで破壊出来て、ライフゲインに意味はあまりないから強いが、《霊気池の脅威》や《金属製の巨像》デッキには《人工物への興味》より弱い。

もし少しでもそれらのデッキに当たると思ったら、多少は《人工物への興味》を入れるべきだが、白青はそれらを足した数よりもさらに多いから、《自然のままに》の方に軍配が上がる。3枚も取る必要は無いから、僕は最悪のマッチアップ(霊気池の脅威)に備えてその対策に1枚は最低取る。以前よりも《人工物への興味》への評価は上がっている。《霊気池の脅威》デッキは前のような8~9枚の「勝ち確」な大当たりを出す形から、より消耗戦を戦い抜く方向にシフトしているから、最初の起動を生き残る可能性もある。

CardKalitasJ

カリタス:少なくとも1枚のカリタスも必須だ。(ゾンビなど)墓地を使う戦術に対して最高のカードで、バーン中心のアグロデッキにも刺さるからだ。僕だったらメインは《精神壊しの悪魔》よりもカリタスをメインに入れるが、最近はほとんどが悪魔をメインデッキに入れているから、そこをサイドボーディングに使う(どちらも同じ時にサイドアウトされるからあまり差はないが)。

CardTransgress

《知恵の拝借》対《精神背信》対《失われた遺産》:ミラーと霊気池(アーティファクトは選べないが、エムラクールを抜ける)に備えて1枚は《失われた遺産》を入れたい、しかし何枚も引いてもゲームにそこまで影響しないからそこは懸念している。僕の好みだが、1枚目の《失われた遺産》は最高の対策カードだが、2枚目は《知恵の拝借》や《精神背信》よりも弱い、なので1枚だけ入れる。

《精神背信》は総合的に《知恵の拝借》よりもずっと多用途なカードで、白青のようなカードにも使いたい。《知恵の拝借》は《霊気池の脅威》デッキに対してはもっと強力で(時々タダで《頭蓋の摘出》をやってくれるからね)、ミラー相手にも1版重要なカードの一つである《ウルヴェンワルド横断》を封じることがある。しかし、《知恵の拝借》を取り過ぎると、ターン2はほとんど何もしないターンでターン3はリリアナや《不屈の追跡者》を唱えて動き出すターンだから、そのターンにそれらを使わずに手札破壊に回すと展開があまりにも遅れてしまう事が多い。

最終的に、3枚の《精神背信》、1枚の《失われた遺産》、1~2枚の《知恵の拝借》にアクセスしたい。

cardruinouspath

《餌食》対《破滅の道》:どちらも長所と短所があって、例え同じマッチアップがあってもどちらが良いかを決めるのは難しい。クリーチャーもいるデッキ相手にすぐにプレインズウォーカーを殺す必要がある時(例えば白青のギデオン、赤いアグロのチャンドラ)には《破滅の道》が強い。《餌食》は1対2交換が出来る時やインスタントスピードが有効な時には強い。

普段は《破滅の道》が少しだけベター(ギデオンやチャンドラをいつでも殺せるから)だが、《餌食》にも3つの隠れたアドバンテージがあり、1-1で散らすか、もしかしたら0-2にする価値もある。第1に、対象が多い(エムラクールや《逆毛のハイドラ》)。第2に、オーメンダールを殺せる。3番目に、サイドボード後のゲームはインスタントの方が良いからだ。ミラーや霊気池の脅威が相手なら、インスタント(《殺害》や《闇の掌握》)は大体抜いて、ソーサリー(手札破壊)をサイドインしている、だからサイドボードにインスタントを増やしておくことで、昂揚を達成し、エムラクールに届きやすくなる。個人的には、1枚ずつが良い。

ゴンティ:ミラーマッチの時にゴンティを使っているのを見かけるが、僕は好みじゃない。接死が影響するマッチアップでしか役に立たないし、それはあまりない。大抵のゲームは単に無視してしまう(リリアナやエムラクール合戦になる)僕はむしろプレイしない。

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ニッサ対オブ=ニクシリス:アグレッシブになった方が良いから、ニッサの方がちょっとだけ良い。どちらもサイドボードでは素晴らしいが、例えば《霊気池の脅威》が相手なら、単純に相手を先に倒さないといけないこともある。ニッサは最初に見た時よりは思ったより良くなかったが、それでも相手を素早く倒す力がる。1枚枠がありているなら、1枚ニッサを入れたい。もし2枚枠があるなら、1-1で散らす。

垂直落下:コプター、《呪文捕らえ》、ギデオンの紋章込みのアヴァシンを倒す、対白青専用のカードだ。問題は、このデッキは既に白青に対して防御的に立ち回れるカードは大量に入っていて、噛み合わない回答を持つことは影響が多いから、今のところは0枚にしている。それでも悪いカードではない。

