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【翻訳】回せ最新ガチャ!流行り出した赤緑霊気池の解説動画

   

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カラデシュのスタンダードは黒緑昂揚、白青フラッシュ、機体アグロで固定されるかのように見えました。しかし、改良された《霊気池の脅威》デッキが色々なところで結果を残し、メタに返り咲きました。前回に続き、このデッキをSeth Manfieldが回しています。

(原文はこちら)

Red-Green Aetherworks Marvel (Videos) by Seth Manfield

(動画)

(解説の翻訳)

しばらくの間、ティムール《霊気池の脅威》は《霊気池の脅威》を中心に組むデッキの頂点だった。しかし、もはやそうではなくなった。赤緑は単に《霊気池の脅威》デッキの中で一番なだけではなく、環境の全てのデッキでトップの一つだ。スタンダードでは白青フラッシュと黒緑昂揚に次ぐ第3の人気デッキになった!これは今までのこのデッキの立ち位置を考えてたらおかしいと思うかもしれない。メタゲームはバランスを取らないといけないし、このデッキは黒緑昂揚に有利なマッチアップを取れる、そしてそれは大きい。

サンプルレシピ 赤緑《霊気池の脅威》

クリーチャー13
4:《約束された終末、エムラクール/Emrakul, the Promised End》
3:《墓後家蜘蛛、イシュカナ/Ishkanah, Grafwidow》
4:《導路の召使い/Servant of the Conduit》
2:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
呪文25
1:《炎呼び、チャンドラ/Chandra, Flamecaller》
2:《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
4:《霊気池の驚異/Aetherworks Marvel》
4:《霊気との調和/Attune with Aether》
4:《蓄霊稲妻/Harnessed Lightning》
2:《コジレックの帰還/Kozilek's Return》
4:《発生の器/Vessel of Nascency》
4:《織木師の組細工/Woodweaver's Puzzleknot》
土地22
4:《霊気拠点/Aether Hub》
2:《進化する未開地/Evolving Wilds》
8:《森/Forest》
4:《獲物道/Game Trail》
4:《山/Mountain》
サイドボード15
2:《逆毛ハイドラ/Bristling Hydra》
1:《反逆の先導者、チャンドラ/Chandra, Torch of Defiance》
1:《コジレックの帰還/Kozilek's Return》
3:《自然のままに/Natural State》
2:《生命の力、ニッサ/Nissa, Vital Force》
2:《ヴァラクートの涙/Tears of Valakut》
2:《不屈の追跡者/Tireless Tracker》
1:《絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger》
1:《世界を壊すもの/World Breaker》

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これはアンフェアなコンボデッキだ。4ターン目のエムラクールを達成するのはそこまで難しくなく、即エムラクールが当たらなくても、起動しなおすエネルギーを供給する手段は間違いなく見つかる。デッキの他のカードは昂揚を達成するのに役立ち、フラッシュに対し《墓後家蜘蛛、イシュカナ》がどれだけ強いかはみんな知ってるよね。昂揚を狙えることももう一つのメリットは、s村クールを須田氏出来ることで、十分起こりうる。

このデッキの一番苦手なマッチアップは赤黒アグロのような超アグレッシブなデッキ、そして大量のカウンターを搭載したデッキだ。これらのマッチアップは悪いが、赤緑《霊気池の脅威》が絶対に勝てないというわけじゃない。サイドボードのプランが役に立ち、必要があれば消耗戦を勝てるフェアデッキに変身することも可能だ。

このリストは従来のものより少し変えている。《不屈の追跡者》を全部サイドボードに入れず、2枚をメインデッキに入れている。追跡者はこのデッキに完璧に相性が良く、手掛かりを生け贄に捧げて《霊気池の脅威》のエネルギーを補充する動きがすごく合っている。

黒緑昂揚は赤緑《霊気池の脅威》にとって有利なマッチアップの一つだが、ゲームがエキサイティングにならないという訳じゃない。マッチアップの中で殴り合うのはスタミナを食われる。ビデオの中でも脅威に次ぐ脅威でやり取りをし、《約束された終末、エムラクール》同士で戦闘をすることもあった。このデッキが有利なのは素早くエムラクールを唱えられる可能性があるという点で、それが出来なければ、勝ち切るのは難しい。

ミラーはかなり引きなどの変化で左右されるから、負けてもそこまで気分は悪くない。サイドボーディングで出来ることは多くは無く、《霊気池の脅威》にかかっていて、相手が先に、頻繁に引いて来たら負ける。この赤緑《霊気池の脅威》は本物だ。騙されてはいけない。日を追うごとに増えて行ってる。マジックオンラインでは溢れているし、紙のマジックでも間違いなく使われてくる。

読んでくれてありがとう。

動画内のサイドボーディング

対 黒赤アグロ

(先手)
-2 不屈の追跡者
-4 導路の召使い
+3 自然のままに
+1 世界を壊すもの
+1 コジレックの帰還
+1 反逆の先導者、チャンドラ
(後手)
-2 不屈の追跡者
-1 導路の召使い
-2 反逆の先導者、チャンドラ
+3 自然のままに
+1 世界を壊すもの
+1 コジレックの帰還

対 黒緑昂揚

(後手)
-2 コジレックの帰還
-1 約束された終末、エムラクール
-1 墓後家蜘蛛、イシュカナ
-3 織木師の組細工
-1 炎呼び、チャンドラ
+2 逆毛のハイドラ
+2 不屈の追跡者
+2 生命の力、ニッサ
+1 世界を壊すもの
+1 絶え間ない飢餓、ウラモグ
(先手)
-2 コジレックの帰還
-1 約束された終末、エムラクール
-1 墓後家蜘蛛、イシュカナ
-4 織木師の組細工
-1 炎呼び、チャンドラ
+2 逆毛のハイドラ
+2 不屈の追跡者
+1 反逆の先導者、チャンドラ
+2 生命の力、ニッサ
+1 世界を壊すもの
+1 絶え間ない飢餓、ウラモグ

対 赤緑《霊気池の脅威》

-4 畜霊稲妻
-2 コジレックの帰還
-1 墓後家蜘蛛、イシュカナ
+2 不屈の追跡者
+1 反逆の先導者、チャンドラ
+2 生命の力、ニッサ
+1 世界を壊すもの
+1 絶え間ない飢餓、ウラモグ

(翻訳ここまで)

長い間噛み合うデッキを見つけられず、プレビューの時の盛り上がりから一気に人気を落としていた《反逆の先導者、チャンドラ》が、ようやく居場所を見つけられたのは朗報ですね。

最大の敵は己自身というのか、ミラーマッチの運ゲー感をどう克服するかが課題になるかもしれません。

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