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CFBより緑黒《過ぎ去った季節》コントロール解説を翻訳してみた

   

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多くの方々がフィンケル閣下の活躍で惚れたと思われる緑黒コントロール。
そこに更なる工夫を提案したReid Duke氏による解説がアップされています。
デッキの強みと弱み、プレイングにおける意識の持ち方を短くも丁寧に解説していますので、コントロールやミッドレンジが好きな方はメタゲームに注意して試してみてください。

原文はこちら
Seasons Past Deck Guide by Reid Duke

(翻訳開始)

環境で一番遅いデッキを使うというのは特別な楽しさがあるよね。相手をジワジワ苦しめて嬲り殺しにするのは快感じゃないと言えば嘘になる。それよりも君が生き延びてさえいれば絶対に勝てると自信を持てるのが大事だ。ゲーム終盤に強くなるということは、相手に攻めることを強制する。そうしなければ長期的に君が勝つからだ。

「過ぎ去った季節」は大量の軽量除去に《闇の誓願》と《過ぎ去った季節》による無限エンジンを加えた緑黒コントロールだ。
手札が無くなったら《闇の誓願》を唱えて《過ぎ去った季節》を探す。《過ぎ去った季節》を唱えてたっぷりの手札と《闇の誓願》を墓地から回収し、《過ぎ去った季節》はライブラリーの下に置く。すると、君はもう一度《闇の誓願》で《過ぎ去った季節》をサーチ出来る。
こうして墓地にある呪文を何度でも再利用して相手の希望を跡形もなく打ち砕くのだ。

今のスタンダードではこのデッキは一番遅く、どのデッキよりもゲーム終盤に強いデッキだ。青を含まないデッキが一番遅いコントロールというのも珍しいが、今の青には《過ぎ去った季節》に対抗できるドロー呪文は無い。赤緑ランプも終盤に強いが《無限の抹消》をループできれば勝てる。

《過ぎ去った季節》デッキを選ぶ理由である具体的な強みが2つある。

1つ目の強みは、相手の遅いデッキに勝てることだ。お互いに《強迫》を撃ち、クリーチャーや除去を交換してゲームが落ち着いて来たら、君は《闇の誓願》と《過ぎ去った季節》で大量のカードアドバンテージを手に入れ、相手を葬り去ることが出来る。

2つ目の強みは、《衰滅》と軽量除去(色を増やせば追加のリセット)を使い倒せることだ。白ウィニーやカンパニー系相手のゲームは「《衰滅》があれば勝ち、無ければ負け」という展開になりやすい。《衰滅》が自然に4枚入り、《衰滅》で死ぬ自分のクリーチャーは最低限にしたデッキは、それだけでイージーウィンが起こりやすいんだ。

★サンプルレシピ ジャンド《過ぎ去った季節》

土地 26枚
4風切る泥沼
4進化する未開地
5森
1山
8沼
4燻る湿地

クリーチャー 3枚
2ゲトの裏切り者、カリタス
1龍王アタルカ

呪文 31枚
3強迫
1精神背信
4闇の掌握
3破滅の道
4骨読み
2苦い心理
2光輝の炎
4衰滅
3闇の誓願
1ニッサの復興
2過ぎ去った季節

サイドボード 15枚
1強迫
1精神背信
1翼切り
1究極の価格
2森の代言者
2コラガンの命令
1巨森の予見者、ニッサ
1無限の抹消
2悪性の疫病
2ゲトの裏切り者、カリタス

このデッキは私はMagic Online Championshipに出た(4-3という結果になった)時のレシピだ。
プロツアーでは純粋な緑黒のレシピを採用してFinkelがトップ8に輝いた。どちらにも強みがあるが、私は赤をタッチするのが好みだ。

★赤を加える理由

《光輝の炎》は5枚目6枚目の《衰滅》だ。特定のカードが4枚だとすべてのゲームでたどり着けるわけではなく、マリガンもしたくない。6枚のリセットがあれば安心してゲームを始められる。これによって白ウィニーのマッチアップが素晴らしいものになる。《光輝の炎》はバントカンパニーや緑白トークンに対しても、少なくとも2体1交換は得られる強力なカードだ。

《龍王アタルカ》は特にプレインズウォーカーを多用するデッキに対して素晴らしいカードだ。青いデッキはよく《否認》《払拭》、そして《侵襲手術》を仕込んでくるが、アタルカには通用しない。

《コラガンの命令》は《帰化》よりも強力で柔軟なサイドボードカードだ。(《熱病の幻視》には気を付けよう)

そもそもこのデッキに赤を加える最大のメリットは赤いカードですらない・・・《苦い心理》だ!黒緑の場合は《骨読み》を引けたらデッキが良く回るが、そうでなければ十分な土地を並べ、適切な回答を探し、なおかつ中盤から終盤にかけて勝負を決めるカードを手にするという、一連の動きためのリソース確保が困難になる。

4枚の《骨読み》と2枚の《苦い心理》は確かにライフロスが痛いが、より確実に4ターン目の《衰滅》か《ゲトの裏切り者、カリタス》に繋がればアグロにも勝てるというわけだ。

★デッキの難しさ=平均以上

実際にはその一言では説明しきれない。大半のゲームはプレイングは難しくない。除去を連打し、《過ぎ去った季節》を唱える。そこから先はあまりにも差が開きすぎてプレイングはあまり関係ない。よほどの接戦か、完璧を求める場合はプレイングが難しくはなる。