死の重み:これはアグロデッキ相手に昂揚を達成しつつ汎用性の高い回答として使える。好きではないが、1-2枚入れて良い。

節くれ木のドライアド:これも《死の重み》に近い。昂揚を目指すには弱いが、一度達成したらずっと良いカードだ。もし1マナ除去として使うなら、黒赤や機体デッキに対しては悪いが、サーチ出来て、《過去との取り組み》で回収して、《最後の望み、リリアナ》で再利用できるのは重要で、《逆毛のハイドラ》に対しても強い。そして殴り担当が必要ならコンボデッキ相手にサイドイン出来る。若干だが《死の重み》より強いと思う。

鞭打つ触手:これは《死の重み》のもっと良いバージョンだと思う。同じカードではないが、似たマッチアップに入るし、より大きなインパクトがある。皆がプレイするカードじゃないから、予想外の角度でゲームに勝てる。《鞭打つ触手》の使い方はこうだ・・・「もし相手が《屑鉄場のたかり屋》を使ってるなら入れろ。そうでなければ入れるな」。サイド後はアグロ相手に手札破壊と、時々《破滅の道》も抜くから、昂揚達成への貢献度も《死の重み》と変わらない。

不屈の追跡者:消耗戦に強いし、相手にプレッシャーを与えたい時にも使える。

推奨サイドボード

1:《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
1:《精神背信/Transgress the Mind》
1:《知恵の拝借/Pick the Brain》
1:《失われた遺産/Lost Legacy》
1:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
1:《生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force》
1:《節くれ木のドライアド/Gnarlwood Dryad》
2:《自然のままに/Natural State》
1:《人工物への興味/Appetite for the Unnatural》
1:《餌食/To the Slaughter》
1:《破滅の道/Ruinous Path》
2:《鞭打つ触手/Flaying Tendrils》
1:《ゲトの裏切り者、カリタス/Kalitas, Traitor of Ghet》

各マッチアップのサイドボーディング

ミラー

このマッチアップは別の記事で詳しく説明したから、それを見て欲しい。このリストでは、こうサイドボーディングをする:

(先手)

-1 精神壊しの悪魔
-1 墓後家蜘蛛、イシュカナ
-4 闇の掌握
-2 殺害

+1 失われた遺産
+1 約束された終末、エムラクール
+1 知恵の拝借
+1 精神背信
+1 不屈の追跡者
+1 破滅の道
+1 餌食
+1 生命の力、ニッサ

(後手)

-1 精神壊しの悪魔
-1 墓後家蜘蛛、イシュカナ
-4 残忍な剥ぎ取り
-2 殺害

+1 失われた遺産
+1 約束された終末、エムラクール
+1 知恵の拝借
+1 精神背信
+1 不屈の追跡者
+1 破滅の道
+1 餌食
+1 生命の力、ニッサ

対 白青

-1 精神壊しの悪魔
-2 最後の望み、リリアナ
-1 害悪の機械巨人
-1 過去との取り組み
-1 巡礼者の目

+2 自然のままに
+1 精神背信
+1 餌食
+1 破滅の道
+1 不屈の追跡者

このマッチアップでは、悪魔やカリタスなど《反射魔導士》《呪文捕らえ》に弱いクリーチャーを抜きたい。《残忍な剥ぎ取り》は(特に先手だと)カウンターより低いマナ域で動け、ギデオンに対する脅威になるから残したい。リリアナは素晴らしいとは言えないが、昂揚を達成するためと膠着した終盤のために残しておきたい(相手のカウンターを回避できる)、そして全員が防御的なカードを大量に持っているゲームなら、相手がカウンターを抱えたまま奥義に到達することも珍しくはない。後手よりも先手の時にプレイしたいカードだ。

サイド後はお互いが脅威を減らし受け身のカード(君は除去と手札破壊、相手はカウンター)を増やす。これはつまり、君のデッキからカードパワーを削り過ぎないように注意する必要があるということだ。君はプレッシャーを受けることも減るから、相手のカウンターをケアしながら動けると言う事だ。特に理由がない限り、単純に5ターン目にイシュカナを突っ込まない事だ。7マナまで待った方が良い。

このマッチアップでは前は《不屈の追跡者》は弱いと思ってたが、今はサイドボード後に良いと思ってる。《反射魔導士》や《呪文捕らえ》に弱いが、相手の一部のカウンターを避けて、サイド後に起こりやすい消耗戦にはアドバンテージを供給する。追跡者はゲーム1は弱いが、遅くなってカウンターを構えるゲームになれば、良くなる。

対《霊気池の脅威》

-4 闇の掌握
-2 最後の望み、リリアナ
-2 殺害

+1 精神背信
+1 失われた遺産
+1 知恵の拝借
+1 不屈の追跡者
+1 生命の力、ニッサ
+1 餌食
+1 破滅の道
+1 人工物への興味

《霊気池の脅威》と言っても種類があるから、このサイドボーディングは変わる。相手がプレインズウォーカーを入れて来ることも、カウンターを入れることも、《老いたる深海鬼》と《希望を溺れさせるもの》で殺してくる場合もある。

今のところ、ほとんどは赤緑型で、少なくともサイドボードからチャンドラを入れて来るだろうから、プレインズウォーカーを殺すカードはいつでも欲しい。もしプレインズウォーカーを見なかったら、《破滅の道》をゲーム3には抜いていい。《導路の召使い》のために除去を残して(その場合はリリアナを減らそう)も良いが、多くの場合はあまり気にならないだろう。

他にサイドインしたいカードは、手札破壊、追跡者、《人工物への興味》、《精神壊しの悪魔》、オブ=ニクシリスだ。とにかく相手を妨害するか圧力をかけるカードは欲しい。

対 マルドゥ機体

-2 精神背信
-2 不屈の追跡者
-1 最後の望み、リリアナ
-2 発生の器

+2 鞭打つ触手
+2 自然のままに
+1 節くれ木のドライアド
+1 ゲトの裏切り者、カリタス
+1 破滅の道

このマッチアップは終盤で勝てるように、相手を減速させるカードを入れたい、《死の重み》など軽い除去を持っているなら入れよう。《鞭打つ触手》が無いなら、リリアナや《発生の器》は残したい。

《人工物への興味》は入れたくはないが、相手が《熱病の幻視》を使うなら間違いなく必要で、代わりにリリアナを抜く。相手が厳密な白赤でマルドゥでない(つまり《屑鉄場のたかり屋》が無い)なら、《鞭打つ触手》は弱くなるが、それでも使いたい。

《餌食》もありだ。相手は間違いなくギデオンを持っている、しかし使ってなければ《餌食》は弱い、そして相手が持っていても昂揚が必要だ。あまりサイドインしたくないが、《スレイベンの検査官》を《鞭打つ触手》でどかせるなら、悪くはない。

人によってはアグロ相手にエムラクールをサイドアウトさせるが、間違いだと考えてる。君のデッキ全体がゲームを長引かせて、終盤で勝つように出来ている。エムラクールは勝ち手段だ。無ければ、多くのゲームでは除去ばかり抱えて、20ターン位にギデオンに殺される、それかデパラか、《街の鍵》で。黒緑を使う時は、どんな相手にもエムラクールはサイドアウトしない。

対 赤黒アグロ

-2 精神背信
-2 不屈の追跡者
-2 最後の望み、リリアナ
-2 発生の器

+2 鞭打つ触手
+2 自然のままに
+1 節くれ木のドライアド
+1 ゲトの裏切り者、カリタス
+1 人工物への興味
+1 破滅の道

ほとんど機体と同じだが、相手は《街の鍵》を使うから、ライフを守ることがより重要だ。ここでも《餌食》は好きじゃない。相手は弱いクリーチャーが多く、白赤のギデオンのようにチャンドラをたくさん入れることは無いから、白赤に入れてもこのデッキには入れない。《破滅の道》もこの相手に良くはないが、確実にチャンドラを殺してくれる。

対 コントロール

「コントロール」だけだと曖昧だが、グリクシスやジェスカイは入る。

プレインズウォーカー無し

-4 闇の掌握
-1 破滅の道

+1 精神背信
+1 不屈の追跡者
+1 約束された終末、エムラクール
+1 知恵の拝借
+1 生命の力、ニッサ

プレインズウォーカーあり

-4 闇の掌握
-1 害悪の機械巨人
-2 殺害

+1 精神背信
+1 不屈の追跡者
+1 約束された終末、エムラクール
+1 知恵の拝借
+1 生命の力、ニッサ
+1 破滅の道
+1 餌食

失われた遺産をコントロールデッキ相手に入れる人もいるが、相手がよほど勝ち手段が少ない時以外は良くない。相手に《停滞の罠》があるなら、それと青巨人も殺せる《人工物への興味》も入れて良い。

オブ=ニクシリスや追跡者のような消耗戦で勝つためのカードが必要だ。大抵は除去を抜く。もしカリタスなどのクリーチャーを見たら、除去を残しても良いが、カリタス以外も殺せるカードを残そう。例えば、《闇の掌握》はサイド後には入れたくない。

今日は以上だ!もしこの記事で書いてない心配なマッチアップがあるなら、コメントをしてくれよ!

(翻訳ここまで)

霊気紛争まで後2か月弱になりましたが、まだまだ残りのスタンダードも楽しんでいきたいですね!

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