確かに相手のトップデッキから自分の《過ぎ去った季節》ループを守るのは大変だ。相手が《否認》をトップデッキしていて自分の《過ぎ去った季節》が打ち消され、その後7枚連続で土地を引いて負ける?実際問題としてそこまで頻繁には無いだろう。

遅いデッキだからこそ、時間内に勝つというのは課題になるだろう。だからこそ、一度ゲームを支配したらプレイングの細かいところに悩み過ぎないことだ。ゲームが接戦のうちは占術や《闇の誓願》のサーチ先など慎重にプレイする。一度有利になったら、ペースを速めてゲームを終わらせよう。

★このデッキの弱点

このデッキは環境の中でも尖ったデッキにこそ強い。遅いデッキはカードアドバンテージで《過ぎ去った季節》に太刀打ちできず、速いアグロデッキは《衰滅》に弱い。

残念なことに、過ぎ去った季節は今スタンダードで一番人気の緑白トークンが不利になる。ギデオンは突破が困難だし(出来るだけ《強迫》や《精神背信》で落とそう)、アヴァシンや《荒野の確保》というインスタントの脅威はきつい。

《集合した中隊》メインのデッキは五分五分だ。《過ぎ去った季節》はクリーチャーデッキには強いが、瞬速の脅威とサイドからのカウンターはこちらに刺さる。黒緑サクリファイスは《ゲトの裏切り者、カリタス》が通るかにかかっている。

ランプデッキも《無限の抹消》をメインデッキに入れていなければ不利になる。
また、特定のカードや組み合わせがこちらに強く刺さることもある。《龍王オジュタイ》+《永遠の見守り》、《荒野の確保》、《ウェストヴェイルの修道院》、《現実を砕くもの》、《紅蓮術師のゴーグル》、《熱病の幻視》など。

★主要カードと枚数

《過ぎ去った季節》はこのデッキの最も重要なカードだ。多くのゲームが序盤に決まってしまう今のスタンダードで、このカードは最初の7枚には欲しくないし、2枚は引きたくない。デッキに入れるのは2枚がいい。引きすぎたくはないが、運悪くカウンターや《精神背信》で落とされることもあるだろう。相手が緑白などの手札破壊も打ち消しも無いデッキであれば、1枚はサイドアウトしても良い。

《闇の誓願》はエンジンの片割れだ。2枚引けば、1枚でシルバーバレットを探しつつ《過ぎ去った季節》も狙える。プロツアーでは4枚入れたが、それでも5マナのソーサリーは重く《集合した中隊》や《大天使アヴァシン》などをケアしたい場合もあるだろう。その場合は《苦い心理》の代わりに1枚だけ減らすのが良い。

《骨読み》「」《苦い心理》はこのデッキにとってパンとバターのような必需品だ!ドローを安定させて必要なことを行うリソースを確実に供給してくれる。

《衰滅》「」《光輝の炎》はおなじみリセット呪文。君の立ち上がりが遅くてもゲームを取り戻し、クリーチャーの大群に立ち向かう一番のカードだ。

《闇の掌握》、《究極の価格》、そして《破滅の道》は軽く、効率的で、《大天使アヴァシン》に支配された世界で必須のカードだ。

《強迫》と《精神背信》はクリーチャー除去が対処できないコントロールやコンボを処理する。特にカウンター呪文を持つ相手に《過ぎ去った季節》を解決する時に必要だ。

《ゲトの裏切り者、カリタス》はもともとサイドボードだったが、《集合した中隊》系のデッキが増えてから必須カードになった。《集合した中隊》を見たということは、相手のデッキはクリーチャーだらけで除去が少ないと判断できる。カリタスはこれらのデッキに対して流れを変えて戦場をあっという間に支配してくれる。カリタスはバントに有効で、緑黒カンパニーには凄まじくぶっ刺さる。

★デッキの選択肢

《ニッサの復興》はデッキの中心だと言いたいくらい好きだが、ゲームプランに不可欠と魔では言えない。しかしこれを唱えられるなら《過ぎ去った季節》ループがさらに強力になる。ライフゲインもこういう遅いデッキには必要な要素だ。

《無限の抹消》は《闇の誓願》と相性が良く、ランプ相手に必須で、黒緑カンパニー相手にも役立つ。ミッドレンジ相手にも《強迫》で見たクリーチャーを《無限の抹消》で叩き落す動きがあるかもしれない。ランプデッキが増えているようならメインに戻すが、今はサイドボードに入れておこう。

《悪性の疫病》はサーチ先として優秀で、今一番重要である白緑トークン対策になる。相手は必ず《ドロモカの命令》を持っているので、メインデッキに入れるのは駄目だった。相手が《ドロモカの命令》を減らし、こちらに《強迫》が4枚入るサイドボード後でこそ機能する。あと、《悪性の疫病》があるとカリタスでゾンビトークンを作れなくなることに注意だ。

さあ、これで全部だ。《過ぎ去った季節》は楽しくて強いし、自分なりにカスタマイズできる枠もたくさんある。赤以外の色も試したい?ぜひやってみよう!《闇の誓願》でサーチする自分だけのカードを探してみよう!《過ぎ去った季節》はスタンダードで最強のカードアドバンテージと、最高のコントロールの枠組みを提供してくれるだろう。

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